怖い音、嫌いな音達と共存していく
前回の投稿へ『スキ』して下さった方、ありがとうございました!
私は聴覚過敏とミソフォニア(音嫌悪症)です。大きな音にはすぐにびっくりするし苦手な音を聞けば感情を抑えきれないし...とっても生きづらいです。
気になる映画があって映画館で観たくても耳栓をしても音は大きすぎるし、家で観る地上波放送や配信サービスも『苦手な音が必ず出てくる』と構えてしまい全く集中できません。
映画やテレビだけではありません。外で歩く時、公共交通機関に乗っている時、外食する時、更に予備校の授業中まで耳栓やイヤホンをしています。それでも防げない時も多々ありました。
何度も『この世から消えて、健康な精神で転生したい』とSFじみた事を考えました。
目に見えない病気なので周りに分かってもらえない事もありました。『良い歳の大人が音の我慢もできないのか』と。『気持ちの問題』と。
気持ちでどうにかなるのなら何度も消えたいと考えたり、遠征して10000円超えのオーダーメイド耳栓を購入しに行ったりしません。自殺未遂もしません。(私は病気が原因で3回してしまいました)
一番辛かったのが『あなたより辛い人生の人はたくさんいる』とか『耳栓などお金出してもらえるから幸せだよ』とか、全くフォローになっていない、むしろ傷つく言葉をかけられた事です。
私は病気に理解のある母や通院やカウンセリング、自分を守るためのグッズなどにお金を出してくれる両親にはとても感謝していますし、私自身も早く緩和させようと努力しています。
そして、他の辛い人と自分を辛さ度合で比べるのはナンセンスだと思います。辛くてこの世に絶望して、自分より健康な人やお金をたくさん持っている人に嫉妬してしまうのは仕方がありません。しかし今、自分はとても辛い。辛い人達が絶望する時は皆『よりによって、なんで私が』『私が世界一辛い』と考えると思います。
他人の辛さと自分の辛さを比べる余裕なんてありません。
自分勝手な発言に聞こえますが、それが私の考え方です。辛ければ度合なんて関係なく、皆辛いのです。だからそういう事を言ってくる人にも『じゃあミソフォニアになってみろ』なんて無茶も、私は一切言いません。
大半の人から理解されなくても、数人が私の事を理解してくれればいい。
聴覚過敏とミソフォニアはとても厄介です、とても生きづらいです。でもなんとか向き合って過ごしています。私は、そんな自分を心の中では『今日もなんとかだけど、生きている』と褒めています。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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