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地方に水素列車

◉水素列車。昔、弾丸列車構想なんてモノがありましたが。今でも、地方に行くとディーゼルの列車はけっこうあって、廃線になった故郷のローカル線は、ディーゼルでした。だから、都会に出るとパンタグラフの電車に驚いた物です。剣道の玉竜旗大会に出るために福岡に初めて行って、西鉄の電車を見たのが最初でしたか。都会では、そっちの方が便利なんですよね。排ガスも出ないし。で、ディーゼルエンジンの列車を、水素エンジンに代えていくという計画。自動車はまだ趨勢が見えませんが、船とか列車とか、大型の輸送手段は代替していって良いと思うんですよね。

【地方に水素列車実現へ、安全の敷石 30年度までにルール】日経新聞

水素燃料電池で動く鉄道車両のローカル線への導入に向け、官民が動き出す。地方で今も走るディーゼル車を水素列車に転換する。現行法令は列車での水素利用を想定しておらず、国土交通省が安全ルールをつくる。JR東日本が2030年度の運行をめざしており、鉄道分野の脱炭素を後押しする。

水素列車は屋根に設置した水素タンクから供給する水素と、空気中の酸素を化学反応させて発電する水素燃料電池を主要な動力源とする。二...

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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA046GN0U4A400C2000000/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、京都の梅小路公園の動態保存機だそうです、8620のナンバープレートが『無限』になっているとのことです。

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■船舶列車自動車飛行機■

そう言えば神奈川県も、ちょっと中心地を外れるとディーゼルエンジンの列車でしたね。30年以上前、厚木に住んでいたとき、JR相模線とかディーゼルエンジンの車両で、乗り降りのドアも押しボタン式で、驚いた記憶が。貨物用の、オレンジがかった赤い車両も見かけた記憶が。そういう意味では、世界的にもまだまだ、ディーゼルエンジンの列車は主役。輸出用としても、日本の車体は優秀ですし。列車の場合はレールの幅の規格が問題で、エンジンは割と柔軟というか。まぁ、メンテナンスを考えると、整備の人は大変ですが。

物や人の輸送手段としては、大量の荷物を安価に運べる船舶、船舶ほどの量は無理だがより高速で運べる列車、小回りが利く車両、高速だが運賃が高い飛行機と、4種類が主力ですが。良くも悪くも日本の鉄道網は優れていますし、大動脈。やはり日本国内のかなりの地域をカバーしてるのは、世界的にも希有なこと。鉄道オタクではないですが、各駅停車の方がスキなんですよね。もともと、車は乗り物酔いをするタイプなので、子供のころから苦手でしたし。地元のローカル線廃止は残念でしたが、それも時代の流れ。生き残った路線を大切に。

■第四世代原子炉と連携■

水素利用に関しては、自動車のエンジンが、どう動くか。欧米の電気自動車推しは、二酸化炭素排出量を減らす意味では、解らなくもないのですが。大規模蓄電技術や、克服しなければならない技術も多く。その意味では、エンジンそのものの原理的にはガソリン車に近く、燃料の保存方法が課題の水素エンジンは、その意味ではTOYOTAが推す理由もわかるんですよね。ただ、過渡期の今はハイブリッド車が、無難な選択のような。どの技術も、ちゃんと研究するTOYOTAの手法が、真っ当のような。で、水素に関しては、こんな記事も。

【次世代原子炉で水素製造へ 安全試験成功、28年にも実証】日経新聞

政府は原子力を活用した水素製造の実証を2028年にも始める。今年3月下旬に小型原子力炉の安全確認試験に成功した。水素は、50年に温暖化ガスの排出を実質ゼロにする目標実現に欠かせない次世代エネルギーだ。再生可能エネルギーだけでなく原発からもつくる技術を確立して民間の供給体制を後押しする。

国の日本原子力研究開発機構は3月28日、経済協力開発機構(OECD)と共同で次世代原子炉と期待される高温工学試...

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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0194X0R00C24A4000000/

このnoteでは繰り返し書いていますが、より安全性が高い第四世代原子炉の高温ガス炉は、その名の通りの高音を発するのですが、それは製鉄にも使えるほど。この高温を利用して、水素を生成したり、石炭を液化する技術も、ずっと研究されています。無能な方の菅元総理が、大洗のHTTRを止めたせで、研究がストップしてしまいましたが、再開されてさっそく、不慮の事故による運転停止の
を想定した実験でも、安全に停止し、メルトダウンが起きづらい構造を、証明しました。これは、発展途上国にも朗報でしょう。

電力は、まだ大規模に貯めておく技術はありませんが、夜間の余剰電力で水素にして貯蔵しておけば、一種の蓄電みたいな物。揚水発電みたいな物ですね。そうやって生み出された水素は、船舶に列車に自動車にと、利用範囲が極めて広いですし。もちろん、火力発電の燃料にも使えますしね。ここら辺の技術にも、期待したいです。水素とアンモニアの可能性については、今後もできるだけ扱いたいです。需要はあまりありませんが、ビューを稼ぐのが目的のnoteではありませんから。


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喜多野土竜
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