知ってほしいのは一人だけ

誰かのことを本当に好きになると、人は強くもなるし、ダメにもなるんだ。

私が今までしてきた恋愛はなんだったんだろう。
好きなふりして、恋人ごっこを続けることにつかれていた。
そんな私の前に現れた彼。
彼との出会いは、偶然でもあり、運命でもあるようだった。
初めて会った瞬間に、あ、この人に会いたかったってそう思えたんだ。

そんな大好きだった彼にふられた。
たったの9か月。
そのうちの半分以上は、遠距離で全然会えなかった。

もっと彼に会いたかった。
もっと一緒にいたかった。
もっと同じものを見たかった。
もっと同じ思いでを作りたかった。

二人だけの秘密の日々がもっとずっとほしかったのに。

ただ私は捨てられて、未練たらたらで。
もう5か月もたつのに。
何も変わらなくて苦しい。
あなたのことを好きな気持ちがなくならなくて苦しい。
その気持ちを伝えることもできない、
誰かに話すこともできなくてすごく苦しい。

私の話をやさしく聞いてくれたあなたは、どこに行ってしまったの。
何をしていても思い出して、もっとこんな事したかった、もっともっとって。
なんでもっとは来なかったの?
なんで私たち一緒にいれないの?

こんなに好きなのに
こんなに想っているのに
こんなにあなたを大切にしたいって心から思っているのに。

私、何も変わらない。
何も変わってない。
あなたのことが忘れなれなくて、何も変えられない。

どこで何してるの?
誰といるの?
誰のことが好きなの?

お願いだから、嘘だと言って、もう一回最初からやり直そうよ。
私たち、きっとこれからなんだよ。
まだまだ二人でいようよ。
あなたがいなくなって、私初めてあなたがいないとダメだってわかったんだから。
わがままだけど、あなたは私がいなくても大丈夫でも、私はあなたがいないとダメなんだよ。

あなたとまだいたいの。
会いたいっていう理由だけで、理由もなくあなたに会いたいの。
声が聴きたいって理由だけで、理由もなくあなたと話したいの。

元気でね。
幸せになってね。
そんな物わかりのいい言葉がちゃんといえるほど私はあなたのこと嫌いじゃないの。
元気でいないでほしい。
幸せにはなってほしくない。
私はあなたにそう思ってるの。
私のいない世界のあなたなんてあなたじゃないんだから。
私に出会ってしまったあなたは、もう私のいない世界で生きていてほしくないの。

また私のことまっすぐ見つめてほしいの。
また私の名前を呼んでほしいの。
また髪をなでて、抱きしめてほしいの。
待ち合わせもしたいの。
月がきれいだよって言いあいたいの。
会いたいの。
会って話がしたいの。

忘れられない。
嫌いになれない。
諦められない。

だから、まだ私と一緒にいてほしい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?