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赤松健先生、参院選出馬へ

◉漫画家の赤松健先生が、来年の参議院選挙に出馬とのこと。個人的には、漫画家協会の改革から漫画図書館Zの立ち上げなど、実に精力的かつ的確な手を打っているので、応援したいです。しかしこの件を報じたニュースが「若年層の集票狙い」とか、失礼な見出しですね。元記事は共同通信の配信。朝日新聞などを退職した人間が流れているせいか、近年は左傾化が顕著な共同通信や時事通信ですから。

【自民「ラブひな」作者擁立へ 参院比例、若年層の集票狙い】livedoorニュース

 自民党が、来年夏の参院選比例代表候補として、「ラブひな」「魔法先生ネギま!」など美少女ラブコメディーのヒット作で知られる漫画家赤松健氏(53)の擁立を調整していることが分かった。若者世代に知名度の高い候補の擁立で集票拡大を狙う。複数の党関係者が16日、明らかにした。
 遠藤利明選対委員長は9日、党本部で赤松氏と面談し、立候補の意思を確認した。関係者によると、来週にも決定予定の第2次公認で、赤松氏の公認を発表する見通しだという。

ヘッダーの写真は表現の自由を守る会の会報表紙より。自分もいちおう、会員です。

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■赤松健先生への期待■

だいたい『ラブひな』は2001年に連載が終わってるので、若年層の集票狙いって、あなた。でもまぁ、20代から40代、50代の集票が期待できるのは事実。御本人も、Twitterのアカウントで、出馬の方向であることを、語っておられます。自民党本部で面談まで行ったとなると、かなり本気。けっきょくは出馬しなかった本宮ひろ志先生とは、違う選択をされたと言うことで。たぶん、出馬に併せて、今の連載はいったん畳むのでしょう。

さっそく、表現規制界隈が、愚にも付かない批判をグダグダと始めていますが。先の衆議院選挙で、ジェンダージェンダーと騒いでいたツイフェミ界隈が、票を持っていないのがバレちゃいましたから。逆に、山田太郎議員は54万票という、反表現規制の票があることを可視化しました。これって、スゴいことですよ? タレントとしてメディアで名前を売りまくった山本太郎氏が、比例東京ブロックで36万0387万票なんですから。

■左右中道の受け皿に■

もちろん衆議院と参議院、曲がりなりにも党首である山本太郎議員とは、山田太郎議員の得票は単純比較はできませんが。それでも荻野稔議員が言うように、赤松健先生が表現の自由で100万票を掘り起こすようなことになれば、これは影響が大きいです。票を持っていなかったツイフェミ勢やリベラル界隈とのコントラストが、クッキリとなるのですから。だからこそ、批判を始めてるのでしょう。

でも、そういう批判ばかりで建設的な提案がほとんどない、ツイフェミ勢を含むリベラル界隈が、若い有権者にほとほと呆れられてるという事実を、いい加減認めるべきでしょう。そうやって攻撃すればするだけ、「こういう人達が批判するということは、まともな人なんだろう」と思われる逆神状態を、認めるべきでしょう。仲間内でしか通じない理論で、ダブルスタンダードを指摘されても頬っ被りするその高慢さが、嫌われているのに。

■リベラル界隈の鵺化■

本来漫画家は、山本直樹先生やダーティ・松本先生らエロ系にリベラルが多いんですよね。これは、学生運動をやり過ぎた人間が、エロトピアやエロジェニカなど劇画系エロ漫画誌の編集者になった部分も影響してるのですが。エロ漫画は、既成の価値観やモラルを破壊する反体制活動の面もあるから。そもそも手塚治虫先生も、共産党支持ですし(だから国民栄誉賞ももらえない)。

本来は、自民党など保守系政党が表現規制派で、社会党や共産党がそれに反対する構図でした。ところが、矯風会のようなキリスト教系団体がなぜか左派に接近し、逆に表現規制をリベラル界隈が推し進めるという、奇妙な捻れが。キリスト教系全寮制高校を紐帯とするSEALDsや、彼らがAO入試を利用して入学したミッション系私立大学、そしてSEALDs結成直後にフロントマン奥田氏の実父が仁藤夢乃女史の社団法人Colaboの理事入りと、数年前から浸透が顕著。

結果的に、自称リベラルのはずが部分的に強烈な保守的思想を持つ鵺的な和製リベラルが誕生し、人工知能学会の表紙を皮切りに、志摩めぐみや宇崎ちゃんは遊びたい!献血ポスター、JAみかん、温泉むすめと放火を繰り返しているわけです。そして、これらに共産党系弁護士が加わるなど、もう訳が解らん状態。どうも、韓国のラディカル・フェミニズムの影響を感じられるのですが。第二共産党と化した社民党や全国フェミニスト議連など、不思議な連帯が。

■政策本位の政治家に■

こんな野党やリベラル界隈に、期待などできるはずもなく。山田太郎議員は自民党へ、ブレーンの赤松健先生も保守系与党の内側からの変革という、現実的な方向にシフトするのは、当然でしょう。本来は、中道左派の受け皿になるべき野党が、鵺的政党になり、でも全体としては極左になってるのですから。個人的には、国民民主党が立憲民主党のまともな議員の受け皿になり、与野党で超党派の表現の自由議連ができれば、それに越したことはないです。

赤松健先生に関しては、非常に地頭が良く、その上世間知にも長け、行動力も実行力もあると、評価しています。ただ、切れ者過ぎてちょっと警戒されちゃうタイプかな、と。大久保利通翁や石田三成タイプというか。大衆は有能で雄弁な切れ者を、無意識に警戒します。相手に逃げ道を与えて追い込みすぎない赤松健先生の手法も、見る人によっては計算ずくで怖いなぁと思わせるでしょう。

ただ個人的には、表現の自由関係に留まらず、経済や外交や軍事、ITや組織改革などでも、辣腕を振るえるタイプだと思っています。例えば細野豪志議員や柿沢未途議員らと上手く連帯して、自民党内で5人10人と仲間を増やしていければ、あるいは超党派の議連を立ち上げていければ、大きな力になるでしょうし。自分は期待しています。政策本位の政治家になってくれれば、中道左派も取り込めるでしょう。

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