2022年1月の日々の記録より (瘦金体。描かない漫画家。など)

 書き初めの余った墨汁で痩金体を書いてみたら、手本を見ないでもそれっぽいものが書けた。 瘦金体は数年前に数か月練習しただけだというのに、字を書こうと思った時にどのように筆を運ぶべきかがすぐさま脳内に見えてきた。自分の性格に合う書体なのか? 徽宗皇帝の芸術好きで国を滅ぼしてしまうところなどが自分に合っているのか? それとも、瘦金体を知って以降ボールペンでもやたら線を伸ばしてバランスを取っているせいで身についているのかもしれない。

 久しぶりにNikeRunClubを起動する。 3年半前のデータが残っているのはさすがNike。しかし5年半使っている初代iPhoneSEのバッテリーでは、音楽を聴きながらの往復6㌔すらもたなかった。

 えりちん「描かないマンガ家」をアプリで読み終える。 最初はただの時間つぶしのギャグマンガとして読んでいたが、終盤はコインを使って徹夜で一気読みせずにはいられなかった。涙が湧き出る感動の最終回。 前半と後半では、全くの別ジャンルになっていった。なのに「口先だけで一歩も踏み出せない」主人公の役割は一貫している。 前半は「これ、どこまで徹底的に描かない主人公なのか?」「いつかは描くのか?」というよくあるコメディで、読むのを止める読者は多そう。 惰性で読んできて本当に良かった。 後半は予想できる展開でありながらも予想を裏切り続けるようなドキドキ感がある。

 ボーカルが新しくなった「水曜日のカンパネラ」と「サナバガン」というバンドを見に行く。 残念ながら水カンを半分見逃した。 原因はドリンク代500円が現金支払いだったこと。リキッドルームだから電子マネーが使えるだろうという思い込み。あわててローソンに走る。更に言えば小銭は職場の机にあったのだから、持って来ていれば良かったのに、気が回らなかった。


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