タイBLドラマ「Love By Chance」(ラブ・バイ・チャンス)感想〜タイBLの破壊力はすごかった〜

「タイに行きタイ」とかくだらないダジャレを、最近の若き女子たちがもはやダジャレではなくて本気も本気でつぶやいているのを皆さんはご存知でしょうか?

最近のタイBLブームを牽引したのは間違いなくドラマ「2gether」であることに異論はないと思います。
180cmオーバーのイケメン2人の繰り広げる顔面偏差値&スタイル偏差値が筑駒級に高いBLラブコメが、本国タイのみならずアジア圏の女子たち(男子たち)を夢中にさせている社会現象ですね。

しかしこの「2gether」のブーム前夜、本国タイでは数年前からBLドラマブームが、特に若い女性を中心に起こっていたようです。BLドラマが、若い俳優の登竜門のような(日本の仮面ライダーみたいな感じでしょうか)位置付けになってるとも。
そのブームの一翼を担ったのがBLドラマ「Love By Chance」(ラブバイチャンス)です。
この略して「LBC」は、アジア圏でも人気が出て、アジアにおけるタイBL第一次(?)BLブームを牽引していたようです。

今回は、わたくし個人がタイBLに沼るきっかけとなった本作について、その全て・・・とまでは行かずとも、自分が集めた情報&感想をこちらにまとめていきます。

広まれ、ラブチャンの輪!!!

1 Love By Chance(ラブバイチャンス)とは

LBCの概要は、こちらのサイトにあらすじ、相関図などがよくまとまっております。まずこちらを見てみてね。

ざっくりしたあらすじはこんな感じ。

ある日、国際学部のおぼっちゃま大学生ピートは、自転車に乗った工学部の学生エーと衝突してしまう。エーはピートを病院に連れて行き、それがきっかけで2人は友人になる。無骨だが優しいサッカー少年エーは、世間知らずなピートの世話を焼くようになり、ピートもエーに懐いていく。ピートが高校の先輩であるトランプから、ピートがゲイであることをネタにゆすられている所を助けてあげたりしているうちに2人は距離を縮めていく。
他方で、エーのサッカー部の友人キャンは、ピートのセレブフレンドのティンのBMWにひかれそうになる。その後も貧乏人を小馬鹿にするティンとそれに腹を立てるキャンは度々衝突するが・・・。

このエーピートの2人のラブストーリーがメインで、サブでティンキャンのラブストーリー(???)も展開して行きます。

日本公式Twitterもあるよ。

https://twitter.com/LoveByChanceJP?s=20

Wiki先生も見てみる。

『ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance』(ラブ・バイ・チャンス、タイ語: บังเอิญรัก、英語: Lov By Chance)は、MAME12938によるDek-D.comにて97%の評価を得る人気の小説『My Accidental Love Is You』を原作とした、2018年にタイで放送されたドラマシリーズである。シワット・サワットマニークンが監督し、偶然出会った何の共通点もない2人のラブストーリーを描いてる。 当初、チャンネル9 MCOT HDにて2018年5月27日より放送予定であったが、前日に放送中止が発表された。その後2018年8月3日より、GMM 25とLINE TVにて放送され、視聴回数は1億1,800万回を超えた。タイ国外でも視聴されており、東アジア・東南アジア、ヨーロッパ、アメリカ、ラテンアメリカの一部でも人気を獲得している。現在、ティンとキャンをメインとした続編が制作されており、2020年後半の放送を予定している。
*Wikipedia「ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance」より引用

Wiki先生が教えてくれるように、もともと放送予定日の前日に放送中止されて、お蔵入りの危機があったんですよね・・・。詳細な経緯は私は分かりませんが、同性愛描写のあるドラマだからということで、何か上から圧力があったとかないとか・・・WTF!??? こんな素晴らしいドラマを。全くとんでもねえな。守っていこう大切な作品たちを。

放送できてよかった・・・本当に・・・(涙)。
お蔵入りの危機を救ってくれたらしきGMMはグッジョブですわ。

見よ、この受賞歴を。

KoreanUpdates Awards 2018:アジアドラマオブザイヤー
KoreanUpdates Awards 2018:アジアのアーティストオブザイヤー (タナポン・スクムパンタナーサーン)
LINE TV AWARDS 2019:ベストキスシーン (タナポン・スクムパンタナーサーン とスパポン・ウドムケーオカンチャナー)
LINE TV AWARDS 2019:ベストカップル (タナポン・スクムパンタナーサーン とスパポン・ウドムケーオカンチャナー)
KAZZ AWARDS 2019:新人男性2019 (スパポン・ウドムケーオカンチャナー)
*Wikipedia「ラブ・バイ・チャンス/Love By Chance」より引用

「タナポン・スクムパンタナーサーン」はメインカップルの1人Ae(エー)を演じたPerthくんの本名。「スパポン・ウドムケーオカンチャナー」はPerthくんのパートナーとしてメインカップルの1人Pete(ピート)を演じたSaintくんの本名。
タイの人は本名がやけに長いせいか、愛称で呼ばれていることが多いようです。
しかし、BLドラマの男性カップルがベストカップル、ベストキスシーンを受賞するって・・・すごく・・・ええやん・・・。

ちなみに、Love By Chance(ラブバイチャンス)は、Amazon Primeで観ることができます!!!
全人類必修の物語やぞ

続編であるLove By Chance 2、もとい「A Chance To Love」が今年2020年の秋から放送開始しております!!!
日本では、現時点でリアルタイムで視聴するためにはVPNをつないだりしないといけないようですね?

こちらの「A Chance To Love」無念も無念なんですが、Pete役のSaint君が出演していないという、これ個人的には「世界終わったな」聖飢魔II感があるのですが、TinCanカップルがメインなのでそこが好きな人には辛抱たまらないドラマになりそうです。

Saintくんが出演していないのは、色々と大人の事情があるようです。本人インタビューなどを見る限り、本人は残念がってはいるものの「スケジュールの関係もあるし、制作側から(制作決定の?)直前まで知らされなかったし、仕方ないかな・・・」という様子でした。

▼LBC2のビジュアル

2 Love By Chance(ラブバイチャンス)のキャラクター&キャスト

このLBCにはカップルが豪華4組も出てきます(BLあるある・・・)が、メインカップルはAe&Pete(エー×ピート)、サブメインがTin&Can(ティン×キャン)、更にサブがTechno&Kengkla(テクノー×ケンクラ)、Tam&Tar(タム×ター)の2組。

基本、物語のほとんどはAePete(6.5割くらい?)で、TinCanが2.5割、残りの2カップルが1割くらいかな。

以下、メインキャラクター&キャストを紹介していきます。
メインの4人については中の人も紹介するよ(PerthSaint推し)。

⑴ Ae(エー)

▼ご本人インスタの中で、Aeにビジュアルの近いもの

サッカー少年のAeはガサツで乱暴なところもあるけれど、優しくて世話好きで頼れる漢。いわゆる俺様攻めの一種ですが、テンプレのスパダリ攻めではなくて背が低くて(と言っても長身のPeteに比べたら低いくらいで、特別低くはない*)そこまで「イケメン!!!」ではないのがイイね(Aeもちょっとそれは気にしてる)。
偶然知り合いになったPeteに対して、世間知らずでトラブルに巻き込まれがちな彼を放っておけない気持ちだったが、段々と友達以上の感情を抱くようになる。
Peteが誰か(主にTrump先輩)に絡まれていると、大抵の場合はなぜかタイミング良くそこに現れて激おこになるので、これが噂のスパダリや俺様系に標準装備されている、「好きな人の危機レーダー」か???
Peteに対してはとにかく優しくて何でもしてあげるし「俺がお前を守る!!!」「俺がお前を幸せにする!!!」なのでそりゃ惚れるわ(Peteも視聴者も惚れる)
*原作小説だと、Aeは167cm、Peteは174cm設定のようです。原作だと確かに低めですね。そして何と原作のPeteは48kg!!!WTF?!!Aeじゃなくても「飯を食え」と言いたくなる。

中の人:Perthくん(本名:タナポン・スクムパンタナーサーン)

▼LBCの活動中ですね

▼垢抜けてきたPerthくん

▼日本や!!

▼この写真めちゃ好き

2001年3月20日生まれ、178cm(LBCのときは174、5cmくらいに見えた。革靴を履いたPeteと比べてたからかな)。

▼インスタ

▼Twitter

LBC当時何と17歳のPerthくん(2000年代生まれ・・・)。LBCでのSaintくんとのキスシーンが初キスだとかいう話も(It`s a Beautiful World)。
こんな綺麗で可愛い人(しかも男だ)と初キスしてしまったら彼のその後の人生どうなってしまうん???といらない心配をしてしまうのですが。
目で語る演技がすごい上手で、「ほんまこの人ほぼ初ドラマの17歳なん???」と驚く。
非イケメン設定だが、普通に顔はカッコ良い。やや色黒で、かっこいいタイの人という感じ。特に最近どんどん垢抜けてカッコ良くなってる。とにかく目がすごい綺麗で、無邪気な笑顔がたまらない。
特にLBC2では、「イケメンじゃない」という言葉が何の説得力も持たないイケてるAeが観れる、とのもっぱらの噂なんですよ、奥さん。

Attractorというタイの芸能事務所に所属する俳優で構成される、「TEMPT」というボーイズグループの一人(このグループはメンバーが入れ替わったりしている)。
タイの芸能界の仕組みよく分からんけど、このAtttractorの俳優がLove By Chanceにざっくざく、沢山出てきます。
現メンバーはAe役のPerthくん、Can役のPlanくん、Techno役のGunくん、Tam役のTitleくんの4名です。

▼TEMPTの皆さま(TEPMT活動中はメイク濃いめ)

▼TEMPTのMV

⑵ Pete(ピート)

▼ご本人インスタ。Pete役のビジュアル。

ベンツの白CLS250*に乗って通学するおぼっちゃま君。加えて長身細身の王子様風イケメンだけれど、ゲイである自分に負い目を感じているせいか自己肯定感が低くて、常に控え目で慎重。自分をいつも助けてくれるAeに惚れてしまうが、自分の好意がAeに迷惑をかけるのでは、と悩む。
はみかみ笑顔がめちゃかわE。むしろかわF。・・・むしろかわX可愛いの最上級)。
おぼっちゃまらしく世間知らずで、Aeに出会うまで自転車に乗ったこともなかった。どうもトラブルに巻き込まれがち(受けさんあるある・・・)。
*ベンツの4ドアクーペで高級ラインの一種。価格帯はだいたい800万〜なり。

中の人:Saintくん(本名:スパポン・ウドムケーオカンチャナー)

▼ビジュアルが良いんだ。

▼前髪上げているカッコいい系ver

▼横顔がめっちゃ綺麗

▼あれ・・・天使・・・???(ゴシゴシ)パトラッシュ・・・

1998年4月17日生まれ 、181cm。

LBCのキャストの中で唯一、Wilipedia先生に項目があったので引用しておきます。

1998年4月17日にタイのトラート県で生まれる。曾祖父から中国名として「黄明明」(ホンミンミン)と名付けられる。 トラートトラガンクン校を卒業後、バンコクのアサンプション大学を卒業した。その後シーナカリンウィロート大学経済学部を専攻する。
幼少より様々な公共活動に興味を持ち、4年生から寺院を支援するグループに所属していた。高校から大学までの在学中にも様々なボランティアキャンプに参加し、2017年に社会貢献の優秀な若者に対する賞(รางวัลบุคคลแห่งสยาม เทพนาคราช)を受賞した。
*Wikipedia「スパポン・ウドムケーオカンチャナー」より引用

タイの芸能人あるあるで、Saintくんも中国系ですね。お母さんとか見るに、何となく裕福な家庭の出身なのかな。ボランティアに精を出す様子は、まさに「ノブレスオブリージュ」ってやつですかね。

▼インスタ

▼Twitter
twitter.com/Saint_sup

▼TikTok
tiktok.com/@saintsup1998

▼YouTube

▼MV(歌手活動。下は別ドラマ「WhyRU」シリーズOST)

とにかく可愛い顔のSaintくん。演技が上手なので騙されそうに(?)なりますが、ポワポワ〜としていて乙女なPeteと違って、ご本人は陽気で世話好きのお兄さん。演技、歌、ラップ、トークと何でも上手にこなす器用な人。
率直に話す、あまり裏表がないさっぱりとした性格ですかね。

可愛いベビーフェイスに181cmの長身で、可愛くもカッコよくもあり、何それずるい。
パッチリとした丸い目にぽってりした唇(唇が上:下=1:2の黄金比)、横顔はきれいなEラインで小さい卵型の輪郭、ヒゲはかなり薄くてほとんど生えなさそう・・・顔がほとんど丸いラインで構成されている、奇跡的なくらい女性的な顔立ち(&すんごい美人・・・)なのです。
ただし、眉毛はそこそこ立派で、額に限っては男性的なラインなので、前髪あるなしでだいぶ印象が変わります。
後、肌がすごい綺麗で色白。スキンケア、コスメ商品のプロモも行ってますが、Saintくんが宣伝していると普通に欲しくなるよ。*
*Sainくんの顔についてやけに細かく語る自分ちょっと怖い

ちなみに綺麗な男子あるあるで、可愛くて若々しいお母さんにクリソツです。

色んな商品のプロモを行っていたり、主役ドラマ(韓国ドラマ「Let`s Fight Ghost」(レッツファイトゴースト*)のタイリメイク版)の公開が控えていたり、BLドラマ出身の若手俳優の中でも出世頭の一人といって良さそうです。
というか男女ラブものでSaintくんの相手やるの中々辛そう・・・。すごい綺麗な女優さんとかだったら平気かもしらんが、あまり並びたくない感ある。
*和訳版だと「キスして幽霊!」という何ともダサ・・・微妙な邦題が付けられている。

BLドラマは、このLBCの後に「Why R U?」*というドラマでも主役を張っております。メインカップルの受けですが、乙女ちっくPeteと違って割と素のSaintくんに近い感じの役です。
「受け・・・なのかな・・・???」という感じでして、うん・・・誘い受け・・・ってやつかな・・・???
顔が可愛いだけで、中身はアグレッシブなんですよ、この子は。
LBCではかわXなSaintくんが観れますが、WhyRUでは小悪魔的でセクシーなSaintくんが観れるよ(タイに向かって全力感謝)。
*「Why R U?」もマジでDAISUKI。

もうグループが解散してるけど、「KissboysTH」というボーイズグループの1人でした。

ちなみにPerthくんとSaintくんとのカップル名はPethSaintとかPinSonと呼ばれています。
こちらの2人はLBCをきっかけにニコイチですごい人気が出て、何度かカップルイベントを開催していたりしてます(BLドラマのカップルの中の人たちでカップルイベントを開催したりするのがタイスタイル)。
ドラマと逆で、年上のお兄さんであるSaintくんがPerthくんを可愛がって色々とお世話を焼いていくスタイルのカップル。PerthくんはPerthくんで年上の綺麗なSaintくんに懐いている感じですね。2人は同じ大学に通ってます。

▼PerthSaint(ご本人たちのインスタにあまり2ショがなかった・・・Google画像検索で「PerthSaint」と検索すると素晴らしい写真いっぱい出てきます)*
*色々貼れたらいいんですが著作権を気にするタイプのオタクなので・・・

しかし、真偽のほどは分かりませんが、PerthくんのマネージャーとSaintくん側との確執*によって、あまり絡みはなくなってしまいました。

PerthSaintすごい好きなんですけどね・・・。また何か共演する機会があるといいですね・・・。

*Perthくんのマネージャーが、Saintくんの名誉を毀損するような噂を流したり、イベントなどに呼ばなかったり、といったことがあった、とか言われています(あくまでネット上での情報なので、真偽は不明です)。

⑶ Tin(ティン)

▼ご本人インスタ。Tin役のビジュアル

これこそTHEスパダリ俺様攻めなTin。家は有名セレブ一家(アメリカのカーダシアン家みたいな・・・???)で、Peteの白ベンツに対抗して黒BMWでクールに通学をキメる男。Peteと同じく180cmオーバーの長身イケメン。Peteのセレブフレンドだけど、おっとりしたPeteと違って貧乏人を分かりやすく直球で馬鹿にする今時珍しい感じの嫌な金持ち
Canとは度々衝突する犬猿の仲。しかし彼の素直さや友達思いの面にだんだんと惹かれていく。

身の回りにいたらあまり近寄りたくないけれど、ドラマで観ている分には目の保養になるキャラクター。

中の人:Meanくん(本名:ピーラウィット・アッタチットサターポーン)

▼オラついた顔が似合う

▼ここだけセントラルパーク@NYですか???

▼もはや腹筋にしか目がいかない

▼目がなくなる笑顔かわ・・・

1998年3月5日生まれ。180cm。

よく言われてますが、韓流俳優みたいな涼しげな目元の長身イケメンMeanくん。タイの人っぽさは全然ないですよね。俺様っぽい役が似合う。
Mean君も若手俳優の中でも出世頭の一人なのかな。「PlanくんとのペアでないともうBLは出ない」、と明言してるようです。
LBCの中だとほとんど笑わないですが、ご本人はもっと気さくな感じで、笑顔の時に目がなくなるのが可愛い。

ちなみにSaintくんと同じく、「KissboysTH」のメンバーでしたよ。
Kissboysの活動の時に、Saintくんに日本のエロ雑誌に付いているDVDを渡そうとしていたので、個人的には敵だと認定している(MeanSaintの2人並びの見た目の素敵さは認める)。

⑷ Can(キャン)

▼ご本人インスタ。Can役のビジュアル

Aeのサッカー部の友人。落ち着きがなく、トークが止まらない。常にキャンキャンと吠えている子犬系男子。基本的に難しいことは考えない。人の気持ちの機微に鈍くて頭はそんなに良くないが、素直で友達思いのいいやつ。甘えるのが上手で、いつもサッカー部のキャプテンTechNo(テクノー)にご飯をたかっている。
自分や自分の友達を馬鹿にするTinのことがムカついてしょうがない。

近くにいたらうるさそうだけれど、ドラマで観ている分には可愛くて、愉快なキャラクター。

中の人:Planくん(本名:ラッタウィット・キットウォララック)

▼かわ〜〜〜あざとい

▼垢抜けてきたPlanくん

▼LBCキャストの仲間たちと

1997年2月19日生まれ。177cm。

Canとはだいぶ印象が違うPlanくん。飄々とした感じでクールですよね。頭も良さそう。このご本人の雰囲気すごい好きなんだな〜。
どうでも良いことですが、Planくんの本名(ラッタウィット・キットウォララック)めっちゃ可愛いな???

Perthくんと同じく、どんどん垢抜けて綺麗になってる感じです。
また、Perthくんと同じく、TEMPTのメンバーですね。

MeanくんとPlanくんの2人のカップル名を「2wish」と呼びます。わかりやすいファンサービスなどはあまりしないものの、現実でも仲が良い2人のようです。

▼2wish

⑸ Techno(テクノー)

後輩にいつもたかられているサッカー部のなめられキャプテン。
ちょっと鈍いけどいい人。可愛い系キャプテン。

⑹ Kengkla(ケンクラ)

友人の兄であるTechnoの腹黒ストーカー高校生。
おそらくノンけで恋愛ごとにも疎いTechnoを落とすべくあれこれ策略を巡らす。
正統派イケメンなのに、腹黒ぶりっこストーカーというこのギャップに萌えよ。

⑺ Tam(タム)

義理の弟であるTarのことが好きでしょうがないお兄さん。
兄弟の距離感という概念を自らぶっ壊していくスタイル。
多分すごくいい人。

⑻ Tar(ター)

義理の兄であるTamを大切に思っているものの、とあるトラウマのせいで兄との関係を進めることができない。
まあ可愛い。Peteが陽の可愛さなら、陰の可愛さというか・・・そんな感じ。

*紹介の詳細さにだいぶ熱量の違いがあり、すいません・・・。

3 Love By Chance(ラブバイチャンス)の魅力とは

⑴ ちゃんと作られたストーリー、魅力的なキャラクター

基本的に商業BL漫画のテンプレを集めてそのまま映像化しました!!!というのがラブバイチャンスです。しかも、伝統的なBLのテンプレに習った、平成BLの実写化であります。

後、そこから派生したタイ(大学生)BLのテンプレもあるみたいですが(アクシデントキスとか)。

タイBLドラマは元々、日本のBLに薫陶を受けたタイの女子が自分たちでも自家発電・・・もとい製作をはじめたタイのBL小説が原作になっているものがほとんどです。

日本のBL→タイのBL小説→タイのBLドラマ→日本などアジアへ

というエコシステム。LBCを観て、「日本の商業BLまんまじゃん!!」と思うのも、なるほど理由があるわけですね。

ちなみに、こちらのLBCの原作小説「My Accidental Love is You」(の一部)は、英訳verがkindleunlimitedで読めるんですよ。
こちら読むと、「あ、割と(ドラマは)原作小説そのまんまだな」って感想です。

そしてLove By Chance(ラブバイチャンス)は、単にテンプレ的なだけではなく、ストーリーがちゃんと作られていて、キャラクターたちがみんな人間らしくて魅力的です。
基本的にAePeteに焦点を当てた作りも安定感があって、話があっちこっちに取っ散らかるということもないので安心して話に没入することができます。
特に、AeとPeteにそれぞれ感情移入しやすい作りになってるかなと思います。

AePeteに焦点を当てたゆえか、後半のTinCanのストーリーは説明不足感がありましたが、これは「A Chance To Love」で補完するよ!!!ということでしょうかね。

⑵ メインカップルAePete(エーピート)の魅力

何と言っても、LBCはメインカップルAePeteの魅力ですね。TinCanカップルも人気があるけど、わたしはAePete派。

まず、とにかくPeteを演じるSaintくんが可愛い。この一点だけでこのドラマは観る価値あると思うんですよね(イキりがちなオタク)。
Peteの説得力ですよ。Peteという役を違和感なく演じられる役者って容姿含めてあまりいないと思うんですが、見事にハマり役で演じています。別にゲイではない(少なくとも自覚的にゲイではない)男性であるAeが惚れる相手としての説得力!!!
元々ゲイとかバイではない男性が男性に惚れるというのは、現実には決して多くはないだろうし、それなりの理由・説得力がないとリアリティーに欠けるようにも思うのですが、AeがPeteに惚れるというのは割と説得力があるんですよね。
だって、めちゃ可愛いからね。可愛Xだからね。

多分自分が男だったとしても、このドラマ観たらPeteに惚れてしまう、知らんけど。

そして、Pete自身についてはゲイであることが明言されていることがいい。BLにおいては、登場人物のセクシャリティは曖昧にされることが多くて、「性別関係なく、お前だから好きになった」(LOVE YOU ONLY*理論)で済ませることが多いかなと思います。
*お騒がせメンバーが多いTOKIOの名曲やぞ。
それはそれで真理なのでしょうが、現実世界では、性別の壁というのは、やはり、ある程度は、というか相当にあると思うんですよ。
これは作中の台詞ですが、ゲイであるPete自身は「自分は女性を好きになるのは難しい」と言ってます。
明確に「ゲイである」と表明させていることは、その辺を変に曖昧にしていないし、観ている側としても安心感があるので、良いなと思います。

そして、AePeteは、おぼっちゃまのPeteと(経済的に)一般人のAe、世間知らずのPeteとしっかり者のAe、控えめであまりストレートに物を言わないPeteとストレートに物を言うAe・・・と基本的に真逆の2人ですよね。

真逆の2人が恋に落ちると言うのは恋愛ものの定石ではありますが、その化学反応の描き方をいかに魅せるかですよね。
AePeteのこの2人の対比はベタではありますが、上手にお互いの魅力を際立たせています。
真逆の2人というのはTinCanもそうかもしれませんが。

そして、Ae演じるPerthくんもはまり役ですよね。
Perthくん別にそんな身長低くない(むしろアジアの人の中では高め)ので、「チビ」扱いの設定には???ですが、LBC当時まだ若く少し垢抜けず、MeanくんとかSaintくんみたいに「分かりやすくカッコいい」訳ではない、でも実はカッコ良くて、真っ直ぐな感じがすごいハマり役です。

このメインカップルのAePeteは一見王道BLカップルのようですが、Aeは(一応設定では)背がそんな高くなく、すごくカッコいい訳ではないけれど、甲斐性があって率直で優しい男。Peteは背が高くてイケメンだけれど、すごく可愛くてちょっと頼りない。2人は逆身長差カップル。
王道っぽく見えて、実は王道からちょっと外れてるんですよね。そして2人ともテンプレ化したキャラクター造形から少しずれている(ギャップがある)。
このちょっと外してきた感じが凄くいいんですよね。

⑶ その他魅力的なキャラクターたち

まずTinCanカップルは、個人的に、説明不足だったかなと思ってます。
Tinについては、その行動が突飛なものが多くて、「ど、どした???」と理解し難いことが多く、「セレブは考えることが違うぜ」と済ませることもできず。
犬猿の仲だった2人が、少しずつ歩み寄っていく様子は微笑ましいですけどね。特にTin様のスーパーツンツンからの唐突なデレモードへの移行は楽しいです。
TinCanカップルの描写不足については「A Chance To Love」での補足に期待ですね。

TechnoKengklaカップルは、もう大好きですね。Kengklaくん最高ですよ。ラストが素晴らしく一気に盛り上げてくるので、皆さんお楽しみに。

TamTar義兄弟は、何だかえっちな感じだった。何というか義理の兄弟っていいよね。Tar氏が半ズボン履いている時、足が綺麗すぎてそこにしか目がいかなかった。

そして、何と言ってもAeの悪友Pond(ポンド)。調子のいいAV大好き男で、常にAeに罵倒されていますが、AePeteの恋のキューピットとして獅子奮迅の活躍をする男。友人の恋愛にここまで首を突っ込んでくる奴も珍しい。
このLove By Chanceは、Pondの迷言オンパレードなのでPondが出てくるだけで嬉しくなることを保証します。
「タイの男はコンドームを堂々と持つ!!!」とか。
(和訳される前はどんな感じの台詞なんですかね・・・)
ちなみに、個人的に迷言の多さランキング第1位はPond氏、第2位はAe氏、第3位がTin氏ですね。
Ae氏はPeteに対してスケベおじさんみたいな発言が多いのでランクイン。Tin氏は全体的に情緒不安定なのでランクイン。

クレイジーな悪役として怪演を見せるPeteの元彼(?)Trump(トランプ)先輩。こういう、ねちっこくて視聴者を不快にさせる悪役がいるのはいいドラマ

Pondが惚れる女の子Chaeim(チャエイム)。可愛くて爽やかで良いね。髪の毛赤いのが可愛い。中の人は何と2PMニックンの妹だそうです。サッカー場の観客席で、PeteとChaiemが並んで座っているシーンがあるのですが可愛い子が2人並んでいる・・・と優しい気持ちになれます。

4 終わりに

まだまだ書ききれないLove By Chance(ラブバイチャンス)の魅力。
個人の好みが溢れ出した文章になってしまいましたが、もっとLBCが、そしてタイBLが広がるといいなという気持ちを込めて。

他にもLBCの魅力を様々な形で伝えてくれている方々がいるので、ぜひそういった素晴らしい布教の数々を見ていただけたらなと思います。
そして絶対Love By Chance本編、見てくれよな

ネタバレ感想としてまた個人の好みが溢れ出した感想も随時書いていきたいです。

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