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WACOMのタブレットがChromebook対応

◉小ネタですが、Chromebook推しの自分としては、こういう話題はちょっと嬉しいですね。もともとChromeOSとChromebookはGoogleが、低スペックでもサクサク動いてセキュアなノート型パソコンを提供しようという、Microsoft帝国に戦いを挑んだ意欲的な製品ですから。個人的にはDellとASUSのChromebookを使いましたが、シンプルなインターフェイスに軽快な動作、とても良いOSだと思います。

【WACOMの廉価タブレットがChromebookに対応したよ】ギズモード・ジャパン

Chromebookでもお絵描き。
Chromebookを使う学生さんには、特に気になるニュースです。WACOM(ワコム)の廉価タブレット「One by Wacom」がChromebookに正式対応しました。
WACOMのウェブサイトに記載されているように、同社の古いタブレット製品のうちいくつかは特定バージョンのChrome OSで動作しますが、ペン圧力の感度やショートカットキーなど、高度な機能が動作しないことがありました。しかし今回、One by Wacomが「Work With Chromebook」のデバイスとして、動作の認定を受けたのです。

GoogleのChromeOS搭載の高級機種ブランドPixelシリーズは、タブレット型のPixel Slateは撤退しちゃいましたが、自分が愛用しているASUS社のChromebook Flipは、タブレット型としても使える優れ物です。2 in 1タイプのChromebookもありますし。でも、普通のChromebookにWACOMの廉価なタブレットを接続できたら、使い勝手は上がるでしょうし。タブレットはタブレットで、専用機の方がけっきょくは使いやすかったりしますからね。

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■ChromeOSの操作性■

Chromebookの良さって、なかなか伝わらないのですが。Apple信者でMacユーザー暦四半世紀以上の自分としては、WindowsXPやWindows7やWindows10のインターフェイスは、未だに好きになれません。まぁ、10はずいぶんマシになったんですが。どうしても一手間多くて、直感的じゃないんですよね。その点では、ChromeOSのインターフェイスは、ある意味でMacOS以上にシンプルで、直感的なインターフェイスでもあります。部分的に。

ChromeOS自体がもともとがLinuxベースで、堅牢でセキュアなOSですし。お値段の安さもありますが、アメリカでは教育関係で人気が高まっていますし、天下を獲って欲しいと思っています。ChromeOSが天下を獲っても、たぶんMacは永遠の少数派として、独自のポジションを維持するでしょうし。GoogleはGoogleで、100%の信用はできないのですが、MicrosoftやAppleよりは、もうちょっと信用できる会社だと思うので。期待したいです。

■タブレット型の未来展望■

Chromebookは廉価のイメージが強いのですが。でも、PixelシリーズでCore i5や7Core i7搭載機も増えつつありますし、それに伴って、ChromeOS上でWindows用アプリケーションを動かそうという試みが、GoogleとParallels社との強力タッグで進行中。コレが実現するなら、〝Windows機でなければならない理由〟はさらに減じるでしょう。UNIXとしても使えるChromeOSは、大学教育にも適してます。CLIP STUDIO PAINTの対応もありましたし。

自分の中では、タブレット型がもっと普及して欲しいのですが、それはiPadファミリーでもAndroidタブレットでも、Windowsタブレットでも、Chromebookタブレットでも構わないんですよね。というか、WACOMの液晶ペンタブレットにはWindows10を最初から搭載した機種もあるのですが。このラインアップにChromeOS搭載型が生まれても、それはそれでヨサゲなんですが。イヤだって、CLIP STUDIO PAINTがサクサク動いて、ライセンス料がないって、魅力的じゃありません?

■雪崩を打つか?■

タブレット型の利点は、それ自体が人類最初のノートブックである石版のように、直感的に使えるんですよね。その直感的という点において、CLIP STUDIO PAINTなどのお絵かきアプリは、相性が良いわけで。WACOMの液晶ペンタブレットは、やはり業界のトップブランド。そこがChromebookと距離を縮めるなら、普及に拍車が掛かる……ならいいな、レベルですが。千里の道も一歩から。というか、もう普及のためにはけっこうな位置に来ていますし。

Chromebookはシェアが30%ぐらいまで到達したら、一気に雪崩を打ってWindowsのシェアを食ってしまう気がするんですよね。Microsoft Officeのシェアは圧倒的ですが、Microsoftとしては利益の出ないOS事業から撤退し、本来のアプリ屋とサーバなどのサービス会社として、生き残りをかけるでしょうし。けっきょく、OSは一部の商用OSを残して、Linuxベースの無料OSとその上で動く無料・有料アプリケーションの時代に、静かに移行していくでしょう。
どっとはらい


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