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岸田総理が原発再稼働へ向け審査の迅速化を明言

◉参議院選挙を乗り切るまでは、岸田政権としては原発の再稼働については明言しない方針だと思っていたのですが……言及しましたね。原発の停止は菅直人総理大臣が独断と偏見で断交しましたが、再稼働は原子力規制委員会という第三者機関によるハードルがありますので、おいそれとはいかないのですが。それでも大きな前進ではないでしょうか。

【岸田首相、電力確保へ原発再稼働 「節電は無理せず」】日経新聞

【エルマウ=竹内悠介】岸田文雄首相は28日、主要7カ国首脳会議(G7サミット)の閉幕を受けて記者会見した。電力の逼迫に触れ「供給力の確保に向けて最大限、原子力を活用する」と説明した。原子力発電所の再稼働について「審査の迅速化を着実に実施していく」と述べた。
全国各地での気温上昇を踏まえ「熱中症の懸念もある。無理な節電をせず、クーラーを上手に使って乗り越えてほしい」とも呼びかけた。

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、福島第一原子力発電所だそうです。

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■消極的な朝日毎日東京■

でもこれ、他のマスコミはあまり、大々的には報じていませんね。2日後にTwitterのタイムラインに流れてきて、知りました。試しに、〝朝日新聞 原発再稼働〟や〝朝日新聞 原発 岸田〟などで検索してみましたが、ヒットしませんね。もちろんGoogleの検索には反映されない、紙面の方では言及しているのかもしれませんが……。

左派系マスコミにとって、原子力発電所は憎っくき中曽根康弘大勲位や読売新聞の正力松太郎が関わった、さらに覇権国アメリカが子分となった国に与えた技術であって、消し去るべき悪として、攻撃し続けましたしね。なので彼らの中では、無能な方の菅元総理の決断は義挙であり、原発再稼働なんてとんでもないと、朝日新聞の三浦記者とか、福島を穢れた土地として、貶め続ける。

■崩れたリベラルの幻想と信仰■

しかし、ロシア連邦軍によるウクライナ侵攻によって、非武装中立論であったり、憲法九条の神通力がただの幻想でしかないことが、バレてしまいました。再生可能エネルギーは不安定で、太陽光発電は東詰は一気に発電力は落ち、風力発電は風が弱すぎても強すぎても使えず、これまた風任せですからね。そして、自民党の再生可能エネルギー利権も見えてきた。

原子炉夢発電というのは、スイッチを入れればすぐに再稼働というような代物でもなく。安定した出力を得る臨海に達するまで、時間もかかりますし。加えてこの10年間の稼働停止によって、現場の技術者や経験値がだいぶ失われてしまった面もあるようです。今から動いてもこの夏には全然間に合いませんから、冬場の電力消費不足に対する、対応が主目的。

■参院選の趨勢は決まった?■

ここで原発再稼働を名言したということは、政権的にも国民のエネルギー問題に対する興味関心は高まっており、ヒステリックな反原発派の批判も、参院選には大きな影響を与えないと見切ったからなのかもしれません。岸田総理は慎重居士ですが、それでもうかつな発言によって揚げ足を取られないように、かなり気を付けている部分は伺われます。

立憲民主党は、自民党に揚げ足取りのような批判を加えての得票にならないと気付いたのか、無能な方の菅元総理大臣など維新の会を批判する小冊子まで自作し、配って批判に余念がありません。政権交代どころか野党第一党から滑り落ちないために、野党同士の潰し合いに入っています。できれば立憲共産社民の得票が大きく減って、改憲に必要な議席が揃えばいいのですが。

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