彼は比嘉さん#1
忘れたくないもの。儚い記憶。
あらゆる手段で残したい。
彼と私の話を綴ります!
私の人生に彼が来てくれた。
いつから決まっていたのだろう。
産まれた瞬間だろうか。そう思いたいから思うが、現実味がないので振り返ると、
福岡の教員採用試験。かな。
教員採用試験。
短大の決まりで受けなければならなかった。
当時、教員になどとは考えていなくて。4年制大学のための編入試験の準備をしていた。
その前は就職活動もしたし、バイトも当たり前にしていた。教員採用試験の準備はゼロに近い。
なぜ、福岡を受けたのか。受験ついでに観光できると思ったから…鹿児島は受けるつもりなかったからなんとなく都会の福岡…
生温い。ほんとうにそんな気持ち。
提出した履歴書?の写真なんて、海外研修のときにとったもの。大きさが一緒で余っていたから。
私服で、髪の毛もなにも…。
後に、わざわざ写真屋さんで撮った(もちろんスーツでビシッと)という同期の話を聞き、わたしヤバイなと反省した(笑)
一次試験。初めての1人福岡で旅行気分。
博多駅の近くのホテルでるんるん。
当日、電車で会場に向かった。
同じ受験者で溢れかえっていた車内、みんな参考書を片手に。
(まじか…そんなもの持ってきてすらいない。そもそも勉強してない)心の中。
短大の講義のみだった私。場違いだと感じた。
試験会場。(今の職場がすぐ側で、懐かしいな。この日から今が続いてるんだなーと思うと…)
めちゃくちゃ暑い日だったのを思い出す。暑いからすぐにスーツの上着を脱いだ私。脱がない人が信じられなかった。
説明を聞いてびっくり、集団討論があるらしい…
まず最初に!!!!!!!
いやー知らなかった。←そのくらい確認しとけ
まったくお題もチンプンカンプン。
知らなかったと正直に伝え、一応じぶんの意見を言った。
筆記も、知らんし!と思うところがあって。
あーゼッタイ落ちた!笑 そりゃそうだ〜
と楽しく帰った。良い思い出ですむはずだった。
一次試験の合格発表日も把握してなかった。
何日か後に、あれー?そういえば?と開いたらびっくり。。びっくり。ん?間違い?と。
彼に辿り着く道はここから続いていたのかなぁ。
それとも、短大に行く選択をしたときから?
高3の大学受験に2回落ちたとき?
中学生のときに出会った社会科の先生のおかげ?
(教員になりたいと思ったから)
教員採用試験に合格して、編入試験に落ちたときから?
いずれにしても、わたしのこれまでの選択、決断、生きてきたすべてに意味があって、彼に辿り着いたんだね。わたしが選んできたんだ。間違っていなかったとそう思える。
心から感謝をしたい。
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