ダンボール授乳室批判のズレっぷり
◉道の駅のダンボール授乳室が、何やら論点のズレた批判にさらされています。もともとこのダンボール授乳室は、善意の寄贈品であり、本来なら設置の予定がなかった存在です。それを、ここまで攻撃するのは、サイゼリアや4℃を必要以上に叩いていた人たちと同じで、自分たちが安く見積もられたと、勝手に吹き上がってるように思います。トイレがないところで簡易トイレがあったら、まずは感謝が先で。できればキレイな方がいいとか、常設がいいとか、そういうのは次のステップのはずなんですが。これでは、この値段なら寄付しようって篤志家は、萎縮するでしょうね。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、
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■費用対効果と優先順位■
天井がないとか、痴漢が心配とか、イロイロと意見は出ていますが。天井がないのは、どうも消防法の問題です。一般のトイレでも天井がないのは、換気の問題だけではないようで。痴漢の問題を言い出したら、それこそゼロリスク信仰。ダンボールと言っても、デモ隊が使うようなペラペラのものから、質が良いものまでイロイロです。実家の仕事で多種多様なダンボールを見ていますし、引越屋のバイトでシングルとダブルの違いとか、そこは経験していますので。これ自体、そこそこ以上の強度があるタイプで、日本のこういう技術、ダンボールベッドで寝ても潰れないような、強度があります。
伊是名夏子社民党常任幹事のエレベーター騒動と同じで、予算や費用対効果を無視したことを言えば、批判されて当然ではないでしょうかね? そりゃあ、mamaroの297万円の授乳室は理想ですが、地方の利用者も都会のように多くない道の駅では、いきなりそんなものは難しいです。善意で寄付してくださる方もいらっしゃる方もいるでしょうけれど、善意は期待するものではないです。予算がないと、それも難しい。道の駅は赤字のところも少なくないようですしね。毎日、わんさか授乳する人が来るならともかく、優先度が高いものは、もっと多いでしょうに。そんなことも考えられないのか?
伊是名夏子社民党常任幹事のエレベーター騒動も同じで、一基で億単位のエレベーターを、おいそれとは設置できないけれど、なんとか地元の議員が頑張って設置にこぎ着けたら、ここには設置されてないとか言い募って騒げば、そりゃ反発もされるでしょう。伊是名夏子社民党常任幹事の要望のようにエレベーター設置したら、赤字が倍増で廃線するところだって出ます。今回の件も同じでしょう。都会の黒字の路線と、地方の赤字路線とは違います。道の駅も同じで、黒字もあれば赤字もある。そこをすっ飛ばして、一律なんとかなるはずも無し。
■論点がグチャグチャ…■
反論されれば、もう為にする反論を繰り返して、論点が果てしなく拡散している印象です。それこそ、贅沢品か否か、そんなことを論点にしてるのは〝ダンボール授乳室〟で検索して100人ぐらいスクロールしましたがいませんし、いても少数派でしょうに。こういう、論点をズラして逸して拡散させて、根本のところをグチャグチャにする人間が、必ず出現するTwitter。しかもこの方、フォロワーよりフォローが多く、しかもフォロワーが3桁代前半という、典型的なタイプ。藁人形論法で極論を持ち出して、議論にならないタイプの典型例ですね。
話が拡散しすぎですし、論点がとっちらかっていますね。林さんの論点はそこじゃないのに。
林さんのほうが正論に思います(個人の感想です)。それを身障者差別とか、主語を大きくするのもいかがなモノか。 だいたい「こんなみすぼらしいプレゼントなんていらない」の方が、人の情として問題かと思いますが……。似たようなタイプがうちにも来ましたので、備忘録も兼ねて転載しておきますね。
2022年4月からTwitterを利用して34フォロワー……。他人に共感してもらえないのは、理由があるのではないでしょうかね? そもそも、寄贈だと解っているのかも疑問です。なんか、1993年の米不足のとき、タイ米を緊急で輸出していただいたら、不味いだのなんだのと、失礼なことを言ったことを思い出します。普通の商取引なら、まぁそういう意見もあるでしょう。長粒種を短粒種の調理法で料理する無知も、仕方がない面も。でも、日本が困ってるときに、緊急的に出してもらったものに、それはないだろうと。いわんや今回のダンボール授乳室、寄贈ですよ? 寄贈された側に失礼でしょうに。
■サイゼリア・4℃問題■
でも失礼という感覚がないから、mamaroの297万円の授乳室を寄越せというわけで。あてくし様はサイゼリアなんかで満足する安い女だと思ってるの? ドレスコードがある高級イタリアンぐらい連れていきなさいよ、と。あてくし様は4℃なんかで満足する安い女だと思ってるの? 銀座の高級宝飾品店ぐらい連れていきなさいよ、と。だったら、ドレスコードがある高級イタリアンに連れて行ってくれる彼氏や、銀座の高級宝飾品店でたっかい宝石買ってくれる彼氏を、見つけなさいよと。いわんや、あなたが贈られたものでもあるまいに。失礼でしょう。
いやあの、寄贈されたものにイチャモンつけるなら、寄付を募ってmamaroの高級授乳室の設置運動とか、建設的な提案するならまだしも。ちなみに、mamaroの297万円の授乳室を全国1209カ所ある道の駅に全部設置するには35億9073万円の費用がひつようです。一方、段ボール授乳室の2コマ型は7万9800円ですから、全設置で9647万円ほど。まさに桁違いです。けっきょく、そうやって8万円なら寄贈しようかと思う人の気持ちをくじき、授乳したいけれど何もなくて、物陰で授乳するしかない女性が出ても、この人たちはその責任は取らないわけで。
自分で寄付するか、クラウドファンディングで寄付を募るか、建設的なことをしたほうが良いと思いますが。
■最後の締めとして──■
さて、うちの相互フォロワーの女性が、的確なことを言っていましたので、こちらも締めに転載しておきますね。
ある意味、実験的においてみて、問題点の洗い出しや改良をしていくのが真っ当な態度であって、情緒的な反対論は建設的ではないです。むしろ、実験さえできず、かえってマイナスに。もうひとつ、コチラの意見も。
まぁ、そうなるでしょうね。知らんけど。北宋王朝の王安石は、数々の改革で新法をいろいろと作りましたが、これに反対する守旧派の大学者(資治通鑑の編者)の司馬光は、けっきょく反対だけして対案がなく。けっきょく効果を出していた青苗法などの新法さえも廃止しただけで終わり。これが、北宋王朝滅亡の遠因になりました。日本でも、これまた大学者の新井白石が、荻原重秀の政策を全否定して失脚に追い込み、結果的にデフレを招きました。ふたりとも、死後はお仲間の学者に称賛されましたけどね。
こういうお気持ち案件は、どんどん効力がなくなり、真っ当な反論が積み重なっています。コミュニティーノート機能で、ソースやエビデンスを求められる時代。サイゼリアや4℃での彼氏や旦那の恨みを、ダンボール授乳室に八つ当たりしてもしょうがないでしょう。イーロン・マスク改革で、ここがかなり変わった点でしょうね。そして、閲覧数の可視化で、16万閲覧で25イイねとか、大衆に支持されていない姿が可視化されましたし。願わくば、イーロン・マスクが途中で放り出さないことを。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ
売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ