開かれたランボーの詩
永遠を海に見るより
布団を被せる手に力を込めて
苦しそうな寝言
妖しい壁紙の色
この陶酔から醒めないよう
ゆっくりと目を閉じる

大鷲に連れ去られる詩を映画にして
抜け殻を焼却場へ運ぶ
階段を登っていくつま先が
鼻にかかる声につまづいても
いつかの寝室へ戻っていくよ

「walkin’ on the rainbow」
鼻白む一節に皮肉以外をあたえて

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