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戦後日本の赤い裏面史

◉但馬オサム氏による、戦後の在日コリアン(北朝鮮系と韓国系を含む民族の呼称として)の歴史と、日本共産党との強い結びつきなどについて、丁寧に解説されています。さっそく、親韓派や親北朝鮮派から批判されていますが、掲載された媒体を揶揄したり、レッテル貼りに終始していて、内容についての事実関係とかへの批判は、寡聞にして見掛けません。まぁ、できないというのが現実でしょう。

【「在日差別」と言う前に――ネガティブイメージを生み出した「赤い朝鮮人」たち【但馬オサム】】WILL

「朝鮮学校にも補助金を出せ」「在日朝鮮人に対するヘイトスピーチをやめろ」――昨今、あらゆる場面で「在日差別」を叫ぶ運動が左派リベラル界隈を中心にみられる。しかし、そのような″人権屋″たちは、朝鮮半島両国からの日本人に対するヘイトスピーチや反日活動にはダンマリ。祖国が日本に対して行ういわれなき反日ヘイトは棚に上げ、自分たちだけが不当に虐げられていると思っている方々には、ぜひ「在日」に対するネガティブなイメージをつくり上げたのは戦後の在日朝鮮人たち当人であることを知っていただきたい。

詳しくは、リンク先を読んでいただくとして。そりゃあ、こういう話は朝日新聞や毎日新聞や東京新聞には、載らないですよね。それは内容が間違いだからではなく、不都合な真実だから、ですが。

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■東スポと児玉誉士夫と反共■

経営危機が表面化した東京スポーツ、東スポですが。なぜ日付以外はデタラメとネタにされる東スポがなぜプロレスに力を入れるかと言えば。オーナーが右翼の大物・児玉誉士夫であり、東声会会長の町井 久之こと鄭建永と、山口組の田岡三代目の兄弟盃を実現したのが、児玉誉士夫だからです。プロレスの父・力道山が現在の北朝鮮地域出身の在日コリアンである点が、この背後にあります。

映画『仁義なき戦い』でも描かれたように、プリレスの地方興行はヤクザの重要な資金源でもあったわけで、ここに自民党副総裁の大野伴睦なども絡んでの、一筋縄ではいかない政治が絡みます。ヤクザやテキ屋を反共の防波堤にしたかった児玉誉士夫にとって、共産主義嫌いの力道山や、任侠系に取り込まれたり近しいポジションの在日系アウトローは、赤い朝鮮人へのカウンターとして、取り込んでおきたい存在でもあったわけです。

■少数派が全体の悪評を生み出す■

ここで思い出されるのは、鳥海不二夫東京大学大学院工学系研究科教授のデータ分析。別noteでも軽く触れましたが、池江璃花子選手への誹謗中傷に近いリプライを送ったのは、リベラル系アカウント群全体の中のごく一部の0.35%でしかなかったのですが、約7000のツイートの内の58.3%程度が応援で23.7%程度が辞退の要請ですから、1700弱が辞退要請。この内の80%ほどがリベラルにラベリングされるとのこと。

〝分析対象とした461アカウント中6.5%のアカウントが誹謗中傷に近いのではないかと思われるツイートを行っていました〟とのことなので、30アカウント弱ほどが誹謗中傷していたので、この中の24人ぐらいがリベラル系と考えることも可能ですが。まぁまぁ、いずれにしろ捨てアカで誹謗中傷してたアカウントの8割がリベラルで、悪目立ちしてたのが0.35%という部分は重要かと。

■変わりゆく在日コリアン社会■

けっきょく、左派の赤い朝鮮人も右派の黒い朝鮮人も、ある意味で特殊な存在であり、この人たちがかなり在日コリアンの悪い印象を増幅してしまったわけで。多くの在日コリアンは、平凡な日常の中で生きていて。悪目立ちする同胞を苦々しく思いながら、でも朝鮮総連が口利きすれば商売上有利だと思えば北朝鮮の出身でなくても総連に所属したりするぐらいには、したたかではありますが。

しかし北朝鮮が拉致を認めたら、あっさり民団に鞍替えする人が続出。下記記事によれば2015年末の時点で、朝鮮学校の在校生総数はピーク時の4万人超から6000人台に激減、朝鮮籍者は昭和45年の約29万人から約3万4000人にまで超激減です。逆に言えば、朝鮮総連系団体の活発な活動は、激減ゆえのセクト化・カルト化とも言えます。このまま、北朝鮮が崩壊すればそれさえも、消滅するのかもしれませんが。

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