小説ですわよ第2部ですわよ5-3
※↑の続きです。
「やってくれたわね。私の美しい屋敷を……」
綾子が怒りに声を震わせて立ち上がる。実際の被害は見るかぎり窓ガラスが割れたくらいだ。が、自宅を襲撃されたことが許せないのだろう。続いてイチコも、焼きそばヘッドにバランスを崩しそうになりながら立つ。
「先行者め、姐さんが胡散臭い占いグッズを売りつけて稼いだ金で建てた汚らわしい屋敷によくも傷をつけたな!」
「おだまり!」
怒っていたのは彼女らだけではない。Jリーグカレーを台無しにされたイエローが水着をちぎれそうな