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難病になった、でも今が一番幸せ

2014年5月、不治の病にかかった。
詳しい病名は不明。

2016年、病名が分かった。
その正体は、指定難病

『PLS( 原発性側索硬化症 )』
発症率、100万人に1人。

そんな病気になったにもかかわらず

「PLSが僕に宝物をくれた」
「PLSが僕に人生の翼を届けてくれた」
「人生で今が一番幸せ」

そう話す彼の名は、落水洋介。

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あなたは、手が動きますか?
あなたは、歩けますか?
あなたは、話せますか?

あなたは、今幸せですか?

僕は、もうすぐ手が動かなくなります。
僕は、もうすぐ歩けなくなります。
僕は、もうすぐ話せなくなります。

僕は、今が一番幸せです!

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始まりは、小さな症状だった。

お酒を飲んだ日に足がもつれる。
何もないところで、つまづきそうになる。
足に力が入りづらい。
階段がしんどい。

まさか、自分が病気だなんて
想像もしていなかった、、、
、、、というのはウソ。

本当は分かっていた。
自分の体がおかしいということを。
普通の状態ではないということを。

この先の自分に待ち受ける未来も。

実際のところは
予想していたALSとは
ちがう病名だったけど。

というか、それよりももっと
聞き慣れない
そして珍しい病気だった。

PLS、、、

PLSの発症率はALSの2%
珍しすぎて、どんな病気なのか
ほとんど分かっていない。

なんとなく分かっているのは
ALSよりも少し症状の進行スピードが
緩やかであること。

とはいえ、確実に足は動かなくなり
手には力が入らなくなり
会話もできなくなる。

僕には愛する妻と娘がいる。

どうやって
彼女たちを守っていけばいいのか。
生きるためにはお金が必要だ。

家族のためにも
会社をやめるわけにはいかない。

何がなんでもしがみつかなければ、、、
病気を理由にクビになるわけにはいかない。

家族の生活がかかっているんだから!

そこからは毎日必死だった。
体調が悪くても
体に不調を感じても

とにかく会社の人にはバレないように
常にポーカーフェイス。

しかし、、、

「バタンッ」

(やってしまった、、、)

ついに、隠せなくなった。
営業から外され
新しい配属先は事務。

しかし、仕事は与えられない。
やりがいも何もなかった。

1人の社員として
認めてもらうために
必死に仕事を探した。

自分の役割を
作ろうと必死だった。
それでも現実は残酷。

僕を会社から追い出すため
上司から面談という名の
「追い出し圧力」が毎日。

それでも、屈しなかった。
僕には守るべき家族がいる。

力が入らない体にムチをうって出社。
上司との面談を終え帰宅。

毎日、必死だった。
ツライなんてもんじゃない。
それでも必死に食らいつき続けた。

しかし、そんな僕にも
病気の魔の手は遠慮なしに近づいてくる

そして、とうとうその日がやってきた。

これ以上は働けない、、、
自分の体のことだ。
自分が一番よく分かっている

どうして僕なのか、、、
何がいけなかったのか、、、
何のために生まれてきたのか、、、

考えても考えても答えなんか出ない。

人生に絶望した、、、
おさき真っ暗、、、

、、、

と、ここまで聞くと
僕の人生は不幸一色のように
感じたのではないだろうか?

たしかに、
当時の僕は毎日
暗闇の中を歩いているようだった。
まさに人生のどん底だった。

しかし、僕は今最高に幸せだ!!

病気が治ったのかって?

いいや、治っていない。
むしろ、悪化してる。
なんたって、PLSは進行性の病気だから。

病状はどんどん進むし
これからむかえる僕の運命が
変わることは、きっとない。

今はいろんな人の
サポートを受けながら

元気よくあちこち飛び回りながら
講演会活動も行っているが、

少しづつ呂律が回りづらくなってきて
話すのも難しくなってきた。

いつか口を動かせなくなる日も
来るだろう。

覚悟はしている。

それでも、その日は
涙が止まらなくなるだろう。

きっと足元に大洪水が
できるぐらい泣き倒してしまうと思う。

そして、その涙をうまく
拭えないことに気づいて
さらに涙が溢れると思う。

そう。それでも。
それでも僕は

今が一番幸せだ。

僕は難病になって、はじめて
自分の幸せに気づくことができた。

もしかしたら、
健康なままだったら
こんな感情を知ることもなく
いつか人生を終えていたかもしれない。

PLSは僕に
「前向きに生きること」を教えてくれた。
「誰かと支え合って生きる」ことを教えてくれた。
「夢を持ちながら生きる」ことを教えてくれた。

僕は幸せ者です。

.
.
.

「今が一番幸せ」

そう話す
彼の言葉には
どんな想いが含まれているのか。

どうして、そんな言葉を
満面の笑顔で言えるようになったのか。

彼が命をかけて
伝えようとするメッセージ
一緒に受け取りに行きませんか?

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