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ファクトチェックのファクトチェック

◉さそく、日本ファクトチェックセンターが物笑いの種になっています。要するに、ネットの気に入らない意見を、中立の立場のふりをして検閲しただけですよね? 斜陽産業とはいえまだまだ影響力の大きなマスコミの件説を検証せず、ネット上の大して話題にもなってないような話題チェックして、社会にどれほど益するのやら。林智裕氏が日本ファクトチェックセンターに対して、挑発的な記事を書かれています。

【東京新聞の処理水問題「印象操作記事」を日本ファクトチェックセンターはどう考えるのか】現代ビジネス

東京新聞の一面トップで
《 東電、トリチウムを検知できない線量計で処理水の安全性を誇張 福島第一原発の視察ツアーで 》《「印象操作」批判免れず 》──。

2022年10月3日。東京新聞は一面トップとオンライン記事で、東京電力福島第一原子力発電所に溜められているALPS処理水に深刻な問題があるかのように報じた。

https://gendai.media/articles/-/100659

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ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、福島第一原発だそうです。

■新聞記者の傲慢■

報道機関は確かに、一定のチェックが入っている面はあります。これは出版業界に長くいる自分にしても、校閲部に寄って散々ダメ出しされてきて、プロの校閲マンの広い知識に教えられることは多かったです。でも、その優秀な校閲マンをしても誤字脱字の単純な見逃しは防ぎきれませんし、科学知識なんて専門家ではないですからね。専門家の間ではそんなの3年前にアップデートされてるよなんてことも、一般人はおろかそれなりの知識人や文化人でも、知らないほうが多数派でしょう。

例えば子宮頸癌ワクチンに関してはマスコミが、一時的な抗議を執拗に繰り返す一部団体やそれに影響を受けた個人の言説に同調して、先進国で日本だけ異常に低い接種率という状況を生み出しましたが。日本ファクトチェックセンターは、そういう部分の再検証なんてやらないんでしょ? それによって死ななくてもよかった命が、どれほどいたか。数百人から数千人の女性の命を奪ってしまったという自覚があるならば、むしろ大手マスコミ限定でソフトチェックすべきでしょうに。

■珊瑚は大切に♡■

日本ファクトチェックセンター、元朝日新聞出身の新聞記者が、リーダーのようですが。新聞記者特有のエリート意識、無自覚な無謬性信仰というやつでしょうね。植村隆記者による慰安婦記事の問題点を何十年も放置したり、プロメテウスの罠に対する内省がないから、ああいう傲慢なことを言い切ってしまうのでしょう。自分なんて、思い違いや初歩的なミスなんて日常茶飯事ですから、ここまで傲慢にはなれません。

そういえば、荻上チキ氏の番組でも、辻元清美議員や福島瑞穂議員の、ネットの噂話の検証をしていましたっけ。党派性丸出しがお約束。ネットにはゴミみたいな意見が多数出ているのは事実ですが、マスメディアと違って双方向性が担保されていますから。バカな意見や情報には、ツッコミが入りますからね。後藤田正晴の岸信介批判なんて怪文書も、すぐに元ネタが特定されて、まともな判断力がある人は、笑っています。

■あの人は今……■

何度も引用していますが、双方向性のネットメディアの登場によって、多くの若者はより多くの意見を幅広く見て、その中でニュートラルな意見に着地することが多いようで。それこそ、右でも左でも極端な意見に走るのは10%前後という、数字が出ています。逆に言えば80%の人達は、もちろんグラデーションはあるでしょうけれど、ある意見とその反論、再反論などを見てどちらがより信憑性があるかを判断しているわけです。

そうやって、極端な意見というのはサイレントマジョリティに弾かれていく。例えば2014年暮れに起きた大学院生リンチ事件も、加害者側やその仲間が数を頼んでネットリンチをさらに加え、力押ししてきました。裁判でも、暴行を加えた側の一人の、証言が曖昧な点を突いて加害を認めさせないという、部分的勝利は得ました。しかし、その後に祝杯を上げる様子をネットにアップして、急激に一般層からドン引きされているように見えます(個人の感想です)。長い目で見れば、極端な意見やそれを口にする人、集団というのは淘汰されるものです。

〝オープンレター〟という言葉が、ある特定の界隈を苦笑交じりに意味する単語になったように。ファクトチェックという言葉も、失笑交じりに口にする言葉になるのでしょうね。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ