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緊急避妊薬が処方箋なし試験販売開始へ

◉緊急避妊薬、11月20日から処方箋なしで、試験的に薬局での販売が始まるそうです。保守派なら、若者の乱れた性を促進するのかとか、言い出すのでしょうけれども。そういう目的の人もいるでしょうけれども、それは全体の中で必ず現れる、使用者のバグですから。お値段もそこそこしますし、日本薬剤師会に事業を委託しての試験販売ですから、妙な薬局にはそうそう回らないでしょうし。16歳以上18歳未満は、保護者の同伴が必須条件とのことですから。個人的な感想でしかないですが、運用は慎重に思えます。

【緊急避妊薬、11月20日から処方箋なし試験販売開始へ】産経新聞

 性交直後の服用で望まない妊娠を防ぐ「緊急避妊薬(アフターピル)」について、医師の処方箋なしでの試験的な薬局販売を11月20日に開始するよう、日本薬剤師会が準備していることが10日、関係者への取材で分かった。各都道府県で要件を満たした調剤薬局2~3店舗ずつ、全国計150店舗程度で販売する方針。

 厚生労働省が日本薬剤師会に事業を委託。関係者によると検討案では販売価格は7000~9000円を想定。16歳未満は試験販売の対象とせず、医療機関などを紹介する。16歳以上18歳未満は保護者の同伴が必須条件になる。

https://www.sankei.com/article/20231010-T346QBOUSVOVTMEQ6QI4ITJAAA/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メディカル関係用のイラストだそうです。わかりやすくて色目も良いですね。

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少子化を促進するという不安もあるかもしれませんが。自分は前々から書いていますが、少子高齢化は先進国の必然であり、永遠に右肩上がりの人口増は無理ですから、少子化に合わせた社会構造の変化を考えるほうが、建設的だと思いますし。それこそ、江戸時代のような人口3000万人時代も、未来ではあり得るでしょうし。高度成長時代のビジネスモデルは、もうとっくに通用しないんですから。税金の議論も含めて、そういう100年後の未来を見据えたビジョンが、必要なのでしょう。人類は、女性の自己決定権を尊重する方向で、社会を発展させてきましたし。

【東大フェミニスト名誉教授上野千鶴子氏、フェミニストが避妊薬認可に反対していた事実を隠す→当の活動家から歴史修正主義と批判殺到】Togetter

まとめました。

https://togetter.com/li/1761728

日本は、フェミニストが保守化して、「ふしだらザマス!」とか、食って掛かる案件が多すぎて。かつての中ピ連は、過激な行動でひんしゅくを買いましたが。あのときは、中絶とピルの権利を認めよという動きで、これ自体は女性の自己決定権の一部ですから。昔に戻せ、では問題は何も解決しないと、自分は思っています。温故知新は大事ですが、過去を美化しての復古主義は、王莽の新王朝や司馬光の新法廃止にしても、我が邦の建武の新政にしろ、水野忠邦の天保の改革にしろ、ことごとく失敗していますから。時代とともに社会は常に変わっているので。

「復古主義は必ず失敗する」というのもまた、歴史に学ぶことでしょう。

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