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非米側の拡大

田中宇(たなか さかい)の国際ニュース解説
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一部抜粋
【2024年6月22日】日本が非米側に引き込まれると、自民党が官僚独裁を壊して非米化に動きかねない。かつて安倍晋三がそれをやりそうだったので、官僚機構が米国に頼んで消した。マスコミも野党も、統一教会の話を急に持ち出してきて、殺された安倍が悪いんだみたいな言い方をし続け、米傀儡性を露呈した。
後継の岸田は「あなたは消されたくないよね」と官界や米国系から脅され、慎重になっている。官界の傘下にいるマスコミは、非米化や中露BRICSの台頭結束を軽視・偽悪化し、国民を無知なままにしている。
日本は、自民党(長州)が米傀儡官界系の妨害を乗り越えて政治主導を取り戻せる指導者を擁立し、再度の暗殺を避けられれば、中露と関係を結び直して非米側に転換し、経済面でも蘇生できる。今のところその見通しはない。

米国の株高は、米連銀(FRB)が資金を作って金融市場に注入して演出している。連銀が毎週発表している財務諸表(B/S)を見ると、連銀の資産総額は減り続けており、2022年からのQT策(量的縮小、QE=量的緩和で市場に注入した資金の吸い上げ)を続けていることがわかる。
連銀が簿外資金を作っているなら、今の株高・債券高は今後かなり長く続く。簿外で見えないのだから、この不正はずっとやれる(米政界にバレて、QEのように政治的に阻止されない限り)。
金融が崩壊せず延命していると、米覇権もゾンビ状態のまま延命する。非米側(BRICS)は米覇権の延命を尻目に、CBDCを使った非ドル決済システムを作り、非米側独自の経済システムを確立して運営していく。

出典:https://tanakanews.com/240622brics.htm

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