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MLBで両リーグDH制導入へ

◉いよいよ、MLBでもナショナル・リーグでDH制度導入ですか。これでアメリカン・リーグ、ナショナル・リーグ、パ・リーグ、イースタン・リーグ、ウェスタン・リーグ、韓国プロ野球とプロリーグの多くが導入していますね。世界的にはもう、国際大会でもあって当たり前。導入していないのはセ・リーグと六大学野球、高校野球など少数派になりましたね。たぶん、セ・リーグも数年の内に導入となるでしょう。なにしろ読売が、導入に積極的ですから。

【大谷翔平に朗報! MLB、今季から両リーグでDH制導入で合意】日刊スポーツ

MLBは今季からナ・リーグでDH制を導入することで合意したと、マンフレッド・コミッショナーが10日、発表した。
DH制は1973年にア・リーグで導入されて以降、ナ・リーグでも導入の検討が何度か行われたが、導入しないままだった。本格的二刀流でMVPに輝いたエンゼルス大谷翔平投手(27)は昨季、ナ・リーグ球場で行われる両リーグ交流戦では登板しない場合は代打出場に限られたが、両リーグDH導入でその制限がなくなる。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、ボストン・レッドソックス名物のグリーンモンスターです。レッドソックスはア・リーグのチームですけどね。

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■メジャー151年目の決断■

もちろん、頑なに導入しないのも一つの選択肢ですが、MLBでもNPBでも、交流戦などでDHありのリーグのほうが勝率が高いというのは、もう動かぬ事実。「DH制度を導入すると、野球がつまらなくなる」とかいう人もいますが。なら、パ・リーグやアメリカン・リーグの野球はつまらないんですかね? ずいぶん失礼な話ですよね。違いがあって良い、とかなら多様性という点で理解できますし、伝統を守りたいというのも、保守派としては理解できますが。

でも、アメリカン・リーグで指名打者(designated hitter:DH)制度が導入されたのって、1972年です。そう、もう半世紀の歴史があるんです。アメリカン・リーグの歴史が、1901年から。122年の歴史の中で、もう50年です。1876年に始まるナショナル・リーグの伝統を考えても、146年目の英断であると、自分は思いますよ? 1871年に始まる全米プロ野球選手協会の歴史からも、もう3分の1の期間、DH制度はあるのですから。

■攻撃野球で面白くなる■

DHがセ・リーグでも導入されれば、自分は攻撃的野球になって、面白いと思いますけどね。やはり野球は点取り合戦。1対0の投手戦も好きですが、やはり5対6とか8対7ぐらいに点が入るほうが、観てて楽しいですし。あと、カンニング竹山さんでしたかね、野球の試合は勝ち負けは覚えていなくても、その試合でホームランを打った選手は覚えている、と。たしかに、そういう部分はあります。野球の華といえるホームランがDH制度を導入すれば単純に20~40本増える可能性があるわけで。

ホークスの門田選手も、アキレス腱を切る大怪我から、40歳でホームラン王という夢を見せられたのは、DH制度があったから。そう考えると、自分はセ・リーグも導入されたら、反対派は消えると思いますよ? だって、パ・リーグからDH廃止論って、聞こえてこないでしょ? 世界の趨勢はDH制度。伝統墨守というなら、昔のアンダースローだけとか、8ボールで一塁へとかも復活させるのか、と。ルールは時代とともに変わる。そういうことなんですよ、たぶん。

■ルールは変わる、これからも■

経営者側としては、DH制度が導入されたら、高額年俸の選手がまた1人増えるので、sこが嫌なんでしょうね。でもそれは、ファンの側を向いていると言えるのですか? セ・リーグでも実は、DH導入を考えた時期はあるんですよね。それは、年齢的に衰えてきた王貞治選手の負担軽減のため。パ・リーグに先を越されたので、意固地になって否定してきたのですが。もしDH制度があったら、もっと選手寿命を伸ばした選手は多いでしょうね。松井秀喜選手とか。

自分などは将来的には、守備のDH制みたいなものさえ、導入される可能性を、否定しません。だって、打撃はからっきしで身長打率でも、守備は本当に天才的な選手っていますからね。ホークスだと、鳥越裕介さんなど。当時のホークスの強力ダイ・ハード打線で、唯一の癒やし系と呼ばれましたが。そこを補って余りある堅実で華麗な守備がありましたから、王監督も使い続けたわけで。指導者としても、ホークスの硬い内野守備の基礎を作ってくれました。守備のDHがあれば、もう5年は現役だったでしょう。

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