わがままで強情だけど
藍色の内視鏡に透けていくような
そんな心があった

何もしてなくても
どうしようもなくささくれ立って
針を飲み込んで暮らす日々でも
違う映画を隣で見るよりはいい

早いようでいて
それ以外のことなんて
無いって言い切れる強さがあるかな
間違ったことを苦虫を潰しながら
笑うことはしたくないから
いつでも手を振る準備をするよ

去ってしまえば
全ては手に入る前になる
輪郭すら覚えていなくても
半世紀はすぐそこに来てしまうから

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