等身大ガンダム、一般公開

「このモビルスーツ、動くぞ!」
昨日の内にアップしたかったんですが。やはり、小学生の時に直撃した世代としては、胸躍るニュースですね。御台場の等身大ガンダムも感動したんですが、このガンダムは動きますからね。しかもありがちな、しょぼいカクカクした限定的な動きではなく、とても自然なポーズが取れるので。動きは遅いですが、倍速で再生された動画は、まさに動くガンダム。日本もまだまだ大丈夫と思える出来です。

富野由悠季監督が、小学校高学年から中学校までの6年間に好きだった物に一生こだわれ、とよく檄を飛ばされますが。テレビアニメが1979年から80年で、劇場版第1作が1981年3月14日に公開。『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』が1981年7月11日に、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』が1982年3月13日に公開と、まさに直撃世代ですから。41年の刻を経て、夢が実現しました。

■等身大の造形■

残念ながら、出版業界特有の年末年始の進行のバタバタで、しばらくは観に行けないのが残念ですが。でも行くなら、晴天に日にカメラ抱えて、昼から夜まで写真を撮りまくりたいですね。晴天白雲のガンダム、夕陽に照らされたガンダム、夜の静寂に光るガンダム、全部撮りたいです。既に内覧会などで見学できた人が、素晴らしい写真をあげておられますが、それとこれとは別ですので。なお、動画はコチラに。

なんて迫力でしょう。等身大が持つ存在感、実在感。ただ、等身大ゆえに実際の縮尺をそのまま拡大すると、ちょっと腕が短く感じるから不思議ですね。そう言えばミニカーのデザインも、実際の車の縮尺どおり小型化すると、寸が詰まった感じになるので、やや長めに造形するんだとか。実物を長く大きく感じてるので、手のひらサイズだと感覚が違うのでしょう。これも、実物を見るとまた違うのでしょう。

■大型造形物のリアルとリアリティ■

そう言えば、東大寺南大門の金剛力士像。運慶が総合プロデューサーで、快慶らが実作業にあたった傑作ですが。コレも最初は小さな雛形を寄木で作り、数倍の縮尺の木材に寄木で作り直して、約8.5メートルにも及ぶ巨大な阿吽の像。これもいったん組み上がってから、下から見上げることによって得る迫力を考慮して手のポーズを変え、乳首の位置を変えて胸の筋肉が大きく見えるようにし、眉間のシワも彫りを深くして凹凸の陰影を強調しと、修正したとか。

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また、ミケランジェロの傑作ダビデ像も、台座も含めると5.17メートルの巨大な大理石像ですが、写真で観るとやや下半身が細い印象ですが、これもさらに台座の上に置かれるので、観客は見上げる形なので、ミケランジェロはあえて目に近い下半身は細めに、目に遠い頭部は大きめに造形したという説があります。リアルよりリアリティ、とはこのことか。

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■設置期間延長を切実に希望■

自分の視野角に収まるか収まらないか、それって重要ですね。そう言えば、横須賀に寄港した原子力空母を学生時代に見かけましたが、東京タワー並みの巨大な大きさに圧倒されましたが、何より正面から見ると朝顔のように広がったバランスに驚きました。転覆しないのが不思議な感じ。でも、圧倒的な質量の大きさゆえ、同時にドッシリとした存在感を感じたモノでした。実在感とはこのことかと。

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展示期間が来年の3月31日までとのことですが。ふざけんな、ですね。来年、五輪が開催できるかはわかりませんが、もし開催できたら観光客は見たいでしょうに。現状では、2022年までに五輪は延期の可能性も高く、ならそこまで設置を延期しても良いでしょう。というか、観光地になるでしょうから3年なり5年なり、設置した方が良いでしょう。なんなら永年設置しても良いぐらい。いっそのことガンダム博物館を作っても良いぐらい。
どっとはらい



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