NMLで聴くレディオヘッド

ナクソスミュージックライブラリー(通称NML)は古今東西の定番曲、需要ゼロの隠れた名曲からカス曲まで、クラシックならなんでも扱うナクソスレーベルが運営する会員制ストリーミングサービス。ナクソス以外にもEMIやらシャンドスやら数え上げたらきりがないくらいのレーベルが参加していてとにかく膨大な量の音楽(主にクラシック)が聞き放題。今日はNMLで聴けるレディオヘッドの作品を聴いていこうと思います。レディオヘッドといえばイギリスを代表するロックバンドであり、リーダーの盆踊りパフォーマンスで日本でも有名ですが、メンバーの中にはクラシックに精通している人もいるそうです。ピラミッドソングという曲では非可逆リズムなんか使っちゃったりしてます。そんなレディオヘッドの曲がクラシックの人たちにも受けるのは当然、ばんばんクラシカル編曲版レディオヘッドが録音物として残されています。

http://ml.naxos.jp/work/4632659 (ウィアードフィッシュ) 

http://ml.naxos.jp/work/4632655 (ピラミッドソング)

まずはこの二つ。同じアルバムに入ってます。ウィアードフィッシュなんか個人的にレディオヘッド編曲モノでトップだと思ってるんですが、どうでしょうか。アルバム全体もカッコいい。シンプルイズベスト!

レディオヘッドの名曲たちを弦楽五重奏に編曲して演奏。こういうロックな曲やらイケイケな現代曲を演奏しちゃう弦楽アンサンブルをクラシック界では憎しみや妬みをこめて「クロノスのパクリ」と呼んでいます。覚えといてくださいね。それにしてもモーションピクチャーとかノーサプライズとかいやされる。ヴィデオテープもいい(まぁでもゆっくりな曲をストリングで演奏したら当たるのは当然ですが)。パラノイドアンドロイドの本体叩いてパーカッションみたいにしちゃう感じもクロノスのパクリ系では定番の技。ださカッコいい系。

http://ml.naxos.jp/album/INNOVA889 

ミクソマトーシス。トムヨークっぽい声のヴォーカルもはいってます(加工してあるけど)。後半のサックスが無駄にエモいのがポイント。

http://ml.naxos.jp/work/3339921 

ノーサプライズの合唱バージョン。はいはいきれいきれい。どうせならビートルズをグレゴリアンチャント風に演奏したスコラムジカみたいにぶっ飛んでほしかったなぁ。

http://ml.naxos.jp/work/2044731

たまに他の楽器も入ってますがメインは二台ピアノ。原曲よりもドラマチックになるのはクラシック編曲にありがちなこと。でもこれは近代とかゲソオソが好きなクラオタの心を刺激するような音が時々入ってていいアクセントに(使いまわしとるけど)。関係ないですがこのアルバムの何曲かにスティングがボーカルで入ってます。

http://ml.naxos.jp/work/1516323

コテコテの編曲ですねこれ。ファイナルファンタジーの曲をオーケストラアレンジしたCD聴いてるときの気分に近い。ほら、ライヴコンサートのやつで女声ヴォーカル入ってるエンディング曲聴いてるあの感じ。素敵だね。

http://ml.naxos.jp/album/5099972511657

普通のロックコンピだ!だまされた!

http://ml.naxos.jp/work/1478420

ピアノの特長をうまく活かした編曲。ペダルを使いすぎない&元の和声にちょびっと音を足す&音を少なくしてメリハリを利かせる=ジャスティス。第3パートの気だるい感じのときに無駄にちょこまか動いてるのがクラオタ的にはたまんないです。

http://ml.naxos.jp/album/INNOVA775

これ、最後のヌードよりも他の曲が気になるな・・・。特に日本ではあんまり知られてないシルヴェストロフはぺルト好きに超お勧め。マニアックな作品多くていい。あっ、レディオヘッドの曲も短いけど凝ってて良い感じですよ。

http://ml.naxos.jp/work/2858032

ピアノとヴォーカルのために編曲、、、ってこれよく考えたら原曲からピアノとヴォーカル以外抜いただけだ!でも全体的に見たらグラスからエイフェックスツインまでいろんなクラシカルアレンジが聴けるアルバムで楽しい。必聴はクラシック編曲界では珍しいスーサイドのゴーストライダー。熱量高!!シンセいかつ!!

nmlできけるレディオヘッド作品はこれで全部やと思います。別にオチとかまとめとか無いです。おわり。

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