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腎移植ドナー日記 2022年6月中旬 初診④


経緯や思い等
まずはこちらの動画をご覧ください
春日萌花  生体腎提供(ドナー)手術に伴う欠場へ



2018年秋  姉から腎機能が低下した場合腎移植ドナーになってもらえるかを尋ねられ承諾する

2022年4月  姉の腎臓の数値が悪化した旨を伝えられる

2022年6月中旬  ドナー候補として初めて泌尿器科を受診


初診を終え、車で姉の家へ。
姪が待っていてくれましたが、
私は彼女に対して心配なことがひとつありました。


姉宅では可愛い姪っ子が翌日新幹線で帰るまでずっと遊んでくれた。はたらく細胞の絵本を読んでくれて一緒に桃鉄してくれて、ピアノやおもちゃのフルートを聴かせてくれた。ディズニーチャンネルでやっているパンツマンのことなど、お話もいっぱいしてくれた。

伯母はそれはそれは嬉しかったが、時々不安になった。
彼女の負担にならないだろうか。手術を決断する理由を尋ねられた時、一番に浮かんだのは自分のことだったと知ったら重荷に感じないだろうか。
もしそうなってしまったら申し訳ないと謝るしかない。嘘が言えなくてごめん。背負わせてしまったらごめん。
深刻に考えないでのびのびと生きてほしい。あなたが今口癖のように「もえちゃんと◯◯ちゃん(姪)は、家族なんだよね」と言ってくれることがどれだけ嬉しいか。伯母にとってもあなたが大切な家族なのである。

関東へ戻ってからは、困ったことが一点。健康診断って言ったってどこまでやればいいの?である。私の体がドナーになれる健康状態かを調べなければいけない。異常やがんがあったら大変。がんに罹っていると移植時に姉にうつってしまうことがあるらしい。ただ調べると言っても、がん検診でいいのか人間ドックの一番高いプランをやるべきなのか、今話題のおしっこ一滴でがんがわかるのがいいのか、どれが最良なのか。何のデータが特に重要かを訊いておけばよかったと後悔している。

とりあえず若年健診と自治体で申し込めるがん検診各種を申し込んで+乳がん検診も行く予定。歯科検診もするな、そろそろクリーニングの時期だし。
これだけでいいのか?いや良くない気がするぞ…。



ドナーになれるかどうかを知るために、体のすみずみまで調べる。
その「すみずみ」って、どこからどこまでなのか。どれほど念入りに、なのか。

自信がないまま順番に検診を受けていくのでした。

※当時はそんな状態でしたが、今思えば移植コーディネーターさんに確認すればよかったな、と。
もし分からないことがあれば何でも訊きましょう。
私も姉を通して何度か質問させてもらいました。

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