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東京15区補欠選の選挙妨害で逮捕者

◉つばさの党なる政治団体は、2020年12月31日までの党名はオリーブの木という党名でしたが。代表の黒川敦彦氏は元々、政治家女子48党幹事長で出馬もしていました(落選)。それが、東京15区補選に党幹事長の根本良輔氏を擁立し、正当であることを盾に他党の候補者の選挙演説に、拡声器を持って乱入し演説を妨害するなど、問題行動を繰り返しています。こんなの2017年7月1日のJR秋葉原駅前で、安倍晋三総理の演説を徒党を組んで妨害した「こんな人たち」が出現したときから、危惧されていたことじゃないですか。案の定、としか言えません。

【街頭演説会で陣営男性を突き飛ばしか 暴行容疑で男逮捕 東京15区補選】産経新聞

 衆院東京15区補欠選挙に立候補している無所属新人、乙武洋匡氏(48)の街頭演説会で陣営関係者とみられる男性を突き飛ばしたとして、警視庁城東署は21日、暴行容疑で男を現行犯逮捕した。城東署によると、小池百合子東京都知事と国民民主党の玉木雄一郎代表が応援演説のため会場にいたが、乙武氏も含めけがはなかった。

 逮捕容疑は、21日午後7時過ぎ、東京都江東区のJR亀戸駅前の演説会場で、男性に暴行を加えたとしている。周囲が騒然とする中、現場にいた人が男を取り押さえ、駆け付けた署員に引き渡した。

https://www.sankei.com/article/20240421-UIICP7UJINNBJPJPSGAECO7PYQ/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。

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■選挙妨害は言論の自由ではない■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。こちらの、荻野稔大田区議会議員の動画もどうぞ。こんなの、ただの暴力ですよね。肩を払っただけとか言い訳するかもしれませんし、裁判所はそう認定するかもしれませんが、こんなことを許していたら、もう民主主義は守れません。そのうち、選挙演説で乱闘なんて、どこの独裁国家だって状況になるのは、目に見えています。こんなのは民主主義のバグを突いた、道義的な問題です。自分は、津田大介芸術監督らの『表現の不自由展』でさえ、開催は認める立場でしたが、彼らはそうではないようです。

選挙の姿か?これが。
本日は午後から東京15区の補欠選挙、乙武ひろただ候補の応援に。小池百合子都知事の応援中に選挙妨害で話題になっている陣営に転ばされました。
色々と言いたい事があったとしても、民主主義の根幹である選挙を歪めてよい筈がありません。

怒りもありますが残りの期間、しっかりとお訴えをしていきます。

https://twitter.com/i/status/1782012857951138147

けっきょくこの問題、2017年の安倍総理への演説妨害から連続しているんですよね。その時系列を、まとめているポストがありましたので、以下に引用します。

2017年安倍晋三総理が秋葉原での演説中に「安倍ヤメロ!」の大合唱の中、総理が「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と反論

野党が選挙妨害を問題視せず「こんな人たち」発言を猛批判

2019年参院選で安倍晋三総理にヤジを飛ばした男が警察官によって排除される

選挙妨害を問題視せず特定メディアがヤジで排除はおかしいと大騒ぎ

選挙妨害を問題視せず立憲民主党、共産党が警察の対応を批判

2022年札幌地裁で警察官による排除は「表現の自由などの侵害」と認め、道に88万円の賠償命令

警察が選挙妨害について慎重、及び腰になる

2022年安倍晋三総理が選挙演説中に暗殺される

2023年札幌高裁で警察官による排除は「表現の自由などの侵害」と認め、道に55万円の賠償命令

2024年東京15区補選で野党が「選挙妨害に遭いました」「誹謗中傷された」「カーチェイスにあった」と悲鳴。
警察は警告は発するものの、危害が加えられた又は危害が加えられる恐れがあるものを除き、迷惑行為に対する対応は慎重かつ及び腰

https://x.com/mi2_yes/status/1782281423761870937

この、北海道の件で、札幌地裁がおかしな判決を出したとき、ちょっと疑義を挟もうなら、汚い言葉遣いでやたら攻撃的な方々が、暴れまわっていた記憶があります。でも、この流れで警備が萎縮し、安倍晋三元総理の暗殺事件に。それでもまだ自分は、左派の良識に期待していました。政治的思想信条が異なろうとも、テロによる言論封殺など許されてはいけないと。そういう声が多数、左派からも挙がると思ったのです。でも安倍元総理暗殺に対して───

「でかした!」
「山●様」
「気の毒とは思ったけど悲しいとは思わなかった」
「自民党の長期政権が招いた事件」
「今回のような事件が起こりうる社会を作ってきたのはまさに安倍政治」
「暗殺が成功して良かった」

…良識を疑うコメントがネット空間に溢れました。2022年に、この国のリベラルは崩壊したと思います。残ってるのは、一部のまともなリベラルと、リベラルを自称するナニカ。

■今回の選挙には間に合わないが■

そんな中、数少ない〝まともな野党〟のひとつである国民民主党の、玉木雄一郎代表のポストも、転載しておきます。田中けん議員が選挙妨害について、国会で質問したそうです。こういう素早い動きが大事で、まずは問題提起。

田中けん議員が選挙妨害について岸田総理に質問。選挙活動の自由は妨害の自由ではなく、一定の規制が必要ではないか、またインプレ稼ぎやビュー数稼ぎについて、プラットフォーム事業者に何らかの責務を課せないかと提案。明確な返答はなく、国民民主党で法改正を検討します。

https://x.com/tamakiyuichiro/status/1782307599087747512

議員立法は、どうなるかは解りません。今回の選挙には間に合わないでしょうえれど、今手を打っていないと、年内にあるかもしれない衆議院選挙で、こんなことが繰り返されたらたまりません。右だろうが左だろうが、選挙は資格がある人間は誰でも立候補し、自分の政策を有権者に訴え、民意を問うもの。有権者がその政策を聞くことを邪魔するのは、民主主義への挑戦です。

■ダブルスタンダードの斎藤議員■

そして、こちらは斎藤蓮舫議員の件。酒井菜摘候補だろうが乙武洋匡候補であろうが、政策を有権者に訴え、聞いてもらう。その上で判断してもらう。それが選挙の常道。アイツの言うことは気に入らない口を塞げとか、軍事独裁国家の北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)じゃないんですから。いや、そもそも体制批判する候補は、立候補さえできないか。

【蓮舫氏も「選挙妨害」の被害!東京15区で次々と発生「街宣カーで追いかけられ誹謗中傷された」】よろず~ニュース

 立憲民主党の蓮舫衆院議員が21日、自身のX(旧ツイッター)を更新し「選挙妨害に遭いました」と報告した。

 蓮舫氏はこの日、衆院東京15区の補選(28日投開票)に同党から出馬している酒井菜摘氏の応援のため、東京・江東区を訪れていた。Xでは「今日はラストサンデー」と投票日まであと1週間であることを強調。続けて「立候補している他の候補者と陣営から街宣カーで追いかけられ誹謗中傷された上、停めた私たちの車の窓を激しく叩かれその動画を撮られる選挙妨害に遭いましたが負けません。」と“被害”を報告した。「他の候補者と陣営」については具体名は明かしていない。

https://yorozoonews.jp/article/15240433

こちらも、ペケッターのツッコミと合わせて、引用しておきますかね。

安部さんが執拗に演説妨害を受けていた時代は「演説妨害も表現の自由」なんてクソみたいな論を展開していたクセして、いざ自分に向いてくると被害者ムーブ。そんなん有りなん?

蓮舫氏も「選挙妨害」の被害!東京15区で次々と発生「街宣カーで追いかけられ誹謗中傷された」

https://x.com/takashikiso/status/1782251922168381778

自分たちは大丈夫で、向こうがやったらアウトとか、恣意的ですね。「あなたがすれば不倫、私がすればロマンス」なんてダブルスタンダードが通用するはずも無し。あの界隈、非対称性が~とか叫ぶのが好きですが。確かに内閣総理大臣には、批判というか罵詈雑言に対しても、相当の受忍限度が求められます。安倍晋三元総理は「こんな人たち」を訴えることはありませんでした。戦後民主主義を、尊重されていたので。でも、野党の国会議員であっても、権力者の側です。国民の付託を受けた。程度の問題であって、野間易通尊師と愉快な仲間たちを、ちゃんと批判しておくべきでしたね。だから、こうやって、ブーメランが飛んでくる。

繰り返しますが、酒井菜摘候補だろうが乙武洋匡候補であろうが、選挙妨害はダメです。

■朝日新聞の3年前の記事を読む■

朝日新聞は2021年3月17日の時点でさえ、まだこんな間抜けな記事を書いています。「支持者の喝采の代償に失ったものとは。」とか、新聞が文学青年崩れのような、情緒的な文章を書くときは、だいたい法治を蔑ろにして、都合のよう論を展開するときですが。はっきり言えば、ダブルスタンダードの駄文でしかないですね。「支持者の喝采の代償に(朝日新聞が)失ったものとは。」と、問いかけても良いのではないでしょうか? 部数とか読者とか、広告主と広告料とか、信頼と矜持とか、いっぱいあったと思いますよ? 知らんけど。

【批判者に反撃「こんな人たち」コロナ危機、安倍氏の代償】朝日新聞

 「こんな人たちに負けるわけにはいかない」。自らに批判的な聴衆に向けられた言葉は「友と敵」を分ける安倍首相の政治手法の象徴と受け止められた。支持者の喝采の代償に失ったものとは。

https://www.asahi.com/articles/ASP3H54ZRP38UTFK01P.html

こちらのポストを、追加しておきますかね。

安倍総理の演説妨害に喝采を上げた。反自民だから
安倍総理の暗殺に喝采を上げた。反自民だから
岸田総理の暗殺未遂に喝采を上げた。反自民だから
野党が選挙妨害を受けた。民主主義の危機だ。どうしてこうなった。

…一部野党界隈、本当にこれだもの。自分のしてきたことの意味を全く分かってない。

https://x.com/shirochichi0707/status/1782168675564576807

反ナチスで知られた、マルティン・二ーメラー神父の言葉の、パロディですが。次のファシズムは反ファシズムの看板を掲げて現れる……なんて言われましたが。けだし名言。

彼らの党派性や攻撃性、過剰報復を求める心情、選民思想、政権交代さえすれば万事解決のような安直な思考などがどこから来るのか、興味がある方はコチラのnoteもどうぞ。


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