北米コミックス/マンガ市場は3200億円
◉3200億円で、しかも成長を続けているのですから、魅力的な市場ですね。集英社など、海外への販路を強化しようという動きが見えますが。ジャンプとかの人気作品を、翻訳してほぼ日米同時にデジタル配信できたら、市場としては魅力的でしょう。個人的には、この3200億円市場が倍増しても、不思議はないと思っています。そこを見越して、既に動いてるプラットフォーム提供を目指す会社もあるでしょうし。北米市場、戦国時代です。
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■アメリカ市場の可能性■
アメリカ人は本を読まない……と言いますが。実際、映画文化が大きく発達して、本を読まない層が増えた部分はあるようですが。小説などに関して言えば、本を1冊読むよりも、映画化されたやつを見た方が、分かりやすく楽、という点もあります。本を読む、というのは能動的な行為ですが、映画を見るというのは 受動的な行為 なので。
とはいえ、読む層はやはり読むので、市場は大きいわけで。Amazonも、もともと書店がない地域のために本を届ける会社としてスタートしています。アメリカ自体、漫画市場も拡大しているわけで、結果的に専門店の売上を、一般書店が超えていますし。アメコミと呼ばれる、旧来の漫画市場に加えて、日本のマンガの翻訳が、市場を押し上げた面はあるようですが。
アメリカでの書籍の分類は、日本とはまた違う部分があるようですが。日本でも書籍と言った場合、ハードカバーの本のイメージがありますが。新書や文庫、ムック本などいろんな形態がありますが。雑誌の場合は 雑誌コードが必要で、こちらを取得するのはなかなか大変だったりします。アメリカの場合は、ペーパーバッグでの出版が盛んで、並製本の安価な本というイメージがありますが。
■マンガが安すぎる日本■
日本の漫画自体は、ヨーロッパなどではそれなりのお値段で売られており、子供が気軽に買うというよりは、誕生日 や クリスマスに親が買ってプレゼントする類の本の扱いのようで。ある意味で 日本の単行本は安すぎる面があり、1970年には240円から250円だった 新書本 単行本は2倍ぐらいにしか 値段が上がっていません。でもその当時 岩波新書は150円前後が当たり前の値段で、今は 750円ぐらいに上がっています。
岩波新書は5倍に上がっているのですから、漫画の単行本も本来は、1200円ぐらいになっていても不思議はないのですが。逆に言えばアメリカの 漫画単行本がグラフィックノベル として書籍扱いなのは、本来の値段に近い形で扱われているのかなと思ったりします。アメリカのように 高付加価値にしているのが、少子化日本での利益確保のために、必要な気はするのですが。安くないと売れないという強迫観念があるので。
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