ゆるコンピュータ科学ラジオなど 感想

・2200字強

・感想といいつつ、気づきを述べるだけの回


・令和7年からの新入試科目「情報Ⅰ」を解いたら意外に盛り上がった#55

・令和7年から共通テストに追加される「情報Ⅰ」のテストを解いてる。今の学生ってこれが義務になってるのか、羨ましー! コンピュータサイエンスの教育は確実に良い方向に向かっているよ。

・本当に。100年後には、国会/内閣/裁判所の人間も全員がコンピュータサイエンスに触れている世代になるのであって、それは本当にいいことだと思う。ネ申エクセル問題がなくなっていますよう……


・【ガセも多いよ】コンピュータの父・ノイマンのヤバい逸話を紹介しまくる【ノイマン1】#74

・本を読んでいると、ネット上に乗っている学識は氷山の一角であることがわかる。ネットにある大体の情報は、書籍や論文のような一次発信情報を引用/加工された二次発信の情報だ。つまり、当然ながら誰かが二次発信していない全ての書籍や論文の内容には辿りつけない。

 ゆるコンピュータ学ラジオやその近隣のラジオは、やってることは全部「情報量の正確性を損なわずに難しい話を易しい話に変換するという」という二次発信なのであって、(学術的な)一次発信はしていない。が、それが良い。

・ネット上では、ソースを重視する人ほど安易な二次発信を避け、ソースを気にしない人ほど安易に二次発信する傾向にあるために、出典不明な俗説が大量に出回っていると思う。


・このラジオの二人の話は聞いていて本当に波長が合うので聞きやすいのだけど、理由の一つに「小難しい言葉を避けない」というのがあると思う。パッと具体例が出てこないけど、多くの人は日常会話において、小難しい言葉を意図して避けている節があるような気がしている。「英語の授業で、ネイティブに寄せて発音したら他のクラスメイトから気取ってると思われるので、意図してのっぺりした発音を心がける」という機微に近いと思う。



・人はなぜ見積りを失敗するのか。失敗の本質は○○【見積り1】#44

・すげー! 人間って見積もり能力めっちゃ低いんだな! これ、全人類が見た方が良いのでは?


・何かを解説するとき、「解説者+無知な聞き手」の2人による対談形式が最も解説に適しているのではと思っている。ゆっくり解説動画も、話者の人数を自由に増減できるのに、色々と研究された結果、「解説者+無知な聞き手」の2人の形に落ち着いている。

・1人に解説されていると、自分が聞き手になるので、「自分はこの人とコミュニケーションをとっているのだ」というセッションが脳内で開かれてしまって集中力が結構もっていかれるけど、「解説者+無知な聞き手」の2人による対談を傍聴しているとそうならないので、長時間聴ける印象がある。

・いつかの日記にも書いたけど、ネット上では「自分はこう言いたい」という主張をするとき「他人がこう言っていて、自分はこうリアクションした」という構文になおした方がウケが良いらしい。その主張を読んでどういう感想を抱くのが順当なのかがわかりやすいからだ。

・コメディドラマとかバラエティで「ガヤ」が面白さを引き立たせるのも同じ理由だろう。どうリアクションすればいいのかがわかりやすい。

・学校の授業も全部対談形式にすればいいのではと本当に思う。


・人は「右にあるもの」を好きになりやすい【ゆる心理学実験学ラジオ】

 これ、書き言葉でもあるかもしれない。私は割と書き言葉で「なかろうか」という語尾が好きなのだけど、これは流暢にタイピングできる位置にキーがあるからかもしれない。話し言葉で「なかろうか」って言わないしな。「徐々に」をタイピングするのは大好きだ。

 左手が酷使される「私」より、利き手だけで書ける「僕」を使いたくなることがよくある。なんなら私がよく使うパスワードもタイピングのしやすさが最高だ。教えないけど。


・おじさんとおじいさん、母語話者でも聞き分けられない【雑談回】#15

・生物は、目だけは透明にできないんだろうだ。光をキャッチしている分だけ光は減衰するためらしい。

 透明人間がいたら、目が見えないのかもな。



・人間が不合理な理由は、狩猟採集あるなしクイズでわかる【ゆる進化心理学ラジオ】

 AVがある状態が数万年続いたら、「AVに興奮して現実の性愛へ注力しない人間」が淘汰されて、AVに興奮しない人類になるかもしれないという説が出て、おもしれ~

 進化心理学、フェチだな。


・リスナーのあるあるが高度すぎて共感できない【おたより読む回】#47

・2の補数の説明うっっま。全国の情報の授業でこの動画を流してくれ。

・大体の教員は2の補数を説明するとき、それを思いついた人の思考プロセスまでは説明しないと思うのだけど、そこの説明が入ることによって2の補数への畏敬の念が生まれるよな。


・このチャンネル、毎回導入が上手い。導入のパターンの一つに「その回で語る主題が何かに類似しているとき、その類似している概念の話から始まる」というパターンがあったりする。

・「え、急に何?」という感情ってめっちゃ興味を持ってかれるんだよね。ゆる言語ラジオも、匿名ラジオも、笑点メンバーの自己紹介とかもそうだと思っている。関係のないトピックスから始まる所とか、急に歌いだす所とか、「○○って、○○ですよね」と直感に反することを言ってみる所とか、という謎からスタートするというのは一対多でのトークにおける基本テクなのかもしれない。


・おわり

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