無地note感想めも

うーんすごい。こんな文章私はかけない。良くも悪くも岩井さんの本は活字が身近になかった人の文章だった。だから読みやすくスラスラページをめくれた。一方人として好きなのになかなかページが進まないまさやすさんの本は活字とともに歩んできた文章力がまざまざと感じられるからだ。私は活字を読むことが得意じゃない。文字だけを追う楽しさを見いだせた記憶がない。絵をかくことが好きなので漫画のほうにときめいたし漫画というものは私の中で最大で最高の娯楽だと感じている。そんな私でもインターネットの文章はなんたか読みやすい。漫画は断然紙媒体が良いのだけれど文字は逆だ。どうしてかネットで見る文字列は読みやすい。きっと触れられる体積の本という分厚さよりも、小さなスマホの画面にうつるだけの軽さを認識してしまうことからか読みやすいのかもしれない。最初から遠いゴールが見えていると「こんなに読むのか」とげんなりしてしまう。もちろんネット上にも長く続く物語はあるが、活字に慣れない私にはどうしてかインターネットの文字が読みやすい。書籍にされたら同じ文字数なのに。ナナメの夕暮れをいまだ最後まで読めないでいるくせに無地noteは更新を今か今かと待ちわびるほど楽しみにしている。この違いはなんだろう。無地noteではまさやすさんの活字好きが遺憾なく発揮された文章力が伺えて、活字に親しみのない私は毎度毎度顔面パンチをくらったような衝撃を受ける。文章が好きな人ってのはこんなにもすごい文章を書くのかと。日常生活ではおそらく声に出さないような言い回しや日本語が丁寧に並べられていてその度意味を調べては感嘆の声が出る。実際には声は出てないが内心ではめちゃくちゃ出てる。まさやすさんのnoteを読むたびに気付かされる感情や共感や胸の高鳴り、そして羨望の気持ちがこみ上げる。知識的にも到底無理なのだが、私にもこんな文が書けたら、と思わせてくれる。それほどまでに刺激をくれる。勢いに任せてこの文を打っている。好きだけでなく創作意欲までもたらしてくるなんて、なんて罪な文章なんだ。

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