埼玉県虐待条例案は親学案件?
◉けっきょくは撤回になった埼玉県の虐待条例案ですが。アメリカとか欧州では、普通にある条例なので、埼玉県もいよいよ、誘拐が頻発するアメリカのような、修羅の国になりつつあるのかな…と思っていたのですが。あるいは、自民党にもLGBT法案で切り崩されたように、アメリカ崇拝の出羽の守がいるからなぁ……ぐらいに思っていました。反米と親米は、コインの裏表の面がありますから。両方ともアメリカへのコンプレックスが、根本にありますから。しかしどうも、そういう文脈ではなかったようです。同和問題に斬り込む、示現舎さんが報じています。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、小江戸川越の風景です。
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詳しくは、リンク先をぜひ読んでほしいのですが。示現舎さんのこういう突破力は、前々から言及していますが。ある意味で、保守系界隈の闇の部分や銭金の部分を、深く抉っっていく姿勢は同じですね。左派にも嫌われていますが、それだけ全方位に向かってるんですね。今回の件もなるほど、むしろ親学という、トンデモ系の国粋主義というか歪んだ保守主義、あるいは過去美化系の保守主義の動きでしたか。条例案を主導した自民党埼玉県議団の田村琢実県議団長も当初は、稲田朋美議員と近しい議員という文脈で、X(旧Twitter)上では語られていましたから。
実際は、親学系の人だった……と。親学については、ウィキペディアに項目がなかったので、『親学推進協会』の説明文を以下に引用。非科学的で復古主義的な情緒主義、まぁ的確な指摘ですね。
安倍晋三元総理の、周囲の取り巻きには文教族が多く、この人たちが親学・江戸しぐさ・EM菌といった、非科学的だったり実は歴史的にねつ造されたモノを、やたら推してるという共通点が有り。偽史学の原田実先生が、積極的に批判されています。自分もその尻馬に乗って、何年も前から安倍晋三元総理批判で言及しています。なるほど、アメリカ的な誘拐社会に備えるのではなく、間接的に女性を家庭に押し込めようという、指桑罵槐な政策でしたか。まさに非科学的で復古主義的な情緒主義、ですね。
健全な野党が健全な与党批判をしないと、けっきょくは与党も緊張感を失って、腐っていくんですよね。埼玉県といえば、共産党が水着撮影会にいちゃもんを付けて炎上したのですが。野党が腐ってると、与党も腐る実例ですね。もっとも日本の野党は戦前も、統帥権干犯問題を持ち出して、与党批判を繰り返していたら、軍部が政治に口出しする口実を作り、犬養毅は自分自身が暗殺される羽目に。自分は、こういうトンデモ保守が大嫌いなので、野党にはきちんと理論武装をし、ソース主義に徹し、是々非々で批判できる政策本位の政党になって欲しいのですが。自民党左派の方がリベラルな野党より、よほどまともという現実があります。
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