見出し画像

戦車にも無人化の波

◉コレも時代の波ですかねぇ。アメリカ軍の最強戦車M1エイブラムスは、M1A2 SEPは63.2トンもある、まさに動く要塞。日本のコンパクトな10式戦車が44トンほど、90式戦車が50.2トンだそうですから、全然違いますね。でもそれが半分以下の27トンになり、9.83メートルの全長も約半分に。人間が乗らないと、そこまでコンパクトになるんですね。

【最強戦車も“ハーフサイズ”に 米開発「ミニエイブラムス」は使えるのか 無人化で変わる戦い方】乗りものニュース

M1エイブラムス戦車を半分のサイズにした戦闘車「ロボティック・カウンター・アーマー」のイメージが公開されました。無人だからこそ実現できるものですが、今後の展開はウクライナ戦争の行方に左右されそうです。

https://trafficnews.jp/post/125725

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、ポトリスのイラストですが、内容的にあっているので。

◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉

ただ気になる点もあって、無人機を別の場所からコントロールすると、そのパイロットは心を病むとか。実際の戦場のほうが、死の恐怖を感じて心を病みそうですが、現実はそうではないようです。そういえば昔読んだ本によると、戦前に徴兵された兵士の体験談として、最初は自分たちが戦場で戦えるのか、敵兵を殺せるなんてとても思えなかったけれど、実際の戦場では仲間が打たれた瞬間にスイッチが入り、コノヤローと無我夢中で戦っていたと。けっきょく、そういう状況だと戦場の非日常の中に、没入できるのでしょうね。

かのジャッキー・ロビンソンが死球を受けたとき、チームメイトが一体となって怒って、一気に偏見がなくなったそうです。日常と非日常のスイッチが切り替わる。ゲートボールをしていた老人たちが若者に襲撃されたとき、ビートたけしさんが昔は戦場で敵兵を殺していたのに、なぜ易易と殺されたのかと語っていましたが。戦場での特殊な精神状態と、日常に戻って庶民として何十年も過ごした精神状態と、一緒にはできませんね。自分も殺されるかもしれない状態での戦闘を、日常空間での殺人と一緒にする萌芽おかしいというか。

で、そういう場ではやはり人種的な偏見があった人間も、親友になれるようで。戦争という極限状態で、頼りになるのは仲間。ベトナム戦争でも、黒人か白人か関係なくなったようで、これはベトナム戦争の英雄・マケイン議員も、同様だったようです。また、マケイン議員は捕虜になって拷問も受けるという過酷な経験をしながら、戦後はアメリカとベトナムの友好のために奔走されたわけで。本気で殴り合った間柄だこそ、相手の力量を認められるのは、薩英戦争での薩摩藩と英国も同じ。硫黄島で奮戦された栗林中将に、敬意を持つ米兵も多かったとか。それが『硫黄島からの手紙』にもなったわけで。

話を戻して。そう考えると、無人戦車でもやはり、遠隔操作だと心を病む人が出そうですけどね。機動戦士ガンダムの、エルメス(ララァ・スン専用機)とファンネルのように。司令塔となる戦車はやはり有人で、戦場に身を置かないと心の変調をきたしそうですね。そうなると、空母と艦載機のような関係になるのがベストなのかもしれませんが。けっきょく戦争は、人間がやるものですから。先進国はどうしても、命の値段が高くなり、戦場に行くという人間は減ってしまいます。これは一人っ子政策の中国軍も同じ。そうなると、こういう研究は必須なんですが。

やはり最後は、覚悟を決めた人間の数って大事で。マフィアやヤクザが汚れ仕事を外国人にアウトソーシングしてたら、実際に切った張ったの修羅場をくぐり抜けた外国人マフィアが、シマを乗っ取ってしまったとか。そんなもんでしょう。山口組の四代目選びのとき、文子未亡人が指名したのは、経済ヤクザとして優秀だった山本広若頭ではなく、武闘派の竹中四代目。喧嘩が弱いやつはトップに立てないという、ヤクザの哲学。国際政治も戦争も、ヤクザのパワーゲームと似ていて、やはり人間が最後は物を言うのでしょう。個人の感想ですm(_ _)m

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ