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IWC脱退から変わったこと

◉反捕鯨を掲げる環境テロリストの話題を、すっかり聞かなくなってしまいましたね。2018年のIWC脱退宣言と、翌年の脱退も、国際政治に通じた安倍元総理の絶妙な一手でした。もっとも当時は「松岡洋右の国際連盟脱退と同じだ!」とか「日本は国際社会で孤立する」と、左派や出羽守は大騒ぎしたが…。実際は孤立なんかせず、南氷洋の捕鯨はなくなりましたが、沿岸捕鯨や排他的経済水域、公海の捕鯨で、各地の捕鯨は回る状況になりつつあります。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、クジラの素敵なイラストです。

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■安倍外交の絶妙な一手■

IWCの苦境については、以前もこのnoteで触れましたが。環境テロリストがすっかり大人しくなった今の状況は、剣kenn氏のアカウントによると、こんな流れのようです。八木景子監督のドキュメンタリー映画『ビハインド・ザ・コーヴ 〜捕鯨問題の謎に迫る〜』とか、映画が持つ ソフトパワーの力ってやはり大きいな、とは思います。映像による説得力というのは、まさに『百聞は一見にしかず』を証明しますから。

あらあら、事実なら自業自得ですね。自分は欧米の環境保護ってとても薄っぺらい、全体のバランスを無視したものだという印象が強いです。サメによる実害の増加に加えて、安倍晋三元総理の日豪関係改善や、中国の経済援助からの危なさが、世界に知れ渡り。さらに台湾有事が現実味を帯び、日米豪印戦略対話(Quadrilateral Security Dialogue、略称:Quad)による安保環境の変化で、日豪両国がかなり親密になったのが、とても大きいですね。

また豪州としては、自分の庭ぐらいに思っている南氷洋の、捕鯨をとても嫌っていましたから。日本としては、クジラの生息数も多く、利益率が高い南氷洋での捕鯨は諦めて、沿岸捕鯨というアメリカのイヌイットやネイティブアメリカンの民族文化保持の捕鯨と同じ理屈に摺り合わせと、絶妙な落とし所でしたね。 こと外交に関しては、倭王・帥升の後漢王朝への朝貢以来1900年ちょっと、これほど結果と存在感を示した宰相はいないでしょうね。

■反捕鯨エスノセントリズム■

反捕鯨という活動自体が、エスノセントリズム(自文化優位主義)によるものです。シェパードというと、シェパード犬をまさきに連想する人が多いですが。羊飼い=牧羊が、本来の意味です。キリスト教では迷える大衆を子羊に例え、ナザレのイエスを牧者に見立てます。牧師という言葉も、これに由来します。そして、環境テロリストは、信仰の杖を旗に用いています。聖書でヨナを飲み込んだ大きな魚を、クジラとして、神聖視しているんですね。

これに対して、環境テロリスト側は宗教に関係ないと言ってると、頭の悪い反論をしてくる人たちがいますが。松本智津夫が「ワ〜タ〜シ〜はやってない〜 潔白だ〜♬」と歌えば、潔白が証明されたと擁護されてたんですかね? それは信者の発想です。それを言ってた御仁、キリスト教徒でないと言いながら、Yahoo!質問箱やAmazonのレビューまで、キリスト教に対する批判や疑義には、あちこちに出張されていましたけどね。

IWCに関しては、こんな記事が実際、去年の10月に出ています。

再開された商業捕鯨は、無理に捕獲量を増やすことなく、「安ければ買う」なんて消費者は切り捨てて。高くても買うという客と、地場の消費者を大切にし、次世代に食文化繋いでいくことが大事です。これはマグロやウナギもそうで、畜養技術の研究と開発は継続しつつ、安いが正義の大衆迎合のマスコミを抑えつつ、キチンと漁業もコントロールし、大量捕獲・大量消費を変えていかないと。興味がある方は、こちらのnoteもどうぞm(_ _)m

■反捕鯨日本人活動家?■

和歌山県知事の、こちらのメッセージが長文ですが、反捕鯨活動の現状についてわかりやすく、また捕鯨の町である太地町を抱える県としての、捕鯨に関する考えが明確に述べられています。下記リンクをお読みすることを、おすすめします。環境テロリストがやってきた、太地町の住民を残忍無惨な悪魔化する手法は、実に卑劣なのですが。あるタイプの活動家と、とても似ているなと思った方も多いでしょう。現在は日本人活動家が、活動を継続しているようです。

そういう状況のもとに最近、3~4人の比較的若い日本人が県庁前に現れて、毎日数時間スピーカーを使って捕鯨反対を述べておられます。言論の自由とは言うものの、かなりの音量ですから、県庁の諸君の仕事の支障になっていることは事実であろうと思います。時々、大音声になる時があるし、届出の場所を違えて県庁に近づいて演説している時もあって、さすがにそれは違法だろうと警察が注意に行ってくれるようです。直接話をした人から聞くと県外から何時間もかけて来られているようです。

あ……(察し)。沖縄の、辺野古基地移転工事現場で、飛び交う関西弁。道路交通法に違反しているようにしか見えないパートタイム座り込みを、わざわざ東京からやってきて参加する一般社団法人代表とそのお仲間。何のことはない、あれと一緒ですね。県外からわざわざ やってくるとは よほど暇……時間的な余裕がおあわりなんでしょうね。素晴らしい情熱なのか、お仕事なのか、自分には判断できませんが。

■積極的無視が重要■

安倍晋三元総理大臣が、IWC脱退を決定した時。昔は 捕鯨基地として有名だった地元の山口県に対し、その意向を受けたものだという批判もありました。地場産業を守るのも、その地域から選出された代議士の、役目です。捕鯨自体は、九州の長崎や関西の和歌山、関東の千葉など、日本各地で江戸時代かそれ以前から、盛んに行われたものですし。捕鯨ではありませんが、こんなことを書いているマスコミもありました。いつもの揚げ足取り、ためにする批判です。

そういえば、仁藤夢乃Colabo代表も軽い気持ちで、温泉娘を燃やしたんでしょう。でも、全国津々浦々の温泉地と、そこに食材を売ってる農家や水産関係者、食材や観光客を運ぶ運輸関係者に、無自覚に喧嘩を売ったわけです。観光産業って、横のつながりが半端ではないんですよね。志位和夫氏のColabo擁護のツイートが、767万閲覧で2292イイネと、3000イイネにも行かなかったように。

これでサイレント・マジョリティを敵に回し、統一地方選挙で共産党大敗の遠因になったと、自分は思いますよ。けっきょく、ツイフェミによる表現規制のクレームと同じで、真面目に相手したのが悪手だった……ということですね。IWCを脱退したら、こんなにも事態がプラスに動いたんですから。『宇崎ちゃんは遊びたい!』が、ツイフェミのクレームに対し、朝日新聞や毎日新聞など朝刊5紙に全面広告を打ち、〝積極的無視〟をしたように。

ただの無視ではなく、相手の痛いところを突く。賢く 対処することが大事ですね。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ