独白

なくした痛みを
嘆く資格なんてないくせに
たてた誓いを
後悔したりしないが
その誓いを上回る
私のこの気持ちは
吸込む冬の寒さを
思い通りにできないだけ
残る日付を
指折り数え
最後の日に終われず
泣きたくなる日を過ごすとしても
泣くのはずるいと
わかっているけど
いつもみたいに
優しく許してくれ
どれだけ救われていたか
今更気づいても
なにもできないが
俯くと落ちるこの涙は
なんて名前なんだろうか

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