東京15区補欠選の選挙妨害で逮捕者
◉つばさの党なる政治団体は、2020年12月31日までの党名はオリーブの木という党名でしたが。代表の黒川敦彦氏は元々、政治家女子48党幹事長で出馬もしていました(落選)。それが、東京15区補選に党幹事長の根本良輔氏を擁立し、正当であることを盾に他党の候補者の選挙演説に、拡声器を持って乱入し演説を妨害するなど、問題行動を繰り返しています。こんなの2017年7月1日のJR秋葉原駅前で、安倍晋三総理の演説を徒党を組んで妨害した「こんな人たち」が出現したときから、危惧されていたことじゃないですか。案の定、としか言えません。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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■選挙妨害は言論の自由ではない■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。こちらの、荻野稔大田区議会議員の動画もどうぞ。こんなの、ただの暴力ですよね。肩を払っただけとか言い訳するかもしれませんし、裁判所はそう認定するかもしれませんが、こんなことを許していたら、もう民主主義は守れません。そのうち、選挙演説で乱闘なんて、どこの独裁国家だって状況になるのは、目に見えています。こんなのは民主主義のバグを突いた、道義的な問題です。自分は、津田大介芸術監督らの『表現の不自由展』でさえ、開催は認める立場でしたが、彼らはそうではないようです。
けっきょくこの問題、2017年の安倍総理への演説妨害から連続しているんですよね。その時系列を、まとめているポストがありましたので、以下に引用します。
この、北海道の件で、札幌地裁がおかしな判決を出したとき、ちょっと疑義を挟もうなら、汚い言葉遣いでやたら攻撃的な方々が、暴れまわっていた記憶があります。でも、この流れで警備が萎縮し、安倍晋三元総理の暗殺事件に。それでもまだ自分は、左派の良識に期待していました。政治的思想信条が異なろうとも、テロによる言論封殺など許されてはいけないと。そういう声が多数、左派からも挙がると思ったのです。でも安倍元総理暗殺に対して───
「でかした!」
「山●様」
「気の毒とは思ったけど悲しいとは思わなかった」
「自民党の長期政権が招いた事件」
「今回のような事件が起こりうる社会を作ってきたのはまさに安倍政治」
「暗殺が成功して良かった」
…良識を疑うコメントがネット空間に溢れました。2022年に、この国のリベラルは崩壊したと思います。残ってるのは、一部のまともなリベラルと、リベラルを自称するナニカ。
■今回の選挙には間に合わないが■
そんな中、数少ない〝まともな野党〟のひとつである国民民主党の、玉木雄一郎代表のポストも、転載しておきます。田中けん議員が選挙妨害について、国会で質問したそうです。こういう素早い動きが大事で、まずは問題提起。
議員立法は、どうなるかは解りません。今回の選挙には間に合わないでしょうえれど、今手を打っていないと、年内にあるかもしれない衆議院選挙で、こんなことが繰り返されたらたまりません。右だろうが左だろうが、選挙は資格がある人間は誰でも立候補し、自分の政策を有権者に訴え、民意を問うもの。有権者がその政策を聞くことを邪魔するのは、民主主義への挑戦です。
■ダブルスタンダードの斎藤議員■
そして、こちらは斎藤蓮舫議員の件。酒井菜摘候補だろうが乙武洋匡候補であろうが、政策を有権者に訴え、聞いてもらう。その上で判断してもらう。それが選挙の常道。アイツの言うことは気に入らない口を塞げとか、軍事独裁国家の北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)じゃないんですから。いや、そもそも体制批判する候補は、立候補さえできないか。
こちらも、ペケッターのツッコミと合わせて、引用しておきますかね。
自分たちは大丈夫で、向こうがやったらアウトとか、恣意的ですね。「あなたがすれば不倫、私がすればロマンス」なんてダブルスタンダードが通用するはずも無し。あの界隈、非対称性が~とか叫ぶのが好きですが。確かに内閣総理大臣には、批判というか罵詈雑言に対しても、相当の受忍限度が求められます。安倍晋三元総理は「こんな人たち」を訴えることはありませんでした。戦後民主主義を、尊重されていたので。でも、野党の国会議員であっても、権力者の側です。国民の付託を受けた。程度の問題であって、野間易通尊師と愉快な仲間たちを、ちゃんと批判しておくべきでしたね。だから、こうやって、ブーメランが飛んでくる。
繰り返しますが、酒井菜摘候補だろうが乙武洋匡候補であろうが、選挙妨害はダメです。
■朝日新聞の3年前の記事を読む■
朝日新聞は2021年3月17日の時点でさえ、まだこんな間抜けな記事を書いています。「支持者の喝采の代償に失ったものとは。」とか、新聞が文学青年崩れのような、情緒的な文章を書くときは、だいたい法治を蔑ろにして、都合のよう論を展開するときですが。はっきり言えば、ダブルスタンダードの駄文でしかないですね。「支持者の喝采の代償に(朝日新聞が)失ったものとは。」と、問いかけても良いのではないでしょうか? 部数とか読者とか、広告主と広告料とか、信頼と矜持とか、いっぱいあったと思いますよ? 知らんけど。
こちらのポストを、追加しておきますかね。
反ナチスで知られた、マルティン・二ーメラー神父の言葉の、パロディですが。次のファシズムは反ファシズムの看板を掲げて現れる……なんて言われましたが。けだし名言。
彼らの党派性や攻撃性、過剰報復を求める心情、選民思想、政権交代さえすれば万事解決のような安直な思考などがどこから来るのか、興味がある方はコチラのnoteもどうぞ。
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