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ホークスが来季から4軍制に

◉前々から噂はあったのですが、ついに公式に明言されましたね。自分はこれ自体は、良いことだと思っています。アメリカのメジャーリーグの場合、下部組織として3A・2A ・1A ・ルーキーリーグと、下部組織が分厚いですからね。そこから実力で勝ち上がってくる選手はやはり、レベルが高いですから。しかも、これらに含まれない独立リーグも各地に多数あるわけですからね。広い裾野は高い頂点を生む、です。

【ソフトバンク、来季から4軍制も 育成ドラフトで大量指名を示唆】西日本スポーツ

 ソフトバンクの永井智浩編成育成本部長兼スカウト部部長が10日、オンラインで取材に応じ、来季からの4軍制を始動させる予定について言及した。
 永井本部長は「来季から4軍制で進める予定ではいます」と説明した

https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/999259/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、福岡ドームの写真です。

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■MLBとNBAの育成の仕組み■

4軍制。これでホークスがまた、金にあかせて動いてると言う悪口を言う人も出てくるでしょうけれど。日本の場合は下部リーグが薄いんですよね。アメリカの3A とかのチームは、実は独立した組織なんだそうです。それがメジャーリーグ(MLB)のチームと契約しているという形式。なのでロサンゼルスドジャースなどは、実質6軍まであるんだそうで。やはり、大谷翔平選手の年俸のはどう見ても、日本とは桁が違いますね。

興味深いのは、アメリカのプロバスケットボール・リーグであるNBAの場合、選手の育成は高校や大学などのリーグが、大きな部分を担っているという点。ドラフトの指名数も極端に少なく、最初から高年俸。それだけ、高校大学のバスケットボールが大人気で、選手を育成する環境にあるということですね。日本の場合も、高校野球や大学野球、社会人野球に人材育成を頼っているという点では、NBAに似ているのかもしれません。

■育成方法の転換期■

しかし、日本では長引いた平成不況の影響もあり、社会人野球のチームは廃部が相次ぎ、少子高齢化で高校野球や大学野球の育成能力にも、陰りが出ていますからね。であるならば、メジャーリーグ方式で日本のプロ野球の、試合で選手を育成していくのが王道なのでしょう。サッカーのように、指導者に明確なライセンス制度がない日本の野球は、指導者が非科学的な練習を強いることもしばしばですし。

別途エントリーを立てて書くかもしれませんが、ホークスの場合は2軍でも黒字が出ているんですよね。これって、すごいことですよね。新幹線の駅はあるけれど、はっきり言って過疎地だったところにうまく誘致してもらい、土地代とかを安くあげつつ、二軍でもきちんと黒字を出す。つまりそれだけ地元にお金を落としているわけで。これは他球団も手本にすべきことだと思うんですよね。

■パ・リーグ8球団制への布石■

これは前々から書いていることですが。パ・リーグは一足先に、8球団体制に移行すべきだと思っています。もし日本で新たなチームを作るとしたら。候補地は静岡・新潟・京都・愛媛などでしょうね。しかしセパ両リーグが足並みを揃えるとなると、巨人戦利権を減らしたくないセリーグの各チームが、反対するのは目に見えています。であるならば、パリーグだけ先に8球団制に移行するのはあり。

そうなれば、セ・リーグに対しての優位性も、高まるでしょうし。3位以上がクライマックスシリーズ進出の価値も上がりますし、新規のフランチャイズによって、新たなファン層の開拓にも繋がります。ホークスの4軍制は、このエキスパンションに備えての、地ならしの面もあると思うのです。新球団には、パリーグの各球団から選手を譲渡する形で、船出をサポートすべきでしょうし。一時的に戦力ダウンしても。

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