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世界最大の淡水魚をメコン川で捕獲

◉世界最大の淡水魚は何か、議論が分かれます。アマゾン川のピラルクー、メコンオオナマズ、ヨーロッパオオナマズなどが候補として上がります。ピラルクーは体長3メートルで体重200キロほど、メコンオオナマズはそれより重い300キロほどとされますが。あんがい、学者が測定した信憑性のある記録は少ないようで。今回の淡水エイは、4メートル300キロで、文句なしに世界最大でしょう。

【世界最大の淡水魚捕獲 メコン川で体重300キロ―カンボジア】時事通信社

 カンボジア北部を流れるメコン川で先週、体重300キロの淡水エイが捕獲された。研究者によると、記録に残る中では世界最大の淡水魚だという。
 捕まったのは体長4メートルの雌。生態調査用の電子タグを装着された後、川に戻された。これまでの記録は2005年にタイ北部で捕獲された293キロのナマズだった。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、エイとネコのイラストです。

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このエイ、ヒマンチュラ・チャオプラヤという名前で、標準和名はないようです。過去には体長4.3メートルの個体や、600キロの体重の個体も見つかっているので、体長・体重・面積ともに世界最大の淡水魚というのは、動かないようです。エイの常として、シッポがちぎれて体長は3メートル級ということも多いようですが。

世界最大の淡水魚、他にもヨーロッパオオナマズが体長4メートルの体重394キロという記録があるようです。子供を飲み込んだ、なんて伝説も納得。ただ、オオチョウザメ(ベルーガ)はもっと巨大に。1827年にボルガ川の河口で捕獲された個体は体長7.2メートルの体重1476キロと、ヒマンチュラ・チャオプラヤの4.2メートル600キロを大きく超える、怪物級。

ただ、オオチョウザメは海水と淡水を行き来できる、鮭や鰻と同じタイプの魚類なので、純粋な淡水魚には含めない学者もいるようで。伝説では体長8.6メートルの体重2700キロという、ホオジロザメどころかシャチに近い体長のものも。中国で、鯉が激流で知られる山西省の黄河上流にある龍門を登ると龍になるという伝承は、チョウザメ説があるとか。

しかし、こういう巨大生物を見ると、ある種の神秘さを感じるのは、人間の本能なのか。ワクワクしますね。環境の悪化で、昔ほど巨大な個体が発見されないのは、残念ですが。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ


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