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世界で指折りの美人妻の作り方

以前こんな事を書きました

日本にはワールド、ユニバース、インターナショナルという三大ミスコンテストというのがあって。
カミさんはその中でミセスインターナショナルという、おそらくミセスコンテスト(既婚者)では一番権威のある大会で、日本チャンピオンになり。
更には世界大会でトップ16位という42年の歴史で初めての日本人に選ばれるました。

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僕がカミさんと会ったのは僕が26歳の時だったので12年前になります。
僕もカミさんも大戸屋という定食屋(東京では超メジャーです、関西だとやよい軒の方が有名かな?)で会いました。

カミさんはダンサー僕はボクサーでお互い別の事をしつつ大戸屋でバイトをして生計を立てていました。

カミさんが僕の試合を見に来てくれたことをきっかけに交際を始めたのですが、ダンスをしているのでデブではないですが、いかんせん太かったですw
もともと骨が太いという骨格のアドバンテージもあるのですが、共通の知り合いがいて「ああ、いつもダイエット頑張っていた子だよね」というイメージがついている位万年ダイエッターでした。

もう終わったことなので本人にも言っていますが、6年前に結婚パーティーをした時に本人的には「凄い痩せたでしょ?」と自慢げでしたが、僕から見たら全然痩せたようには見えませんでしたw

とにかく食欲のコントロールが全然出来ずに、夜中に起きて何かを食べてしまったり、お腹空いていると眠れないという理由で寝る直前に何かを食べたり、トイレに起きたついでに何かを食べたりとか、そういう事が日常茶飯事の女の子でした。
「ダイエット」って書いてあればなんでも飛びついてチャレンジしますが、そんな習慣では、何をしても痩せるわけがないです。
そんな彼女が一番最初にダイエットに成功したのはこの12年の付き合いでたった一度だけありました。

それがナイトプールデビューでした。
友達に誘われてナイトプールにデビューする、そしてその様子が少しだけ雑誌に載るという話でした。
その時がはじめて「おお!痩せたね!!」と僕が見ていても感じるぐらい痩せました。
本人もダイエットうまく行った実感があったのでしょう、このように大義名分があれば痩せられる!というのが本人的に理解できたので、同じように体を見られる大義名分があれば、、、
と、選んだのが今回の「ミセスインターナショナル」という大会だったのです。

ここまで多分普通の話です、どこにでもいる万年ダイエッターが、なんだったら普通の子よりダイエットが全く出来ない子が、たまたまうまく行った方法をそのまま継続したいと思ったという話です。
そんな子が42年の歴史のある大会で日本人初の世界ランカーになります。
日本大会目指して活動していく中で心境の変化があります。

①美しくなる事を許す事
②人に頼る事を許す事


①に関してはカミさんははっきりってまず化粧がド下手でしたw
マジですっぴんの方が可愛いねって付き合った当初しょっちゅう言ってたのを覚えています。
ブランド品も興味なく(これは今もか)髪型を変えるとか、服装を変えるとかおしゃれをするという視点が低かったと思います。
服装とか付き合ったばっかりの頃はおばちゃんみたいな服装が大好きでした。
今でこそTシャツとかジーパンとか履けるようになりましたが、若作りしているみたいで嫌だとか、年相応に見られたいとか言い訳をしてチャレンジはしない人でした。
それが自分が美しくなってはダメだというブロックがかかっていたとも言えます。
もっとこれをしてみれば?あれをしてみれば?というのを「自分はいい」みたいに切り捨ていましたが、そういう制限がなくなっていきました。

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そして②ですが。
僕とは真逆で元々人間として非常に優秀で、なんでも一人でできちゃうタイプです。
サラリーマンも3年ぐらいしてたのかな?
常に会社で売上ナンバーワンで、子育てしながら一人で最大月に800万ぐらい売上ていました。
マンパワーが凄いので管理職をやったこともありますが「なんでそんな事も出来ないの!?どけ!!私がやる!!」というタイプでした(実際はこんな発言はありませんのであしからず、あくまでイメージです)
それが大会に出るにあたって、自分では出来ないジャンルはもちろん、もうすべての総合評価をされるのでこのジャンルはこの人、このジャンルはこの人とか頼っていくうちに「もう全部無理だから全部お願い!!」みたいになっていきます。(これもイメージです)

そんな風に見た目とマインドを変えながら日本大会に行きます。
この時も最初はファイナリストになればいいな、、、ぐらいに最初は思っていましたが。
やるからには頂点目指そう!と段々マインドが変わっていきます。
近くでみていても「ここまでやって勝てないならもう向いてないとしか言いようがない」ぐらい全部出し切っていました。
なので順位発表が3位が発表された時点で違ったので、勝手に一位を確信して「おめでとう!」と、号泣していました。

ヤフーニュースにも載って「石原さとみと同い年?おばさんじゃん!」「深キョンの方が可愛い」という、日本のトップオブザトップのルックスを持っている女優様と、僕のカミさんという一般人を比べていただいてありがたかったです。
僕がファミレスで飯食ってて「え?綾野剛や櫻井翔と同い年なの?後藤さんブサメンじゃないですか!?」って比べられるわけがありませんw
それが去年の話。

なので本当は去年の世界大会に出場する予定でした、しかし、新型コロナのおかげで去年は出場できずに今年に延期。
準備をしていく段階で去年じゃなくてよかったと気付きます。

【英語】当然話す言語は英語、これが聞き取れない、発せられないだと会話にならない
【スピーチ】世界情勢に対して即答できるぐらい世界に興味関心をもち、自分の意見をもてないとダメ
【通訳】ただ訳せるだけの通訳は意味がなく、カミさんのすべてを理解して言語化に想いを乗せられる人物
【SNS】自ら発信できる力と、その影響力
【ボディメイク】痩せていればいいわけではなくそれなりに筋肉の見た目や凹凸ラインが必要
【ヘアメイク、メイク】大会用の髪型、大会用のメイク
【ボランティア(プラットフォーム)活動】自分のやっている事業を世界に活かして活動する
【コーチング】自分のプラットフォームや自己紹介をよりみんなに響くような言語化、見た目に合う衣装やメイクの立ち居振る舞いのアドバイス
【衣装】10日間戦うので10着以上のドレスが必要、またそれに合うアクセサリー
【ウォーキングレッスン】大会当日、ステージで歩き方の練習
【動画、写真撮影】発信する用、大会に提出する用の動画や写真を撮影
【美容】より美しく見える為に


多分もっと多いと思いますが大枠はこのぐらいかな?
これだけの準備をして自ら作り上げていくので1年の準備があって本当にラッキーでした。
大会中もほぼ寝ないで毎晩夜中まで念仏のようにスピーチの練習。僕も練習に付き合える時は一緒にいました。そんな中で迎えた世界大会でした。
世界が見ている中で自分の活動を表現するカミさんは女神の様に輝いて見えました。
今回は日本大会と違って僕の中ではトップ16は余裕だと思っていました。
しかし、上記の内容を見事にやってのけて、モデルでその国では超有名人だったり、みたいな人がいる中で上位に食い込むことはできませんでした。
あの世界でトップ5はちょっと凄すぎました。ファイナリストが漏れなく人間性が素晴らしい人たちなのですが、グローバルに誰にでも愛情を注ぎこみそうな聖人君子な人たちでした。

でも、カミさんも僕も全然凹んでいません。まぁ、僕は特に何かをしたわけじゃないですがw
ダイエットが全くうまく行かない→たった一回の成功体験→世界16人の美女の一人
という、ヒストリーでしたが。誰もがこうなれるんだなぁと思います。
なんたってきっかけが女性なら誰でも経験のあるダイエットです、しかも何十回って失敗しています。
僕は10年以上体重をコントロールする世界にいたので、痩せられないというのがあんまり意味が分かりません「痩せようと思えば痩せられるよ」と思うぐらい普通だと思ってしまっています。
でも、そんな僕が息を吸うみたいに簡単に出来る事が出来ない人が、世界レベルまで行けるんだと思うと、誰でもなんにでもなれるんじゃないかな?と思えてきます。
ただ、楽しむという事を追求していくと、きっと信じられない境地にたどり着けるんだなと思います。
そんな事をカミさんから学ばせていただきました。

僕はいつも楽しんでいるカミさんが最高に誇らしく思っています。

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