今日はパネルでポンの名前だけでも覚えて帰って欲しい
え?すごいハードル上げてくるじゃん(アドカレ14日目参照)
前日までの記事もこれからの記事も、要チェック!
はじめにポン
多分はじめまして。もえかすです。
普段はゲームいろいろ。箱庭運営ゲームとか好きです。最近は半月前に購入したLobotomy Corporationのプレイ時間が230時間を超えて生活に支障をきたしています。
今回は定期ゲーム&マンション人狼のご縁でアドカレに呼んで頂き、15日目担当としてこの記事を書くに至りました。この場を借りて主宰のスズサトさん、ならびに一緒にアドカレを作っている皆さんへ厚く御礼申し上げます。
RP人狼も定期ゲームも普段あまりしっかりやり込む者ではなく。
そんな私ですが今年はマンション人狼でものすごく楽しい思い出がたくさん出来まして、同村してくださった方や私が主催した村に起こしいただいた方には感謝感謝です。特にスズサトさんと冬弥さんには頭が上がりません。
マンション人狼のご縁で呼んで頂いたこともあり、アドカレはマンション人狼の話をしようかな〜とぼんやり考えていたのですが……
自分が感じた楽しさを、どうやってもうまく伝えられず……
私と面識のない方も読まれる場なら、いっそ違う話題にしてみようかなと思いました。
そういう経緯で、今日はたくさん書けそうな題材として私の大好きなゲームの話を持ってきました。
未就学児の頃から今年までずっと遊んでるので大まかに見れば今年の話です。
私の好きなゲームといえば、あの大人気パズルゲームです。
そうそうあのスーファミの。
ゲームボーイカラーでポケモンやマリオ(ヨッシー)とのコラボゲーが出たり、キューブとかDSでも発売された、あの。
今となってはNintendo Switch Onlineに加入していればSwitchでいつでも遊べる(重要)、あの。
パネルでポンの話をしましょう。
パネルでポンって何?
パネルでポンは1995年にスーファミで発売されたパズルゲームです。
画面下部からせり上がってくるパネルを左右2マスの「カーソル」でくるくる並べ替え、縦か横にそろえて消すのが基本ルールとなります。
一応マッチ3ゲームに分類されるらしいです(Wikipedia参照)。
妖精さんたち、ハートフルな世界観、ベースラインに並々ならぬ情熱を感じるかわいらしいBGM……と、全体的にふわっとしたデザインになっている本作。しかしゲームのほうは案外ハイテンポです。
事前に連鎖を組み上げるのではなく、パネルを消しながらリアルタイムで連鎖を組んでいく独特のシステムがアクション性を高めています。
パネルは下から補充されます。そしてプレイヤーは手数も時間も制限なく、左右のカーソルを動かして好きなだけパネルを入れ替えられます。
なんと連鎖中でもパネルを動かせます。
すごくないですか?連鎖のパーツが足りなくてもその場で持ってくることができるんですよ。
これが遊んでるとめちゃくちゃ爽快なんですよね~。
……などと文字でどんなゲームか表現すべく頑張ったんですが、あまり上手く言えてない自覚はあります。
なかなか連鎖が繋がらなくていい感じに長引いてくれたCOM戦の様子をどうぞ。こんな感じです。
公式ジャンル名はアクションパズルとなっていますが、どっちかというとパズルアクションかも。アクションがだいぶ重いかも。そうかも。
脊髄にコンボルートを染み込ませるタイプのゲームです。
話したいこと
今回この記事を書くにあたって資料を探していると、開発者の方のインタビューにこんなお話がありました。
パネポンはパズルの顔したガチンコ殴り合いアクションゲームですので連鎖が全てではありません。しかし開発者様もこう仰っているとおり、まずある程度連鎖が出来ないと楽しさを感じにくいのもまた事実。
5連鎖といわず3連鎖でも、狙ってできれば一気に楽しくなります。さっきの動画でもほぼ3連鎖~4連鎖までしか使ってなかったはず。
このゲームは当時売れていた他のパズルゲームと比べて連鎖が簡単にできるよう設計されていて、ゆえに連鎖できることが前提になっているのかなと思っています。しかしアクティブ連鎖・連打力要求・処理落ち等の独自性が全てを実態以上に難しく見せているのかも、とも。
(なお、当記事の文章には全て『個人の意見です』の注釈がついているものとしてお読みください。)
パネポンの楽しさ、みんなにも知ってほしい……。
そこで本記事では初心者の方が躓きそうなポイントをゆるめに解説しつつ、パネルをポンする楽しさをお伝えできたらいいな〜と思います。いくぞ!
(いうて私もモヒカンくらいの存在ですが、今日はパネポン布教のため全力で知ったような口をきいていこうと思いますのでよろしくお願いしま~~~~~~~す!!!!)
※基本ルールについては「3つ以上揃えたら消える」「パネルが一番上まで詰まったらゲームオーバー」だけ分かってたら当記事を読むにあたって不都合は無いと思う……んですが、もし詳しいことが気になったら偉大な先人のページが超分かりやすいです。ゲーム内にもやたら充実したチュートリアル「じょうたつへのみち」が用意されてますので遊べる環境の方は必見。
初手丸投げマジ?
あばれカーソル
たぶん、遊び始めて一番最初に感じるのは「パネルとカーソルが思い通りに動かない」じゃないでしょうか。
自分が初めてパネポンを遊んだときのことは覚えていません。ただ、友人に遊ばせるとこの反応がよく返ってきました。
レスポンスが悪いわけではないです。カーソル君は素直に動いてくれます。
でもちょっと操作が大変なのも否めない。カーソルの操作感が悪いのではなくて、要求される動きが細やかなので不便に感じるという感じ。
長押しで高速移動
動かすコツは、遠いなと思ったら長押しすることです。
カーソルは長押しすると壁まで高速で移動します。実は押す長さを細かく調整すると途中で止まってくれますが、咄嗟にやるにはちょっと難しいです。
最終的には連打で目当ての場所までカーソルを動かすことになるものの、長押し操作と仲良くなっておくと指にも優しいのでオススメです。無理しすぎると腱鞘炎になっちゃうぞ(1敗)
パネル運搬
あと、この動きに慣れると世界が変わります。
右または左キーとAボタンを交互に連打して両手親指のHPと引き換えに特定のパネルを望んだ位置まで移動させる操作。高速でできればできるほどつよい。
パズルゲームではあるけれど、カーソル操作の精度と速度が連鎖に及ぼす度合いがすごい。親指を鍛えましょう。カーソル君は裏切りません。
手さえ早ければそれ以外の全てをカバーできます。力こそパワーです。
敵を殴るという意識
とても妖精の国が舞台とは思えない項目名になってしまいました。いや前項目からフィジカル大正義だったので今更かもしれないですが……。
4つ以上で消すとよい
それで、何の話かというと同時消しの話です。
パネルは3つ以上揃えれば消えますが、3つ消しは連鎖しない限り敵にお邪魔を飛ばせないしスコアも低いです。
とにかく何か消そうとして3つ消しを連発してしまうとなかなか敵が倒せません。もし少し触ってみてEASY~NORMALのCOMで苦戦するようなら、連鎖前提じゃない限り基本的にパネルは4つ以上揃えて消すと意識してみてください。
(スコアではなくクリアタイムが評価されるステージクリアでは話が変わってきますのでご注意ください。今回は全編通してVS COMと対人戦を前提に話しています。)
たとえばこういう盤面で、ア!消せる!と思ったときに。
3つで消すまえに少し周りを見て、4~5つ消しにするといいです。この図なら2つ上の段に□がありますので4つ消しに出来そうですね。
パネポンのパネルには重力が働いていますので、落ちるための空間さえあれば少し上にあるパネルでも持ってくることができます。
適度なデフラグで快適パネポン生活(余談)
先程の図では□を消すついでに少し余計な動きをして左の列に☆を縦2つ揃えてます。この時点では思惑を持って並べたわけじゃなかったですが、直後に別の場所で発生させた連鎖で役に立ってました。
パネルを消すついでに少しずつ場を整頓しておくと、こんなふうに咄嗟に連鎖を繋ぎやすい……のですが……3つ揃うと問答無用で消えるため、何でもかんでも固めすぎると他のパネルを動かした余波で勝手に消えることもままあり……最初から意識する必要はないと思います。
同時消しの基本形
カーソルの性質上、横に揃えるより縦に揃えるほうが楽です。同時消しに困ったらこの形で探してみると見つかるかも。
連鎖しようぜ
パネポンといえば……やっぱり……連鎖だよね!!!
連鎖の方法は本当にメチャクチャあり、アクティブ連鎖を駆使すれば場のパネルが全部なくなるまで連鎖できます。
(ちなみに連鎖中でもせり上げができる「ばくはつせりあげ」が存在する作品では永遠に連鎖できますが、SFCの初代では実装されてません)
堆積しているパネル同士を入れ替えて消していく性質から、予め長い連鎖を組んで着火……という連鎖方法は現実的でない局面が多いです。
よってパネルが消えている間に次の連鎖を作ることを繰り返すことになります。忙しいゲームです。でも、最高に楽しい。
実は、連鎖のことは奥が深すぎて私からもあまり込み入った話ができません。でも「連鎖ができない」はパネポンで詰む理由の最たるものだと思いますし、連鎖について紹介しないとパネポンの紹介じゃないよね……。
てことで、星の数ほど存在するであろうテクニックの中から、2~4連鎖ぐらいを簡単につくれる形をひとつご紹介します。
いい感じに3連鎖で終わったシーンがありました。
ポイントは縦3つから横3つの連鎖に繋げているところと、その後☆で横3つの連鎖に繋いでいるところです。
(先程3つ消しはお邪魔が飛ばないと書きましたが、連鎖なら3つ消しでも攻撃できます。)
詳しく見ていきましょう。
縦3つ→横3つで2連鎖する
最初は揃えやすい縦3つから。
ここで必要なのは△の縦3つ、そのすぐ上に乗った◇、そして◇が落ちてくる位置の隣(カーソルの真下)に2つ並んでいる◇です。
連鎖前から見ると、初手から同じ段に同じ柄のパネルが2つ存在する箇所を探していますね。
縦3つ消しはパネルを運べば結構何とでもなるんですが、段違いのパネルを横並びになるよう移動させるのは難しいです。なので私は元々同じ柄が2つある段を探して、そこに縦3つ消しを使ってパネルを落とす形を連鎖始動でよく使います。
形を絞って探せば2連鎖は簡単です。お試しあれ。
できるだけ横長の連鎖で繋いでいく
連鎖は横長で消していったほうが繋がりやすいです。
どうしてなのかは上手く説明できません。縦連鎖だとパネルの落下位置が予測しにくいとか、上下に長くなるとカーソル操作が大変だとか、そのへんが理由かなあ……。
先程の連鎖でも3連鎖目を横並びにしています。
その後4連鎖目として更に♡を消そうとして失敗しましたが、これも横3つで揃えようとしていました。
少しでも連鎖を伸ばすため、横連鎖を優先し、横連鎖が見つからなければ縦連鎖を狙う形でパネルを探していけばいいかもしれません。
限られた時間でどこを見るか
鍵は横連鎖。そうは言っても……
そんな簡単に連鎖できそうなパネルが見つかってたら苦労してない。
パネルが完全に消えてしまうまでの限られた時間で次の連鎖パーツを探さないといけないのがパネポンの難しくて面白いところです。
全てのパネルを検討してると時間が足りません。ある程度どこを見るか絞る必要があります。
これもまた慣れの要素が強いんですが、うまくいった連鎖からいくつか例を出してみます。
◇を横向きのT字で消し、☆縦3つで2連鎖するところからスタート。
3連鎖目からアクティブ連鎖になりますが、2連鎖するとき、連鎖の一番下の列に同じ柄のパネルが2つ存在するかを最初に確認しています。
運良く△が2つありますので、③の位置に△を運べば横3つの連鎖が作れそうです。そこで③に運べる位置……白っぽくしてある部分から△を探して運びました。
3連鎖時点。白っぽくなっているところを見て、5連鎖まで作れそうだと考えています。
もっと上や右からパネルをとってくることも可能ですが、遠ければ遠いほど無謀になっていくので連鎖地点から遠い場所は見ていません。
それと、パネルは上から下に落とせますが、下から上に持ち上げることはできません。連鎖地点より下にあるパネルは連鎖に使いづらいため、連鎖地点より下のパネルは必要がない限り見ていません。
6連鎖目で、横3つから縦3つの連鎖に繋げました。
これは連鎖地点より上にあるパネルが少なくなってきたからです。
連鎖は「消えたパネルに乗っていたパネルが下へ落ちる」状態で発生するので、連鎖地点より上にあるパネルが少なくなってくると連鎖が続かなくなります。
そのため5連鎖以上の長い連鎖になると、こうして縦の連鎖を挟むことで連鎖地点を下へ移動させる必要が出てくるというわけです。
長い連鎖じゃなくても、横→縦の連鎖ルートは少しでも連鎖を伸ばすのに役立ちます。なぜなら縦3つは揃えやすいから。
3連鎖がなかなかできない場合、まず縦3つ消し→横3つ→縦3つで3連鎖することを目指してみてもいいかもしれません。
そして、7連鎖目では再び安定する横連鎖に戻していますね。6連鎖目が消えている間にパネルを見つけて運んでいます。
ここの探し方は2~3連鎖目の時と同じです。
画像のタイミングで10連鎖目まで見えました。パネポンやってて一番楽しい瞬間です。
横連鎖→横連鎖を楽に見つけるコツは、まず連鎖してる段にあるパネルを見ることです。画像では◇と♡ですね。
周囲のパネルを運んでこの形を作り、可能な限り同じ形で繋げ続けます。
最後の11連鎖は縦になってますが、これは横連鎖するためのパネルが無くなったからです。
「もう横連鎖できる材料がないな」と思った段階で、連鎖地点よりひとつ下の段を確認しています。このときは☆が消せそうだったので右端の列から引っこ抜いて縦に揃えました。
その後、まだ△が繋がりそうでしたがカーソルが暴発して11連鎖止まりとなりました。
まとめますと、
縦3つ→横3つで連鎖を始めると楽
できるだけ横連鎖でつなぐと楽
連鎖中は連鎖地点より上のパネルを重点的に確認する
長い連鎖は縦連鎖を織り交ぜて連鎖地点を下へ降ろしていく(発展)
手が追いつかないか目が追いつかないかでなかなかうまくいかないかもしれませんが、ちょっと意識してみたら楽になるかも。お試しあれ。
オマケ:処理落ちという仕様の話
別に躓きポイントではないんですけど、SFC版パネポンの処理落ちが好きすぎるのでついでに紹介します。
COM戦とかで自分も相手もパネルを消しまくっていると、このゲームはかなり処理落ちします。なんならずっと処理落ちしてる。
アクションゲームで処理落ちってヤバくない?
いいえ、慣れてしまったらもう処理落ちなしでは戦えなくなります。
比較対象がないといまいちピンと来ないかもしれませんが、4つ消しのアニメーションがやけにネットリと表示されているのがお分かり頂けただろうか。
この処理落ち、傍から見るとストレスになりそうと思われるかもしれませんが……どういうわけか絶妙に気持ちいいタイミングで発生するんですよ。プレイしているとバレットタイムのような感覚に陥ります。意図された仕様なのかそうでないのかは分かりません。
Switch版でも処理落ちは再現されてます。ただ実機に比べると控えめなので連鎖に活用できる機会は減りましたね。実機だとタイミングがシビアな連鎖を狙いやすくなるんですが……。
処理落ち中は平時よりコンマ数秒考える時間が多く取れますが、カーソルの動きも重くなります。パネル運搬などでミスする可能性がありますのでご注意を。
いかがでポン
対戦モード、特に対人戦では、パネルを消す以外にも考えることが色々あって面白いです。
仔細は割愛しますが安定して連鎖できる人間同士が対人すると概ねターン制になり、不意を突かれたほうが負けます。ターン制アクションパズル、これもうわかんねえな。
今回は始めたての人向けに独断と偏見マシマシでパネルの消し方に絞って書いてみました。もし興味を持ってもらえたら幸いです。
「名前は知ってる」ぐらいの人が多い微妙な知名度の本作、作品数には恵まれませんが間違いなく唯一無二の傑作パズルゲームです。
アクティブ連鎖の爽快感もさることながら、アクション要素が強いからか操作の上達がプレイに反映されやすく、上手くなった実感が得られやすいのも魅力のひとつと思っています。
今からSFCの実機とソフトを入手するのは敷居が高いですが、Switch Onlineにご加入の方は誰でも遊べますのでよろしければ是非!一度遊んでみてくださいね~!
明日のアドカレはなつさん!
楽しみにしてま~す!!
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