退院前の医師の話

退院前、夫とともに担当医から話しを伺う。手術前と退院前のCTの画像を比べつつお話が進んでいった。

「低髄液圧症候群」が正式名称みたい。
「慢性硬膜下血腫」っていうのは…なんだろう。
一言で言うとヤバイ状態だった。血液が溜まって圧が高まり、下に引っ張る力で脳が下がっていき、呼吸停止になった可能性もあったという。髄液が漏れ、脳内がシワも見えないくらいパッツンパッツンになっている脳の画像は、見ていて背筋が寒くなった。
「脳が、下にズボッていくかもしれませんでした」
いや、もう、ホラーだから。

髄膜が数箇所、風船のように膨らんでいるところがある。破れやすいところ。だから再発の可能性がある。
頭が痛くなって、起きてると辛いけど横になったら楽になるとかの状態は、危ないので、すぐに来てくださいとのことだった。

爆弾を抱えてるんだ、私。

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