エアプアフィカスを駆逐したLOL2大事件

世の中にはデマを流して悦に入ったり、小銭儲けを行おうとする輩がいる。もちろんアフィカスサイトであればエアプが確定しているので影響は低いが、中には廃プレイしていてもエアプな部分があるのに誇大妄想などで間違った発言を行い、それを又聞きで吹聴するものがいる。 
当時は中国共産党が世界各国に金をばらまき高名な学者などを権威付けに使って意味不明な持論を拡散させていた関係で、似たようなことをやっている輩が多かった。
今回はLOL界において、そうした空気に打撃を与えた2大事件を紹介する。

.TF彗星アッシュ
シーズン10辺りで韓国のプロがやっている、韓国サバで流行っていると吹聴されて流行った伝説のくそ雑魚ビルド。ユーミ実装直後に「こいつは絶対にプロシーンに出ない」と豪語した中国プロとともに、それまであったLOL中韓プロへの過剰な権威妄想を崩壊させた事で有名だ。
日本サバで一時期SUPカイサが流行っていたが、あれは配信者繋がりか、LOL界隈に疎い新規が「LOLではOTPがふざけたオフメタビルドをしたり、メインロール・メインチャンプ以外でトロールを行い、それを強いと吹聴する」風潮があることを知らなかったため極一部で流行っただけだが、当時は韓国のプロがお遊びビルドやピックをするたびにyoutubeなどを利用し拡散していたため、世界的に影響が出ていた。
この時期は同様にビルド幅が広いヴァルス・アッシュ・カイサ・エズがおもちゃになっており、トロール御用達でピック率が高いこれらチャンプの存在はプレイヤーにとってストレス要素だった。おそらくミシックアイテム実装意図としては、ソロQという意思疎通が足りないのに味方のADCという重要なキャラのビルドが予測不可能な状況を解決したかったのだろう。
その後、このビルド思想はSUPアッシュへ引き継がれ、SUPはダメージを求められていない関係でSUPアイテムナーフまで生存した。

・サングインブレード
これはシーズン10で登場したアイテムだ(正確にはシーズン9のプレシーズン)。
それまでは「プレイヤーに早く習熟させるため(riot公式)」新アイテム、ルーン、チャンプが強めに設定されていたことで適当に「これが強い!これがOP!」などと吹聴しても大抵は当たっていた。さらに新アイテムは何十戦かやらないと性能がわからないため、プレシーズン実装後はふざけたビルドなどが横行していたが、プロや配信者も例外ではなく、これも悪い方向で説得力に使われていた。曰く「〇〇が最近は▽▽を使っている」など。
そういった風潮があったためサングインブレードも実装直後から「強い」と吹聴する輩が湧いたが、実装1日目の時点で100%のプロ・配信者が「サングインは弱い」と発言していた(ずっと言っているが当時、強いと言っていた有名な高レ配信者やプロがいたら教えてくれ、マジで一人も見なかった)。その後2~3週間くらいは「(視聴者)サングインが強いらしいので積んでくれ」→「(配信者)いや、このアイテム弱い」というやり取りが嫌というほど繰り返され、気が付くとたまにトロール配信者が使う程度の使用率になっていた。
一方で匿名性のあるレディットでは「サングインブレード」が過剰に持ち上げられていた。こうして実名寄りと匿名で意見が割れ、RIOTの調整に注目が集まったが、RIOTは匿名の意見でナーフを行った。当時はBAN基準もコミュニティの意見で決めるとか言っていた時期なので、その流れだろう。
もちろん実装時点で大多数から弱いと認識されたアイテムがナーフされたら誰も積まない。その後、何度かバフがされたが二度と話題に上ることなくシーズン11にアイテムとして抹消された。
こうした経緯からか、この時期あたりから匿名の多数意見に従うのではなく、有名配信者などに特権を持たせようという流れができた(これも一長一短)。
現在もまれに歴史修正主義者が「実装当時のサングインは強かった」と言っているのを見かけるが、強調する ※当時、強いと言っていた有名な高レ配信者やプロがいたら教えてくれ、マジで一人も見なかった


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