ぎっくり腰のおはなし②
前回の更新からしばらく経ち、ぎっくり腰はようやく落ち着いてきました。
油断せず過ごしております。
今回は予告していたとおり、初めてぎっくり腰になったときのことを書いていきます。
2018年4月某日。
その日、私は翌日からの広島出張のための準備をしていました。
すっかりライフワークとなっていた『おはたまキャラバン』広島会場でのイベントがあったのです。
キャリーケースを用意し、決めていた衣装や着替え等の必要なものを詰め、廊下にある収納の扉を開けて高いところにあるものを取ろうとした瞬間・・・。
ミシミシッ・・・!!
えっ、何今の音・・・と思った時にはもう立てなくなっていて、廊下にうつ伏せに倒れていました。
痛い。
立てない。
力が入らない。
これがあのぎっくり腰では・・・!!!!
この時、午後3時頃。
息子は4月から入園が決まった保育園に行っていました。
慣らし保育も終わり、夜までは預けていられる・・・。
夫を呼びたいけど、向こう側にある仕事部屋いるから・・・と思ったら、なんと、私が倒れている場所から目と鼻の先にあるトイレに入ってるーーーーーーーーーー!!!!!
「おっとさーーーーん・・・・・・・・・(蚊の鳴くような声)」
(実際は名前で呼んでいます)
あああ、声もまともに出せないほど力が入らない・・・。
これじゃ聞こえない・・・。
でも早く来てもらわなくては・・・!!
「おっとさーーーーーーーん!!おっとさああぁぁぁぁん!!!!(蚊の鳴くような声で精一杯叫んでいる)」
更に手でなんとか床をたたき、やっと気づいてもらえました。トイレから出てきた夫は「どうした・・・うおお!!?」とびっくり。
(やっぱり蚊の鳴くような声で)状況を説明し、とりあえず湿布を貼ってもらいました。
笑っちゃうくらい動けなくなるんですね、ぎっくり腰って・・・。
2時間ほどそのままそこで過ごし、少しだけ動けるようになってから夫にリビングに連れていってもらい、更にそこで数時間。
かかりつけの整骨院はもう閉まっている時間だったので、自宅から行けそうな鍼灸院を夫が探してくれて、タクシーで向かうことになりました。
タクシーに乗り込むまでも痛いし、移動中も揺れが響いて痛いしで、鍼灸院に着く前にHPが1に・・・。
なんとかたどり着き、ヘロヘロになりながら診察台へ。
診ていただくと、やはりぎっくり腰とのこと。
ただし、「軽めの」だそうで・・・。
これで軽めなの!!!!?と仰天。
「妊娠・出産を経て、すぐに仕事に復帰。
息子が保育園に通い始めたことで気持ちが楽になり、
心身ともに疲れていたのが表面化したのでは。
また、今日はとても暖かかったので、
腰の筋肉が急激に緩み、痛みを引き起こした可能性も。
なんにしても全身がちがちなので、
かかりつけの整骨院で治療をしたほうがよい。」
・・・と言われました。
痛みは完全になくなりはしませんでしたが、鍼とマッサージのおかげで少し楽になったので、広島出張は気合いでなんとか頑張れました。
そして出張後。
ぎっくり腰発症から3日目。
かかりつけの整骨院で診ていただきました。
まずは電気治療とマッサージで身体を温め、次に診察です。
先生の口から出たのは、想像もしていなかった言葉でした。
「腕の骨が原因ですね。」
まさかの、腕!!!!
腰を悪くしたから、てっきり骨盤あたりかと思っていたのに!!!!
「だっこや授乳などで腕を酷使した結果、橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)が開いてしまった。
その腕の骨の歪みが原因で腰にまで影響が出たんですね。」
先生はそう言いながら、「じゃあ、腕の骨をしめていきますね」とサクサク施術。
痛みはありません。
ぐぐぐーっと手で骨を調整していきます。
あらっ・・・なんだか腕が細くなったような・・・。
両腕の骨をしめた後は、腰回りの調整です。
こちらも手でぐぐぐーっとやっていきます。
1時間後。
歩ける!!!!
痛くない!!!!
すごい!!!!!!!!!!!!!!!!!
「全身の筋肉が臨戦態勢なので、なるべく自分のケアもしてあげてください」と先生。
ありがとうございます・・・・。
その後もしばらく整骨院に通い、1ヶ月後にはすっかり調子が戻ったのでした。
これが、初めてのぎっくり腰の記録です。
息子が1歳になった直後に初めてのぎっくり腰。
2回目は今年の春、最初よりも軽めのぎっくりに。
そして3回目は、娘が1歳になった先日・・・。
妊娠・出産の影響がいかに大きいかがわかります。
赤ちゃんの健診と同じように、産後のお母さんのケアとして、骨盤矯正やマッサージなどが受けられる制度があるといいのになーと思ったりもします。
産後の身体を甘く見てはいけません。
そして産後ではなくとも。
みなさん、どうぞ腰をお大事に。
今日の見出し画像は、出張用のキャリーケースに入るみんとです。
まだまだ元気だった頃のみんと。
懐かしくて、ちょっとしんみりしてしまいました。
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