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夏と海 20210726

海に行きたい。突然そう思った。


気がつけばもう7月も終わり8月も近づき、夏はこれからが本番だと言わんばかりの暑さで毎日カンカン照りの太陽が我々の体力と気力を奪い続ける今日この頃。

あれだけ騒がれていたオリンピックもついに開催する時期になってしまった。


暑い。

だるい。

やる気が、出ない…


ここの所、少し多忙なことや心身の疲労が重なってのことか、普段あまり身に感じないストレスのようなものをふわっと感じとってしまった。

その時、ふと

夏らしいことをしたい 海に 行きたい。

そう思ったのだ。


最後に海に行ったのはいつだろうと考えて見ると1年半近く前、ちょうどとびだせどうぶつの森の発売日近くだったのを覚えている。

その時は親戚の家に行っただけだったので本当に海を見ただけで、浜辺で歩いたり海に入ったりをしたのは4年近く前のことだと今この文を書きながら思い返し少し驚いている。

そんなにまえだっけか…


僕自身、やりたいと思ったことはすぐに行動に移すタイプなのですぐにGoogleマップで1番近い浜辺を探してみる。

1番近い浜辺が2時間、行き帰りで4時間。

あっ、思ったより時間かかるなこれ…

と思ったが最近は車で遠出する機会もなかなかなかったし、久々にドライブもしたかったこともあり丁度良いや、とかこつけて車で海へ向かうことにした。


日曜の当日、朝8時に起床し朝食、身なりを整えて9時半には家を出て12時までに到着

するわけもなく

普段からの体たらくな生活習慣と前日に酒を飲みながら配信をしていたおかげもありおきたのは12時…

そこからシャワーを浴びパンを貪り服を着替え1時に家を出た。着くのは3時過ぎ…移動中1番暑い時間だ…

僕の乗っている車は本当に古い軽自動車で、エアコンが付いてはいてまぁまぁ使えなくはない程度の機能は果たしてくれているのだが、速度を出している状態なら窓を開けていた方が涼しいレベルの冷房しか効かない。それにガソリンの消費がえぐい。

つまりは車に乗っていながらも普通に暑い思いをしなければいけないというわけである。この時期はいつもそう。

しかも自分の体たらくのおかげでもっとも暑い時間にエアコンのない車で走らなければいけない。

まぁ自分が悪いから文句は言ってはいけない…

えーん


そんなこんなで出発。ドライブの途中でセブンイレブンに寄って唐揚げ棒と飲み物を買う。

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こう、遠出をしているときに寄るコンビニはなんだか特別感があって好きだ。

いつも見るセブンイレブンでも何町にある何店かもわからないここのセブン。もう二度と寄らないかもしれない、そう思うとなんだか旅っぽくて面白い。


そんなこんなで2時間、事故もなく安全に目的の浜辺へ到着することができた。

駐車場に車を止め外に出る。

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海風だ、涼しい。

いや直射日光えぐっ!!!死ぬほど暑いんだがwwwwww

と、心の中で叫びながらもなんだかんだなんだかんだワクワクしながら砂浜へ


砂!!!!アッツ!!!!!!!!

砂浜に入った瞬間砂浜の砂がサンダルに入る。

まじで暑い、火傷するんじゃねぇのこれってくらい暑い、笑っちゃった。

そして少し歩みを進め顔を上げる…


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うみだーーーーーーーー


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うみだーーーーーーーーー

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海に来たぞーーーーーーー

といっても泳ぐわけでもなく、少し足を海水に付けるだけ。泳げないし。

海、冷てーーーーきもちいーーーーーー

なんて感じではまべを歩いたり写真を撮ったり、展望台に登ったりを30分ほどする。

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よし、海堪能、満足。


ということで、少し離れたおみあげや食事処のある建物へ向かうことに、

到着するも時間は3時50分、朝からパンと唐揚げ棒しか食べていない僕は急足でフードコートへ向かう。

オーダーストップは4時、ギリギリ間に合った…

運良く最後のオーダーに間に合いひと安心。

待つこと5分。

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海と言えば海鮮丼だよなぁ!?!?!?

食べる。

うまい。

ちょと良い値段。

うまい。


量は多くなかったがしっかり美味しい海鮮丼だったので非常に満足。ご馳走様でした。


食事の後はあたりを探索しながら写真を撮る。

そういえば高校の頃は写真を撮るのが好きでよく風景を撮っていたことを思い出した。今でもやっぱり楽しい。やっぱり好きなのかな。


ここからはもきちのフォトコレクションかもー

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空があおい

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廃墟っぽい古屋

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船がいっぱい

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ひまわり


3時過ぎに浜辺に到着して2時間、もう5時近い。夏の日は長いといっても明るいうちに帰っておきたい。

とまぁ、海に来たい欲も満たされて腹も満たされて満足の中帰路に着くことにした。


帰りは行き程暑くなく、そこそこ快適に運転をしながら来た時とは違う道で家路を走る。

外から聞こえる蝉の声。家に帰る子供。手を振り誰かを送る人。あたりを見渡し誰かが来るのを待つ人。

そんな光景を、見たこともない、走ったこともない道で横目に入れながら、聞きながら車を走らせる。


ふと、昔のことを思い出す。



子供の頃、小学生になるまでの間。

夏休みのに入るといつも祖父と祖母の住む海辺の家に泊まり1ヶ月、宿題もせず呑気に親戚と遊んだり海で遊んだり、水族館や市場に行って楽しんでいたことを思い出した。

中学に入った頃から色々な理由で祖父母の家には泊まりに行くことはなくなった。

それから祖父母に会いに行ったのは祖父が病に倒れ病院で入院してからのこと。その頃にはもう僕は社会人と呼べる歳になっていた。

久々みる痩せた祖父の顔、なぜ今の今まで会いに来なかったのだろうと心から思った。

祖父が他界した後、少しして祖母も入院。

祖父のときにの後悔からか祖母には頻繁に会いに行っていたのを覚えている。

そんな祖母もコロナ禍の中他界。他県に住んでいる僕は葬式には向かわず、最後に顔を見ることはできなかったが、もう少し、もう少し今の社会が落ち着いたらお墓参りに行くつもりでいる。


じいちゃんもばあちゃんも、大好きだったなぁ。

またばあちゃんの飯くいてぇなぁ。




夏が思わせるノスタルジックな雰囲気のせいでかそんなことを思い、柄にもなく感情に浸りながら

陽が沈みだした空の下、自宅へと帰ったのでした。


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