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風を通す

さっそく今日は掃除の日となった。

窓を開け放っていても寒くない。
春の気配を感じる空気。

朝ごはんは昨日の弓田式ごはん(あらゆる乾物とオイルと調味料を入れて炊く)とスープ。

冷めてもおいしい炊き込みごはんのいいところ。

今日こそお子の小さな手のひらに刺さったとげを抜いてもらわねば。

週末にお店の庭で遊んでいて、刺さったもの。
何度か抜こうとしてみたものの手強く
膿んできてしまってお医者に頼ることに。

その前に寝落ちしてしまったわたしたちふたり、お風呂に浸かろうと追い焚きをする。

小児科に診てもらえるか電話をする。

プラごみ出しと瓶回収、洗濯物干しは
ねぼすけ夫を起こしてお願いする。

風呂上がりすでに11時20分
午前診療は12時まで。

夫に連れてってくれーとお願いする。

さて貴重なひとり時間!

ラジオをかけてチャイを沸かしたところで電話が鳴る。

「保険証と医療証が期限切れのだったから新しいの探して持ってきて」

がーん

なんてこった

濡れた髪のまま財布の中も鞄の中もひっくり返して見るも、ない。

なんで、どこに。

これだから大事なものをわたしに託さないでくれ、やっぱり書類の整理が苦手だ、ネガティブなわたしがうじうじ顔を出す。

再び電話。

「午後にまた支払いに来ればいいどのことでいったん帰るよ」

少しホッとして沸かしておいたチャイに蜂蜜を入れて飲む。

帰ってきたお子の手にいちご大福ふたつ。

落ち込んでたところにうれしいお土産。

夫がわたしの引き出し開け始めたから
それはやめて私のだから、と言う。

別に隠し事とかたいそうなものはないけれど
勝手に見られるのはやっぱりやだ。

あろうことかビニル袋に包まれて出てきた保険証と医療証。

一緒に入ってたのは、去年お子がお医者にかかった時に渡されて、一度も飲まなかったお薬。

速攻で捨てた。

古いものと新しいもの
交換する時にはすぐに古いのは捨てようと肝に銘じた。

夫の実家の引っ越しに伴い、茶箱を譲ってもらえると言う。

色々整理のタイミング。

小さくなった服
まだ大きい服
夏もの冬もの
小物いろいろ

てんでばらばらだったこどもの色々
アイテム別に引き出しやかごへ。

わからなくならないようにマステで印。

茶箱や箪笥にしまう時には炭も一緒に。

少しずつ気になっていたものが
ここ、ここ、と場所が決まっていくと気持ちがいい。

茶箱は押し入れにぴったりサイズで
見た目もうつくしくいいなぁと思った。

ビンの蓋や王冠のゴミの分別に迷い
そのまま溜まっていたのも
電話して問い合わせて金属の日に出せばよいとわかったのもすっきり。

ひび割れや欠けありの器たちも
お直しするのか手放すのか
決めかねたまましまわれていたのも
分けられてすっきり。

今年は金継ぎや繕いで
この先もまだ使いたい道具の手当てをしたい。

ある程度片付いてきた夕方に
小腹が空いて蕎麦を茹でた。

三鷹の「野の」さんで量り売りしてもらった山形の十割蕎麦。

昨晩作った鶏と玉ねぎとエリンギの甘辛煮をつゆにして、お子と一緒に啜った。

引っ越し蕎麦気分。

おいしかったな。

こうして家で過ごす時間も大事。

気になっていたあれこれを片付けていくこと。

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