見出し画像

ブロードウェイが違う空間に感じる今。

こんにちは!

ミュージカル『えんとつ町のプペル』演出助手のMOEKOです😊

Times Square, photo: MOEKO

今は来年のNY公演へ向けて、ミュージカルコアメンバーでNYに来ています。

今日は5日目の朝です。

毎日ブロードウェイ作品を観てはメモを取りながら色んな視点から吸収できることを探り、自分の価値観や何がブロードウェイで定番なのか、何がこちらではウケるのか。

どんな感性を持った方々がお客様として来ているのか、作品そのものだけでなく入口からの空間作りやスタッフの振る舞いなど
とにかく、色々と見ています。


舞台で使うカートと同じ作りだった photo:MOEKO

意識して見なくても、全てが刺激として目に耳に、脳みそに飛び込んでくるイメージです。


私は2008年から6年間カリフォルニアに住んでいたのですが、その期間含め日本に帰国後もNYへは何度か遊びに来ていました。もちろんその度にブロードウェイ作品は観ていたのですが…

初めて観たときは、英語も良く聞き取れなくて。だけど、とにかく圧倒された、という記憶があります。正直、当時は全体を見る意識はまだなくて、役者さんの芝居のことだけ、彼らのパフォーマンス能力の高さにただただ圧倒された、という感じでした。

その後2-3回はもうすでに仕事として演劇と携わってから来ていたのですが、ブロードウェイという場所を自分が現実的に戦う場所として意識できていなくて。ただ純粋に、全てのクオリティが高いな。程度でしか見れていませんでした。


Photo:MOEKO


 今回、初めて…

自分が目指す場所。目標としてこの地で挑戦するんだ、という意識でブロードウェイという場所に降り立った時。

「私はこれまで何を見てたんだろう?」

と思うほど、もっともっと知りたいと思う部分が出てきて、どの作品も1回きりじゃ足りなくて。とにかく観まくりたい。NYに住んで、色んな劇場に通いたい。と初めて思いました。

あのシーンはどうやってあのタイミングで転換できたの?とか
キューはどうやって管理してるんだろう?とか
日本の相場とブロードウェイの相場(衣裳やセットの制作費や製作期間など)も気になっちゃいました。

どれほどの予算と時間(と人)をかけると、ここまでのクオリティで作れるんだろう?と。

 

何も繋がりがないけど…
ブロードウェイ作品の現場に入りたい。
とにかく、とにかく、吸収したい。全てを自分の目で見て体感したい

そう、こころから強く想いました。

 

私は、ラッキーなことに宮本亞門さんの演出助手もしてきています。
むしろ亞門さんのおかげで、私は日本の演劇界で働けています。
私がな~~んにも知らない経験値もゼロの時から、お世話になっています。

亞門さんはブロードウェイの経験者であり、今も『Karate Kid』という新しい作品でブロードウェイを目指しています。

 

私が出会った時から亞門さんはこの世界を見て、戦ってきていて、
これまで、私の意識や視点は、はたしてどこまで亞門さんに追いつけていたんだろう?と
すごく、悔しい気持ちにもなりましたし、同時に本当に何も知らない私にチャンスを与え色んな現場の経験をさせてくれたこと、そして隣りで色んな視点を見せてもらってきたことに感謝しかわいてきません。

その積み重ねてきた時間があったから

今、このタイミングで『えんとつ町のプペル』というプロジェクトに参加し、ここまで頑張れているのだと思います。

 

そして、#西野亮廣 というクリエイターと出逢えたことで、今、この気付きをさせてもらえています。とても大きいです。

 

常に[世界]を見ている。

日本にいながら、世界、を意識し、本気でエンタメで世界を目指している。

しかも自分で作ったストーリーを手に

『えんとつ町のプペル』という物語の持つ不思議なパワーは確実に西野さんご自身が生み出していて。
そしてそのチームの一員として世界に挑戦出来ていることが有難いです。

 11月28日に千秋楽を迎えた初演のミュージカル『えんとつ町のプペル』は
まだまだ変貌すると断言できます。

NYに着いた初日に『アラジン』を観たのですが
超ド直球なエンタメで。一番プぺルと近いかな?と感じました。

アラジンの劇場入り口 photo:MOEKO


西野さんの昨日のVoicy 
で [負け、の解像度を上げて前へ進む]というタイトルで話されてた内容にもなりますが
本気で、ここはいい勝負だな、とか   あ~このポイントは圧倒的に足りてない要素だな、とかずっと脳みそがグルグルするくらい、感じるところが細かく頻繁にありました。

ほんっとーーーーに刺激的です!

そんな中で、個人的にも悔しい出来事があってwブロードウェイ界隈の酒場で悔しい~と大号泣した33歳をめちゃくそに笑ってた西野さんですが、まさかのVoicy内でも思い出し笑いしてました、この人!笑
気になる方は1番最後まで聞いてみてね♪w

 

こんな風に本気でブロードウェイと向き合えている自分の今の状況に
驚きつつも
思えば私の人生の点と点と点はちゃんと繋がってきていて。

まだまだ、これから成長しなくてはならない部分も多いですが

進みながら変化していくのがCHIMNEY TOWNなので★
へこたれずに進みます!!!!

いつも、見守り応援してくださってありがとうございます🥺✨

もっともっと頑張ります🔥

MOEKO



※リアルタイムに製作してる過程やその時考えていることなど覗きたい方は→ 西野亮廣エンタメ研究所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?