【日記2024/7/12】読書感想文
・2200字弱。
・ユーモア川柳の作り方と楽しみ方
・全てのエンタメって繋がってるから。
さんまさんは舞台演劇と落語の経験があったからこそバラエティ番組の司会としても身体を使った笑いをとる能力があったわけだし、初代アニポケの脚本家である首藤剛志さんも、舞台ミュージカル作家だったからこそ「なんだかんだと聞かれたら~」をはじめとする小気味の良いフレーズをたくさん織り込めたわけなのであって、「任意の作品媒体においての技術」は、そのまま別の作品媒体にも応用可能なのだ。
というわけでね、ユーモア川柳の作り方の本をね、読んで行きたいと思いますけども~。
序盤から575の形になってない句を続々と紹介してるけど、良いの? 口に出して読んでも全然気持ちよくないんだけど。 川柳ってそんな無秩序短文エッセイでいいの?
「カバあくび するまでカメラ 構えてる」←こういうのすらキモいと思う。え、マジでインターネットで川柳作ってる人ってみんなこうだけど、できた川柳を脳内で声に出して読んだりしないの?
これだけイイネと思った。
ただ、自分の句をわかりやすく解説してるのはどうなの? せっかく575というシンプルな形におさまったのに、その何がおもしろポイントなのか解説しちゃっていいの? まあこれは川柳集じゃなくて技法書だからいいんだろうけど。
「おとうさんを」の部分、「とうさんを」とか「親父のを」に直したくならんのかな。何、私の感覚の方がおかしいの?
イイネ。
・結局、全体の1/3ほど読んだあたりで飽きてしまい、残りは斜め読みした。タイトルからして技法書なのかと思っていたけど、あまり技法については触れていない。川柳界隈の話や、川柳の背景情報の話をしながら、既存の句を紹介し、解説する。その繰り返し。
チンコ~~
・リアル脱出ゲームノベル The Only 1
すみません、個人的には星1です……
・ダンジョン飯(8巻まで読んだ)
・創作って嘘つき合戦だと思っているのだけど、嘘であればなんでもいいというわけではなくて、やはり無秩序な嘘よりも、より信憑性と納得性の高い嘘の方が面白い。フィクション世界の解像度が非常に高く、それ自体が面白い。通常、「物語は、設定資料集にしないこと」というのが創作の基本だとよく耳にするのだけど、ダンジョン飯は例外である。
・あと、普通に顔が良いね。マルシルが可愛い。
・7巻のセンシ、よかったネェ~~~~
・倦怠期の夫婦が大切なことに気づいた話 人間まおが描いたみんなの体験記 Kindle版
・ちゃんと面白かった。ずっと具体性がある。よく耳にするような、現実的な事例をたくさん描いている。作者は夫婦のどちらにも肩入れしていないような内容だ。
最後に、解決法が示されるパートがある。まさかこの絵柄の、無料の漫画で、核心をついた教訓を得られるとは思っていなかった。
・家族って権利義務を明確にしていたら成立しないと思うんだよね。
例えば「あなたの判断ミス(あるいは無能さ)によって私が不利益を被りました。損害を補填した上で、再発のないように勤めてください」というの、正論ではあるのだけど、その正論を互いに言っていたら共同生活はできないと思う。判断ミスや無能さは、なくすことができないため。
人間には「曖昧さを受け入れる能力」があるのだから、権利義務を曖昧にした方が生きやすいと思う。
権利義務を明確にするなら、子供は「子供は親の家事の手伝いをしなければいけないという法律はない」と主張していいし、親は「親は子供にお小遣いをあげなければいけないという法律はない」と主張できる。でもそれって、窮屈だと思う。
・よくTwitterでも、(共働きでなく、片方が主婦専業をしている場合の)家事はどっちがどれくらいやるべきか問題が議論になるよね。
なぜその議論が尽きないのかというと、「仕事と家事」という、定量的な比較が不可能である上に、あまりにも場合によりすぎる議題について、一般的な答えを出そうとしているからに他ならないと思う。
労働量が均等になった方が平和だとは思うけど、そのために「私の方が労働量が多いのだから、貴方は○○をして」ということを言っていいなら、それは無秩序になってしまうと思う。そんなの無限に言えるからね。
でも、よほど自明なときは言っていい気がするけどね。「私はノロウイルスで寝込んでるのだから、ご飯を用意してよ」とかね。
夫婦の労働量を厳密に均等にしたいなら、
このように疲労度の定量的な測定をして、それが等しくなるように分担すればいいと思う。
でも人間はもともと、「疲労度や、欲求の強さを表現する方法」を持っていると思う。それは「繰り返し言う」だ。
この繰り返しの応酬に先に屈した方がより疲労していない/欲求が弱いということなのではないだろうか。
違う気もする。
でも、世の中には「大して疲労していない(または、大して欲求していない)のに無限にしつこく言える狂人」もいるので、あまり客観的に正しいとは言えない。
・おわり
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