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わらしべMac Pro 2009 一年レビュー

わらしべMac Pro 2009

去年12月中旬に、私物の要らなくなったものを売却して実質0円で手に入れたのが、『わらしべMac Pro 2009』

Apple Siliconが圧倒的な今、13年前のMacを手に入れて一年が経ちました

今回は一年間使ったレビューとなります

結論から言うと

『Good』

デメリット

非EFI

わらしべMac Pro 2009に搭載されているGPUがRX580なので、EFIが使用できない
つまり、Altを押しながら起動すると接続されているOSを選択して起動できるオプションが使えない

maxOS〜WindowsはBootcampで切り替えができるが、Linux系を起動しようとなるとひと手間かけないと出来ない
もし仮にLinuxを使うことになった際は、起動オップションで外付けSSDでLinuxを立ち上げる手段を取るかな
まぁデメリットとしてあげましたが、解決方法はあるのでそこまでのデメリットではない

最終macOSがMojave止まり

一番のデメリットは最新OSが使えない点だ
最終macOSがMojaveとなり、僕の仕様環境もMojave
一番ネックなのは、サポートするブラウザが無くなってしまったこと

Google ChromeもFirefoxもCatalina以降のサポートとなり、Mojaveは打ち切られてしまった
まぁサポートしてくれなくなるだけで、ブラウザ自体はまだつかえるので自己責任でセキュリティ対策することになる

もしブラウザサポートを受けたいのであれば、OpenCore Legacy Pacherを使って無理やりCatalina を打ち込む方法を取らざる得ない

Bootcamp Windows11が対応していない

これもサポート外になる問題で、わらしべMac Pro 2009でBootCampを利用してWindows11を導入することが出来ない
Windows10のサポート期限が2025年10月14日まで
それ以降は、セキュリティ対策を自己責任で行うことになる
これの解決方法があれば良いのだが、まだサポート期限があるので調べきれてはいないものの、今後の課題としてデメリットにあげざる得ない

消費電力がまぁまぁ食う

Macは省電力化マシンという印象があるけれど、Mac Proはその例外となる(Mac Pro 2013モデルは比較的省電力だと思われる)
13年前のマシンだからってのもありますし、グラフィックボードがRX580なので結構な電力消費になる

動画書き出しが不得手

体感したデメリットがこれ
動画書き出しが遅い
アプリによって書き出しに使われるハードが違ったり、使用%が制限されていたりするので表現が難しいのだけど、iMovieに関しては遅いと言わざる得ない
所有しているMac mini 2012 (core i5)の方が書き出し速度は速い!
消費電力を加味すると、わらしべMac Pro 2009での書き出しはしたくない
一番驚いたデメリットの一つだ


メリット

拡張性の高さ

通常のタワー型PCと同じくPCleが搭載されているので、拡張性は高い
現在の仕様は、購入時のままでM.2 SSD、USB3.0、GPUを差している
今後USB3.0をUSB-Cに変更しようかと考えている
更に、HDDの格納が4つあるのも非常に良い

少々手間だが、分解もできるのでメンテナンス・お掃除が楽

BootCampでWindowが使える

Intel搭載のMacは親切にもAppleから純正アプリBootCampがあり、Windowsマシンとしても使うことができる
起動には都度再起動をしなければならないけれど、MacでWindowsが使えるのは非常にありがたい

Windows対応のゲームができる

個人的にWindowsをメインに作業することはないのだけど、殊にゲームとなると話は変わってくる
圧倒的にゲームをするなら絶対的にWindows一択
僕はゲーマー・ゲーマーというわけではないのだけど、ApexだけはPS4からやり続けている
しかし、PS4でApexをすると、カクつきやフレームレートが出なかったり、ハードウェア的な問題がアップグレードするたびに顕著になってきてヤル気が低減していましたが、わらしべMac Pro 2009はちょっとしたゲーミングPCと成り代わります

補足的に僕の環境ではApex低設定で、フレームレートは120fps前後まで出ます。。。が、僕はゲーミングモニターを所有していないのApple Cinema Display(60fps)で遊んでいます

オーディオ出力の豊富さ

今現在はUSB接続のオーディオインターフェイス経由の有線イヤフォンやBluetoothスピーカー/ヘッドフォンで音楽を楽しんでいるが、わらしべMac Pro 2009にはなんと光学ケーブルが搭載されている
光学ケーブル対応のスピーカーの選択が今後できるのでメリットとしてカウントした

オールドMaxを愛でることができる

一番のメリット最後にお伝えします
なによりオールドMacを使うことが何よりも素敵なことだということ

これに尽きる

わらしべMac Pro 2009 Goodです

酸いも甘いもわかった上で、オールドMac好きの見解としてはGood
しかし、最高!!とまでは言えない

性能の良いマシンが比較的低価格で手に入れることができるのだから余計に最高とは言えないのは致し方ない
仮に今デスクトップを選ぶなら、性能・コスパ的現行のMac miniになるだろうな

とはいえ、無理をしなければあと2年は使ってみようと思っています
最悪オフライン専用マシンにするか、Linuxマシンにする未来かな
万人受けはしませんが、オールドMac好きの方は是非Mac Pro 2009を手にしてみてください

#MacPro

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