見出し画像

日本へAUKUS参加打診

◉AUKUS(オークス)とは、オーストラリア(Australia)・イギリス(United Kingdom)・アメリカ合衆国(United States)の三カ国の頭文字を取った、軍事同盟のこと。インド太平洋地域の安全保障の枠組み、なんて産経新聞は書いていますが。日本の軍事同盟は日米安保のみですから、そこに外交力は世界トップクラスのイギリス、地理的にも近い英連邦のオーストラリアの軍事同盟に加わるとなると、大きいですね。

【<独自>AUKUS参加、米英豪が日本に打診 極超音速兵器など技術力期待】産経新聞

 米国、英国、オーストラリアの3カ国がインド太平洋地域の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」に日本の参加を打診していることが12日、分かった。極超音速兵器開発や電子戦能力の強化などで日本の技術力を取り込む狙いがあるとみられる。日本政府内ではAUKUS入りに積極的な意見がある一方、米英豪3カ国とは2国間の協力枠組みがあるため、参加の効果を慎重に見極める考えもある。
 複数の政府関係者によると、米英豪3カ国はそれぞれ非公式に日本のAUKUS参加を打診。極超音速兵器や電子戦能力のほか、サイバー、人工知能(AI)、量子技術などの先端技術分野で、日本の技術力との相乗効果に期待がある。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、世界地図と時差。

◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉

■横の繋がりと質の大事さ■

日本はなぜ、第二次世界大戦で敗戦国になったのか? こう言ってはなんですが、中国大陸では日本軍はほとんど負けていません。極論を言ってしまえば、世界最強国のアメリカに喧嘩を売ったから、というのが最大の敗因です。では、アメリカとだけ戦いを起こさなければ問題なかったか? そんなことはなく。要は世界的に孤立したのが大きい理由です。もっと言えば、仲間となる同盟国が、いなかったわけではないです。

しかし陸軍が推しまくった日独伊三国同盟を、朝日新聞などのマスコミが後押しして結んでしまい、世界的に孤立してしまった。同じ独裁政権だったスペインのフランコ政権は、ヒトラーと距離を置いたことによって戦後も延命し、フランコは天寿を全うした理由で。ある意味で、ナチス以上に最悪最強の成犬だったスターリンは、戦勝国として国際連合の常任理事国という地位まで占めてしまったわけですから。

■現実世界に復帰すべきとき■

そんなこんなを考えれば、軍事的な同盟国が増えること自体は、日本にとってプラスです。幸いなことに、日本自体は多くの国と友好な関係を結んでおり、これ自体は平和国家として、とても喜ばしいことではあります。しかし、核兵器を放棄し、軍縮をしたウクライナが、ロシアから侵攻されたように。平和というのは、軍事的な後ろ盾がなければ維持できないことを、プーチン大統領は暴いてしまいました。

それは同時に、憲法9条を守っている日本を侵略すれば、国際世論が許しておかないから他国が侵略するはずがないという、お花畑平和論も打ち砕いてしまいました。ソビエト連邦やロシア共和国が日本に侵攻しなかった・しない理由は、日米安全保障条約のおかげという、生々しい現実が浮かび上がってきたわけです。60年安保闘争・70年安保闘争で、学生たちが死に物狂いで反対した日米安全保障条約が、です。

この現実に対応できない左派の文化人たちが、浮き足立っていますが。

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ