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「俺が考える最強のMarkdownノートアプリ」 Tekenote をリリースしました!

新しいアプリをリリースしたので今回はプレスリリースを書きたいと思います!

ちなみにこの記事も Tekenote でまとめたものを書き起こしています!

この記事の元になったTekenoteのカード

最強である理由その1: 編集しやすさと見やすさの両立

既存のノートアプリの実装には主に2種類あります。

  1. エディタとプレビューがside by sideでわかれているパターン

  2. Markdownなどの記法を書くとその場でHTMLにパースされてそれを編集するパターン

  3. ブロック形式でHTMLをそのまま編集するパターン

  4. Cosense (Scrapbox) のような行ごとにパースされるパターン

Obsidian
Inkdrop

私は Cosense のエディタの大ファンです。これがなぜいいかというと、

  • プレビューとエディタが別れていないのでエディタを広く使える

  • いつでも編集できる

  • HTMLを編集する時のうまくいかない感のストレスがない

といった理由があります。
私はこれを採用しました。

また、私はMarkdownのファンでもあります。Markdownに限らずプレーンテキストの状態でも理解できる文法にはメリットが多いです。例えば、Markdownの見出しには、見出しの階層が深くなると同時に見た目も右にずれていくことで意味と見た目が一致するようになっています。

# H1
## H2
### H3
#### H4

また、テーブルなんかもそのままの見た目でテーブルだということを理解できます。

| Head1 | Head2 | Head3 |
| ----- | ----- | ----- |
| A-1   | A-2   | A-3   |

これは記法がTekenoteに依存していないということになります。気が変われば好きなエディタで編集すれば良いのです

Tekenoteのエディタ

最強である理由その2: ネットワーク構造で "メタ思考" ができる

ノートアプリの役割は何?

私はノートアプリの役割はノートを取ること自体ではないと思っています。本来の目的は自分が取り組んでいるプロジェクトを成功させるためにアイデアを発展させることで、既存のノートアプリの問題点はアイデアや記録を貯めるだけに特化しているように感じています。

階層構造はアイデアを再利用できない

例えば階層構造を採用している Evernote や Notion といったノートアプリはプロジェクトを管理するトップのページがありその下にページが階層的に並ぶようになっています。これの問題点は、どんなプロジェクトに役に立つかわからないアイデアをどこに置けばいいか悩む、またあるプロジェクトの階層に置いたら、他のプロジェクトとは関連付けがしにくいということがあります。もちろん階層構造は、予定調和な情報をためて、探し出すにはとても役に立ちますが、アイデアを練るには不十分です。

単なるWikiだと"メタ思考"できない

Wikiは情報をためて検索するには大変便利だけど物事を発想するには乱雑すぎます。 Wikiが発想に向いていないと思う理由は、アイデアに対するメタ思考ができない設計になっているからです。
それは、

ある情報と情報の組み合わせを離れたところから考えてみる

という作業です。

Wikiにはきめ細かなリンクが張ってありそれぞれのページには関連性ができていますが、これがかえってアイデアを練ることを邪魔すると思っています。リンクが張られていると、張られていないページ同士の関係性に注目しにくいからです。
しかしその関連性を自分で考えてみるところにこそ「アイデア」があるし、そういった情報同士の関係性ほど面白い発想があるものだと感じているのです。 それがメタ思考ということです。また、メタ認知とは情報同士の関係性を隠蔽することとも言い換えれます。

メタ思考のためにはあるカード(ここでは仮にコンセプトの最小単位をカードと呼ぶ)の組み合わせを定義したメタなカードを書くことが必要です。

今回リリースしているプロダクトのでは一覧ページからカードを選んでそれらを組み合わせた新しいカードを作りやすくなっています。

ちなみにリストもメタ思考しにくい

またではリストが多用されるが、リストもメタ思考をしにくいです。
リストを書いている途中で、書いていた物事を一歩引いて考えたくなった時には、リスト全体をネストさせてその上位に要素を追加する必要がありますが、これはとても面倒くさいです。

一方で平の文章は自由に主題を変えることができるし、それまで話していたことからどんでん返しでメタ思考することもできます。

もちろん複数人で編集したり、すでに決まったコンセプトをまとめる目的においては、リストはかなり強力だと思っています。ただしアイデアを発想するという観点においては平の文章がより良いと考えています。

"Map of Contents" という名のメタカード

しかし、このようにリンクに頼らずにカードの全体を見渡しつつまとめていくとなると、カードだらけになり、情報が探せなくなるのでは?と思った方も多いかもしれないです。

ただ、溜まったカードはメタカードによってより「使える」カードにアーカイブされてその後はメタカードだけを参照すればいいのです。

そうやって新しいカードだけを参照していけば過去のすべてのカードを見渡さなくても過去1ヶ月くらいのカードがかなり質の高いアイ デアの集積になっています

Tekenoteでは一覧からカードを選んで新しいカードを作るUIがあります。

Tekenote で MOC を作る様子

ということでプロダクトをシェアするプラットフォーム Product Hunt に投稿するのでよかったら投票お願いします!


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