Vol.3 「選挙」「議会」と子育てとの 両立・論点整理
出産議員ネットワーク&子育て議員連盟の
「当事者の経験から未整備課題を抽出して
具体的整備につなげていく」3点の柱
①「産休を認めてほしい」ではなく、
民主主義の問題として、誰をも排除しない、
社会の構成と議会の多様性を近づけるために、
また、障壁があれば取り除いていくというスタンス
②「被害者」ではなく「low maker、rule maker」としての
矜持を持って、「個人の経験を社会に還元すべく」活動する
③議員の出産は、仮にマタニティハラスメントに遭った場合、
自分だけではなく、こどもの命に関わる問題として
看過できない課題であった
当事者の経験を元に、
1.集めた声を分解し、
2.課題の背景を分類し、
3.ひとつひとつの障壁を取り除くために、
その決定権のある場所へ届け、
具体的に環境整備につなげていく。
子連れ「選挙」論争の論点整理
混同しやすい2つの視点
①候補者のこどもや家族の権利を尊重する視点
②家庭の状況によっては候補者活動が困難になる
または、候補者間格差ともなるため、
それをサポートする社会資源が必要であるという視点
公職選挙法が障壁として誰かの不利益になっているのではなく、
多様な存在を想定してこなかったために、
サポートが足りないという点が真の課題であり
公職選挙法に問題があるという視立ては誤解。
未成年のこどもたちが
親の選挙によって巻き込まれることを防ぎ護るためにも
「未成年者は選挙運動できない」ことは
障壁ではない。
目的の違いを明確にする
①選挙に当選すること
②意思決定の場で活動すること
それぞれの違いは混同されやすいです。
「議会活動」との両立の論点整理
課題の所在を分類する
①制度が障壁になっているという視点
②議員に限らずどのような職業であっても、
ワンオペや
女性が育児と仕事との両立の
帳尻合わせを引き受けるが故の課題である
という視点
添付のPDFに、
図を用いて論点整理しています。
私たち議員はLOW MAKER、RULE MAKERとして
他の職業とは異なる点は、
制度を整えていく場そのものが
私たちの役割領域そのものであるという点です。
ボールを投げる相手も、課題ごとに適切な届け先があり
A:政府に要望すること
B:関係団体に要望すること
C:市政に要望すること
D:所属する議会で自身もメンバーの一人として
改善のための行動をとれる立場にあること
E:その他
課題の所在を見極めて
的確な届け先につなげていくことに
引き続き、精進奮闘して参ります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?