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【第14期エシカルコンシェルジュ講座 4回】マシンガンズ滝沢さんの講義を聞いてきました!

日々のタスクに追われ、なかなかnoteを更新するまで手が回らなくなっているYURIです。

今日は第14期エシカルコンシェルジュ講座・第4回講義 マシンガンズ滝沢さんと考える「ゴミ問題~ゴミは捨てて終わりではない~」の講義について、アウトプットしたいと思います。動物の中で唯一ゴミを排出する存在である人間…私たちはゴミ問題と、どう付き合っていけばいいのでしょうか。


目指せ日本一の清掃員!

お笑いコンビ「マシンガンズ」として活動する滝沢さんは、36歳のときにアルバイトでゴミ清掃員を始めました。「36歳をバイトで雇ってくれるところがここしかなかった」。と仕方なくこの仕事を始め、当初は猛暑の中のゴミ収集、クレーム対応などが辛く、辞めたいと思いながら仕事をしていました。

しかし同期の中で売れっ子だった芸人・サンドウィッチマンがひな壇のすみっこでテレビ出演しているのを見て、「自分は売れない」と思い、「それなら自分は一生懸命ゴミ清掃に取り組んで、日本一の清掃員になろう!」と思ったそう。

例えば「分別したいけど、ルールがわかっていない人」にSNSでそのルールを発信したり、問題解決の力をつけ理不尽なクレームを減らしたり……「他の方がまだやっていない、ゴミ問題解決方法」に着目し、取り組んできました。

ゴミは嘘をつかない

滝沢さんがゴミ収集の仕事をしていて感じたことは「ゴミはその人自身を表す」ということ。そしてゴミを見ると、その人のお金の使い方までわかってしまうそうです。面白いことに、地域の特徴もゴミに反映されています。

例えば一般住宅地は、とにかくゴミの量が多い。100円ショップのタッパーや収納ボックス、洋服に至ってはタグがついたまま捨てられているものも。「お金を出してゴミを買っているんだな」。と思うことが多いそうです。そして握手券付きのCDなど、他人投資の傾向もあるそうです。

高級住宅地は比較的にゴミの量が少なく、洋服のゴミはほとんどありません。高級美容液の瓶や、一時期は流行が過ぎたロデオボーイなど、高級住宅街の方は一般住宅地に比べ自己投資にお金を使っている傾向があると感じるそうです。

さらに「ゴミの出し方」にもその人が表れます。几帳面に空き瓶が並べてあったり、毎週同じポテチの袋が入っていたり、ゴミ袋の結び方一つでも、大体どの人がどのゴミを出しているのかがわかってくるんだとか。「ゴミは嘘をつきません。その人が反映されているんです」。

捨てられたゴミはどこに行くの?

そしてゴミ清掃員をしていて思うことは、捨てた後のことを気にしている人はほとんどいないということでした。ゴミは収集場所に置いたら終わりではないんです。燃やしたら魔法のように消えていくわけでもありません。

適当に捨てられたペットボトルは風で飛びやすく、(話は飛びますが、ペットボトルで言うと、やはりマイボトルはおすすめとのことです!)そのペットボトが川に着くと最終的には海へと流れ、海岸や海の底を汚します。燃やしたゴミは灰になり、ゴミ集積所に運ばれますが、その日本のゴミ集積所は、このままいくとあと23.4年後にはいっぱいになると言われています。

ゴミは「ゴミだと思った瞬間」にゴミになる

しかし、最近はゴミを分別してくれる人が増えてきて、ゴミ集積場の容量も増えてきています。例えば、「紙をゴミとして出すか、資源として出すか」によってもゴミの量が断然減ります。

ゴミはその人が「それをゴミと捉えるか、資源ととらえるか」で変わります。ゴミ清掃員の中で「分ければ資源、混ぜればゴミ」という言葉があるほど、私たちがゴミと思っているものの中には、資源がたくさん眠っているんです。

例えば私たちがゴミと思っているものの中で、油、カイロ、ハンガー、ぬいぐるみなど…自治体によって回収していたり、寄付できるものがあったり、実は資源としての行き場所があるものたちはたくさんあります。もし、資源になるのかならないのかわからない場合は、リサイクルセンターに問い合わせをするのも方法の一つだということでした。

世界中で焼却炉の量が群を超えて多い国、日本。焼却炉は24時間稼働していて、止めれば再稼働にも多大なお金が必要になります。灰も増えればその処理にお金がかかります。だからゴミを減せば、ゴミにかかっているお金を減らすことができるんです。

食品ロスを減らそう

そして滝沢さんが今テーマとして掲げていることは「食品ロスをなくそう」ということ。袋のまま捨てられているお米や、1枚買ったら1枚無料でもらったであろう、食べきれずに捨てられてピザの写真を、ツッコミを入れながら見れてくれる滝沢さん。そこには「どうせタダだし、もらっておこう!」という気持ちで手にしたものが、ゴミになってしまっている現実がありました。

それでいうと、エコバッグや、ペットボトルについているおまけも言えるそうですが、タダだからもらっておこうという気持ちが、一番のゴミ問題につなっているのでは?と思うそうです。

世界援助食糧の量よりも、食品ロス量が圧倒的に多い日本。恵方巻きで企業の食品ロスが問題になりましたが、家庭から出る食品のゴミもかなり多く、まずは個人からか食品ロスを減らすこと考えようということでした。

3R、いや4Rを始めよう

3Rを簡単に説明すると、レンタルサイクルのリデュース、メルカリのリコール、再生した資源で新ものを作るリサイクル。できればリサイクルの段階よりも、もっと前のリデュースの段階でいてほしい。今はレンタルサイクルや、レンタルファッションなど、持たないことに美学を見出しリデュースをビジネスとして行う企業も増えてきました。

そして4つ目のRはリスペクトです。ゴミを回収してくれる方へのリスペクト。見えないものへの思いやりを。全てのものにリスペクトを示せば、あらゆることが解決するのではないか?

Last Long
愛しているなら、命なくなるまで使う

ものは必ずいつかはゴミになる時がきます。でも、その最後までしっかりと愛せるのか、しっかりと吟味してから物を買うことが大切です。

Just Enougt
足るを知る、満足することを知っている者は、例え貧しくても精神的には豊かで幸せである。

私たちは何にお金を使うのか?どう生きていくのかを、ゴミを通して学んだという滝沢さん。エシカル精神にも繋がる滝沢さんのお話でした。

※分別のルール

「分別のルールがわかりにくい」。というのも課題だそうで、せっかく分別しているつもりでも、実はできていないことが多いそうです。プラや紙のマークは、私たち消費者が捨てるときの目安ではなく、使った側が表示しなければいけないマークなので、いくら「紙」というマークがあっても実は資源にならないことがあるんです。

例えば紙コップ。これはツルツルした防水の紙が使われているので、資源にはできないそう。こういうわかりにくい表示を、デザイナーさんに相談してどうにかならないかな?なんていうお話もしていました。

分別したくても、ルールがわからない。そういう人が私も含めて多いんじゃないかなと思うので、それを教えてくれる滝沢さんのSNSは、今後要チェックだなと感じました。

まとめ「資源をゴミにしない。そしてお金の使い方を見直す」

「足るを知る」という滝座さんのお話は、ゴミ問題の解決に貢献するだけでなく、自分自身の心の豊かさや満足感をもたらすことだと思いました。シンプルで持続可能な生活を心がけることで、環境にも優しく、自分自身も満たされる生活を送ることができるということを改めて感じ、少しだけ心が軽くなりました。

でも、ここからが始まりです!私もみなさんと同じように、ゴミだと思っていたのもたちに目を光らせ、資源にしていきたいと思います!






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