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ゼレンスキー大統領が国会演説へ

◉英国国会での中継演説などで、スタンディングオベーションを受けたウクライナのゼレンスキー大統領ですが。日本での国会でも、演説したい旨の打診があったそうで。これはそれだけ、ゼレンスキー大統領が日本という国の影響力を認めた上での、打診ですから。名誉なことだと思います。シェイクスピアのハムレットやチャーチルの言葉を引き、英国人を感動をせしめた、今や世界的な時の人。自分もぜひ拝聴したいです。

【“国会でゼレンスキー大統領の演説を” 日本に打診で対応検討】NHKニュース

ロシアによる軍事侵攻が続いているウクライナ政府から、日本側に対し、国会でゼレンスキー大統領の演説を動画で見る機会を設けてもらいたいという打診があり、自民党と立憲民主党の国会対策委員長が打診を受け入れるべきだという認識で一致しました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、西側諸国に支援を要請するため、イギリスなど各国の議会でオンライン形式での演説を重ねていて、日本時間の16日夜には、アメリカ連邦議会の上下両院の議員を前に演説することにしています。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、ウクライナ侵攻に講義するイラストです。

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■芸人は地頭が良くないと■

ゼレンスキー大統領は元芸人なのに云々と、揶揄する人がいますが。これは国立大学を卒業するインテリであり、そもそも欧米ではコメディアンは頭が良くないとできないという認識です。と言うか、日本の一流コメディアンだって学歴がないだけであって、地頭の良さはとんでもないです。当たり前です、人を笑わせるのってものすごく難しいことなんですから。5教科で測れない種類の、頭の良さというだけであって。

東大には毎年3000人以上、京大にもほぼ同じぐらいが合格し、誰もが認める超一流難関大学である旧帝国大学には合計で1万4000人ほどが合格します。全国には超一流の学歴を持つ人間が、70万人以上いるわけです。医師国家試験に合格し医師免許を持っている人間は32万人も全国にいます。でもお笑い芸人というのは、それより桁が一つ少ないわけで。芸人が頭が悪いという人は、きっと頭が悪いのでしょう。あるいはただの権威主義者。

■東欧三国もキエフ訪問へ■

ウクライナの隣国ポーランドのモラウィエツキ首相が、チェコとスロベニア両国の首相と共に、ウクライナの首都キエフを訪問するそうで。ロシアに隣接し、帝政ロシアからソ連時代まで、その苛政を知る国ゆえ、ウクライナ語やられたら次は自国、という危機感があるのでしょう。ゼレンスキー大統領に「欧州連合(EU)全体としてのウクライナの主権と独立への明快な支援」を伝達するとのこと。NATO(北大西洋条約機構)にも加盟している国の意思表示。

ポーランドはナチスドイツの電撃作戦によって侵略され、十歳以上の教育は禁止され、ポーランド人は自分の名前さえ書ければいい・500まで数が数えられるばいい、医者や弁護士などの知的階級を何万人も殺害されたほどの、愚民化政策を強いられたのですが。「それでもロシアよりはマシ」と言ってるわけで。ロシア人の占領政策がいかにむごたらしいか、わかろうものです。ウクライナはスターリンによる飢餓輸出で、数百万人から一千万人以上が餓死した訳で。

■立憲共産党のダメっぷり■

この件に関して、立憲民主党や共産党が反対するかも……とかいたのですが、案の定でした。さすがに、空気が多少は読めるようになったので明確な反対は打ち出せないようですが、それでもグズグズグダグダと遠回しに反対している模様です。中立性を保つのなら塗料にも演説させろ、とかいうのならともかく。社民党やれいわ新撰組の同行はよく分かりませんが、同じ穴の狢ではなかろうかと推測はつきます。

ちなみに、立憲民主党の泉健太代表のツイートが、こちら。……これはもう、今夏の参議院選挙は立憲民主党も共産党も、先の衆議院選挙に続き大敗を喫しそうです。

中道左派の有権者は、自民党が国民民主党に流れるでしょう。党派性でしかものを考えられない極左の方々は、自民党は極右政党なのになぜ中道左派が流れるんだ馬鹿め、とか思ってそうですが。自民党は、極右から中道左派まで、グラデーションが大きいですから。党本部の決定に上位で立つの、単色の共産党や、ラジカルフェミニズムに乗っ取られると立憲民主党よりもよほど、幅も厚みもありますから。

■お花畑平和論が終焉へ…■

もう、ロシアのウクライナ侵攻によって、戦後のマスコミ界・教育会でまかり通ってきたお花畑平和論が、一気に化けの皮が剥がれたという感じでしょうか? 憲法九条は盾でもなければ足枷でもない、ただの空理空論だったとばれちゃった。平和平和整えれば、平和は行ってくるわけでもなく。それはただの言霊思想、呪術の世界。むしろ、共産党の野坂参三の方がよほどまともな感覚を持っていたわけで。

アメリカも中国を牽制し、いよいよロシアの孤立は確実に。しかし、お花畑平和論の中で育ってしまった日本人の中には、現実に対応できずパニクったりバグったりしている人が多数。Twitterでもこんな意見を、見かけました。

プーチン大統領が北海道に侵攻する、政治的目的は? 目的もなくいきなり襲いかかってくる可能性は、なくはないですが。想定が非現実的で空想的。ウクライナにかなりの大部隊を投入して、さらに北海道に攻め込む理由が、まったく不明です。二正面作戦になってしまって、むしろロシアの敗色が濃厚になるでしょうに。対ドイツ参戦を伺っていたルーズベルト大統領にとっての、真珠湾攻撃と同じ。アメリカ側に介入の大義名分を与えるだけ。

■ビスマルクの国際政治論■

軍事というものをまともに論じず、戦争は悪いことだ・悪いことをやりたがるのは人殺しが好きな悪い人だ・悪い人は罵倒すれば戦争は起こらない、なんてお花畑三段論法で戦後ずっときたために、こういう支離滅裂の意見を、堂々と書いてしまう人間が出てきてしまうのでしょう。日教組とアカデミズムに救う赤い教師たちと、朝日新聞や毎日新聞に代表される赤いマスコミが、こういう事態を引き起こしたわけで。ことは軍事だけではなく、原発再稼働などの社会問題も含みます。

プーチン大統領の行動も、支離滅裂に見えますが。ジョージア紛争やらクリミア半島での成功体験から、ゼレンスキー大統領の側近は3年前からウクライナ侵攻を予想していた程度には、合理的な行動なのです。国際社会の表向きの理論とは別に、ヤクザの理論に近い行動原理が国際社会にはあります。鉄血宰相ビスマルクが、開国したばかりの明治の元勲たちの使節団に対して、語った部分は150年の時を経てもなお、真理です。

現在世界各国は親睦礼儀をもって交流しているが、それは表面上のことである。内面では弱肉強食が実情である。私が幼い頃プロイセンがいかに貧弱だったかは貴方達も知っているだろう。当時味わった小国の悲哀と怒りを忘れることができない。万国公法は列国の権利を保存する不変の法というが、大国にとっては利があれば公法を守るだろうが、不利とみれば公法に代わって武力を用いるだろう」

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