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プロダクトを始めたきっかけと伝えたいこと

これは キーボード#2 アドベントカレンダー2021の20日目の記事です。昨日の記事はbbrfkr(ビビリフクロウ)さんによる「3歩進んで2歩下がる? だった - 2021年の自キ活」でした。

はじめまして。@jigyakkuma_ 改め @Mogma Products です。
この度、自作キーボードの制作を行うにあたりプロダクトとしてやっていくぞ!というチャレンジをしようと思い立ちました。
始めたばかりではありますが、何を考え何をしようとしているかを書いてみたいと思います。
(誰得情報感はありますがご容赦ください)

プロダクトとしてやっていくきっかけ

これまで細々とPCBを設計・制作したりオフィスでアクリルを切ってキーボードのボディを作ったりしていたのですが、作っていく上でのコンセプトが「自分が使いたい、でも他の人も使いたくなる」としていました。自分の考えたものが他の方にも気に入ってもらえたら嬉しいですよね。
しかしながら、開発していくには開発資金が必要です。そこで
設計→制作→販売→経理事務
というサイクルを回せるようにして継続的に開発できるようにしたいというのがプロダクト化を考えたきっかけでした。

コンセプト

元々のコンセプトは先ほど述べましたが、コンセプトとしてもう少しわかりやすくしたかったので
手にとってもらえるものづくり
としました。お店に並んでいる商品を手にとってみたくなる、買いたくなる、そんなものづくりをしたいという思いを込めています。
自分の中でコンセプトがあると仕様を決める時にブレを少なく出来るのがいいところです。こうしたほうがより手にとってもらいやすいかも、という例です。

ロゴ

ロゴは中の人のアイコンでも採用されているクマをモチーフにしています。カクカクしたデザインになっていますが、後ほど出てくるhex-bearというキーボードを設計した時にデザインコンセプトに合わせて六角形をベースにして書きました。PCBにプリントしたらいい感じだったのでそのままプロダクトのロゴとして採用しています。
また、このロゴを作ったこともあり、デザインコンセプトに六角形を用いて統一感を持たせたりと方針としても便利に使っていたりします。

作っているもの

プロダクトをやっていくぞ!と準備をし始めたのが2021年9月。この記事を書いている時点ではまだ販売しているものはないのですが、キースイッチテスターをリリースするために粛々と準備を進めています。

  • 2×5のコンパクトなサイズ感

  • 内蔵のネオジム磁石でキースイッチテスター同士をくっつけられる

  • プレートの両面デザイン+繋がる模様

といった特徴のあるキースイッチテスターを鋭意製作中です。販売までもう少しお時間をいただくことになりそうです。

また、こちらは設計だけして寝かせているhex-bearというキーボードです。

  • Alice配列+持ち運びを意識したコンパクトさ

  • エッジを六角形にしたデザイン

  • 好きなカラーにできるワンポイントプレートを縁に配置

当初はボディをアクリルで設計していたのですが複雑にし過ぎて強度やコストの問題をクリアできず途中で断念していました。
断念していた問題はJLCPCBの3Dプリントでクリアできそうな気がしているのでキースイッチテスターが軌道に乗ればキーボードの開発も再開しようかなと考えています。

伝えたいこと

ここまでMogma Productsについて色々と書いてみましたが、これらを通じて伝えたいことがあります。それは自分が楽しめているかということです。
私のクリエイティブは自作キーボード界隈の方々に比べると足元にも及ばないところばかりでしょう。しかしながらそんなことを言っていては何も楽しめないですし、楽しみ方も人それぞれであっていいと思います。
何から初めていいかわからない、電子工作が苦手、基板の設計なんて出来ない、いろんなポイントで躓いたり諦めてしまった方もいるかもしれません。ただ、ひとつ言えることとしてやってみたい=やったら絶対楽しい、これだけは間違いないです。自作キーボードのキットをとりあえず買ってみる、PCB設計の書籍を読んで見る、先駆者の方々から知見を教えてもらえたりアドバイスをいただいてみる。
自作キーボード界隈にはきっかけがたくさん用意されています。ぜひ自分なりの楽しみ方を探してみて欲しいと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。自作キーボードをテーマにしたけど自作キーボードっぽくないポエムでした。
きっかけは些細な興味でいいと思います。そこから自分がどれだけ楽しめるか、それに気づくための何かになれば幸いです。

※この文章はhex-bear proto-typeで書きました。

prototypeなのでPCBのみです


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