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書き手がブログとかTwitterとかに求めることって Graph:02

・思ったことを吐き出したい。
・書きたい時に気軽に書きたい。
・共感してもらえそうな人に届けたい。
・たくさんリアクションが欲しい。
・人とつながりが出来たら嬉しい。

結局、これだけなんだよね。
トラックバックも、RSSも、コメント欄も、ブックマークも、スターも、リツイートも、フォローの仕組みも。これだけのことをシンプルに実現するために工夫して考え出された、回りくどいシステム。

もし、ピンポイントで共感してもらえる人だけに届けられるシステムがあるなら、コピーをばらまくだけの拡散とか共有とか、もっと言えば放送とか書籍の流通すら必要ない。
そういう新しい仕組みが作れないかと思って、個人的に色々と試行錯誤して来た。今作ってる新サービスのグラフィーには、そういう仕組みをいくつも盛り込んでいる。

例えば、negiccoと小西康陽と筒美京平と高浪慶太郎と野佐玲奈についてこういうマニアックなブログ記事を書いた時、これらの人達を知ってる人、もしくはこの中の一部を知っていて残りのアーティストにも興味を持ってくれそうな人だけに届けたい、と思った。こんなマニアックな記事を無差別に拡散したいわけじゃなくて、ピンポイントの人に届けたいだけなんだよね。それが、今の技術や仕組みだと、無駄に多く拡散・流通させないと、ピンポイントな人にも届かない。

この記事は、書いた翌日にnegiccoの公式アカウントに、書いてから一ヶ月後に音楽好きの友人経由で小西康陽さんに、そして一年後にnote経由で「初音ミクはなぜ世界を変えたのか」を書いた音楽評論家の柴那典さんに届いた。今でも時々、Google検索経由で来て熱狂的な反応を返してくれる人がいて嬉しい。でも、ここまで大袈裟に拡散させなくても、同じ趣味を持った人にピンポイントで届けられないものなのか。

そういう配信の仕組みを何とか作ろうとして、日々開発を進めている。

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