【イギリス美大留学受験】ロンドン芸術大学(UAL)のインタビュー対策について
久しぶりの投稿です。
ここではロンドン芸術大学(UAL)のインタビューの流れと内容に関して記載していきます。
特に以下の方達には参考になるかと思います。
・海外大学の面接対策について知りたい方
・デザイン未経験で海外美大を受験する方
・海外のアート・デザインの美大コースを志望する方
昨年度までは大学スタッフが来日し、直接ポートフォリオを見ながら選考してくれたようなのですが、今年度はコロナの影響で、オンライン面接が行われました。
面接のスケジュール
UALの選考はコースによって選考スケジュールにかなりばらつきがあるようです。
私の場合はとても遅く、2月頃にポートフォリオを提出、4月末にインタビュー招待、5月下旬にインタビュー実施といったスケジュールでした。
他コースでは1月に決まっている子もいました。
面接準備
インタビュー招待を受け取った後、1ヶ月間週末に数時間使って面接対策を行いました。
準備の流れとしては以下。
①質問内容をリサーチ
“Art school interview”や”UAL interview”などのワードで検索すると、質問される内容が出てくるのでおすすめです。
また、the student roomの UALスレッドも受験生が自分の受験状況を投稿しているので参考になりました。自分の作品の紹介や、志望動機、将来については特に聞かれそうなので、そこについては重点的に準備を行いました。
②スクリプト化
英語が得意ではないので、事前準備は念入りに行いました。
スクリプト化する際はパーソナルステートメントを見直すと、自分の軸に沿っている一貫した内容ができるかと思います。
③とにかく練習
一人で淀みなく話せる様にぶつぶつ独り言を繰り返す。話してみると違和感がある部分があるのでスクリプトを修正する。の繰り返しでした。
オンライン英会話を利用するのもありかと思いますが、私はめんどくさがってやりませんでした。
インタビュー内容
UALの内容はかなりオーソドックスなものでした。
インタビュー所要時間は15分程度。すぐに終わってしまったので、拍子抜けした記憶があります。
面接の雰囲気も、日本の面接とは違いカジュアルな印象を受けました。(面接中めっちゃ手が震えてましたが)
また、結果はその場で出ました。
噂でインタビュー後の結果が出るのが遅いと聞いていたので、最後担当者に「結果はいつわかりますか?」と質問をしました。すると、「あ、もう合格だよ。9月に待ってるね。正式な通知は2週間後にメールで行くから!」と合格の旨を伝えられました。
インタビュー直後は合格の実感が湧かず、私の聞き間違い?と不安に思いましたが、2週間後に正式なオファーメールが来て合格の実感が徐々に湧きました。
なんとなくの所感ですが、UALでは提出したポートフォリオの内容である程度の選考結果は決まっていて、インタビューではコミュニケーションがきちんと取れるかどうかの確認を行いたいのかな、といった印象を持ちました。
※追記
と思ったのですが、私が応募したコース、応募者が多く、100人以上面接したらしいです。面接の内容で決まった子もいるらしいので気を抜かない方がいいかもしれません……。
また、他3校はすでに秋頃に合格をいただいていたのですが質問の内容は似たような内容でした。
ただ、UALとは違い、他3校の面接はポートフォリオ内全ての作品を見せ、説明を行いました。
どの学校も作品の内容はもちろん、きちんと作品に関して説明できるかをチェックされていたように思えます。
(なのでポーフォリオは説明しやすい流れを作ることが必要です。)
ちなみに。
1つの学校はポートフォリオが途中段階の10月、ポートフォリオレビューを受けた際にオファーをいただきました。
イギリスの美大ではポートフォリオレビューをよく行っています。
その際に合格基準に達していれば、その場で合格通知をもらえることはよくあるそうです。私も教授から作品のアドバイスをもらった後に、口頭でオファーを伝えられました。
受験しているつもりはなかったのですが、いつの間にか受験しているような状況になることもあるので、向こうの大学とコンタクトを取る際は最低限作品説明の準備して行ったほうが良いかもしれません。
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